庭師とめぐる、庭めぐり〜大徳寺塔頭・興臨院編〜

久しぶりの庭めぐりの記事です。

普通に庭園を周っていたら見逃してしまうような細やかな「をかし」ポイントを見つけ、その楽しみを皆さんにも伝えられたらと始まったこの企画。

今回の舞台は京都は臨済宗大徳寺派の総本山、大徳寺です。

今京都では「京の冬の旅」というイベント中で、普段非公開の寺社仏閣や庭園などが特別公開されています。

大徳寺では興臨院、芳春院、そして大徳寺本坊が特別公開されており、これは行くしかない!と思い立ち先日訪ねて参りました。

芳春院は10年ぶりの公開、大徳寺本坊に至っては19年ぶりの公開ということで胸躍っていましたが、なんと当日本坊は拝観休止しておりました・・・。丁度休みの日に行ってしまったみたいです。

芳春院は拝観はできたのですが、寺院内も庭園も全て撮影禁止ということでした。

寺院内には金閣寺・銀閣寺に並ぶ楼閣山水庭園があり、まさか大徳寺の中にこんな規模の庭園があったなんて!と驚きを隠せませんでした。庭好きならここは行くべきです。

というわけで、今回は興臨院を巡っていきたいと思います。

 大徳寺の豆知識

ひとつ誤解されがちなのですが、大徳寺は別にひとつの大徳寺という大きなお寺があるわけではありません。

まず最初に大徳寺というひとつの寺が開山され、そこで修業をつんだ僧たちが塔頭(たっちゅう)と呼ばれる師の墓を寺の側に建てる。

その墓を守るために弟子たちが小庵を立て・・・というのが繰り返され、後に塔頭(小庵)が寺院として独立し、今のようなお寺の集合体へと変わっていきました。

今大徳寺には20余りもの塔頭が存在します。

また大徳寺は一休さんで知られる一休宗純などの名僧を多く輩出していて、「村田珠光→武野紹鴎→千利休」の侘び茶の系譜を継ぐ3人を始めとする茶人も多く参禅していたことから、日本文化と深い関わりをもっています。

その証拠に大徳寺には全ての塔頭に茶室が設けられています。

 興臨院(こうりんいん)

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やってきました興臨院。

かなり格式高そうな門。調べてみると創建当時の遺構を残す重要文化財だそうです。

果たしてこの中にはどんな庭が待っているのでしょうか。

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お寺の門を潜るとこんな感じです。

まだ替えたばかりであろう青々とした真竹の手すりが気持ちの良いアプローチ。

入ってすぐ、早速おもしろいところを発見しました。

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手前のツバキを見てみると、なんだかとっても葉が長細いのです。

ふつうツバキといったらもっと丸い形をしていますよね。

恐らくこれは「百合椿」。ツバキの中でも最も細い葉の形をした種です。

他にもツバキには金魚の尾びれの形に似た「金魚葉」や、大きく凹む「盃葉」なんてものもあって、これらは変わり葉と呼ばれ親しまれています。

江戸時代の日本では園芸が盛んで、様々な変わった植物がつくられてきましたが、ツバキも例外ではなかったようですね。

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お寺に上がるとこんなお庭がありました。

常緑樹の葉っぱが透かされているせいもあってか、ごちゃごちゃしていない清々しい庭園でした。

手前の沢渡りの飛び石に使われている丸い石は石臼。これまでの記事で紹介したことがありますが、使わなくなった石臼を飛び石としてリサイクルしています。

こういったところに日本庭園のかわいさが垣間見えます。

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手水には綺麗なツバキとウメが飾ってありました。こういったおもてなしの心って本当にいいですね。さすが茶の湯と所縁が深い大徳寺です。

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方丈前庭。広い白砂に緑が映える枯山水

水を使わずして水を感じる。否定をもって肯定するという禅味を孕んだ日本の伝統美です。

白砂に描かれた砂紋は水面に広がる波紋を表しています。

こちらは昭和50年頃に復元された庭園だそうです。

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最も動きのある築山のところです。

平らに寝かせて据えてある石が多い中、正面奥に険しくそびえ立つ2石があります。

その裏にわざと根元が見えないようにマツと石橋が据えられていて、奥行き感を演出していました。

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茶室・涵虚亭(かんきょてい)に至る茶庭。露地です。

茶室の入口には貴人口と千利休が考案したにじり口が設けられています。

苔の中にポツポツと飛び石が据えられているのがなんともいえない味わいがありますね。

この飛び石もまた千利休が茶庭に取り入れたのが始まりとされます。

以上、興臨院の庭めぐりでした。

近いうちに同じく大徳寺塔頭の高桐院も見てきたので、記事にしたいと思います。

記事・・・飛田亮

 

☆新商品入荷☆白と紫のコントラストが美しい山野草「オオジロショウジョウバカマ」など

本日も新着商品がいくつか入荷しております。

今回入荷したのは

・原種チューリップ「ブロンズチャーム」

・原種チューリップ「ステラータ」

・八重ヒメシャガ

・白花ヒメシャガ

・オオジロショウジョウバカマ

・エゾマツ

・エゾウコギ

の計7点の草花たちです。

今回は原種チューリップ「ブロンズチャーム」とオオジロショウジョウバカマについて紹介していきます。

原種チューリップ「ブロンズチャーム」について

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  • 学名・・・Tulipa batalinii ‘Bronze charm’
  • 属名・・・ユリ科チューリップ属
  • 花色・・・黄色
  • 花期・・・4〜5月
  • タイプ・・・多年生宿根草

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今年のお花見はお早めに!知って得するウメ、サクラの豆知識!

皆さん、大変です。今年のウメ・サクラの開花が異常に速いです。

日本屈指の梅園の名所で知られる水戸の偕楽園では、例年ならこの時期10%の開花量に満たないはずが、すでに50%以上のウメが開花しています。

早咲きの河津桜の名所で知られる伊豆でも、咲き始めが昨年よりも一週間早く、すでに満開の桜が見ごろを迎えているようです。

ちょっとこれはぐずぐずしてはいられません。

皆さんが今年のお花見に乗り遅れず存分に楽しんで頂くために、お花見の豆知識やウメ・サクラのことなんかを紹介していきたいと思います。

 そもそもお花見ってなんだ?

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私たち日本人にとっては毎年恒例、当たり前の行事となっているお花見ですが、海外ではあまり見られない文化です。

そもそものお花見の起源は、奈良〜平安時代の貴族たちの行事に遡ります。

実は初めのころはサクラではなく、当時中国から伝来したばかりのウメを鑑賞していました。

満開のウメの下で歌を詠むのが流行り、次第にそれがサクラへと変わっていったそうです。

奈良時代につくられた万葉集ではウメを詠んだ句の方がサクラより多いのに対し、平安時代につくられた古今和歌集ではサクラの方が圧倒的に多くなったことにサクラへの変遷が見られます。

サクラは日本古来より神が宿る木として崇められ、儀式的な行事が行われていたという説もあり、より日本人の馴染みが深いものへと移っていったのかもしれません。

お花見の文化が今日まで連綿と受け継がれている背景には、四季のうつろいを大事にしたり自然を崇め敬う古来よりの日本人の心があるからなんです。

  ウメとサクラの違い

同じバラ科サクラ属の似ている様で大きく異なる2本の樹。

お花見に行った時ごっちゃにならないように簡単な見分け方を紹介します。

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ウメ

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サクラ

花の違いは、ウメの花びらは先が丸いのに対してサクラの花びらは先端が2つに割れているところがポイントです。

家紋などのシンボルでもここを注意して見ればウメかサクラか見分けることができますね!

また、花柄(かへい)と呼ばれる枝と花を繋ぐ茎の部分が、ウメはとても短く枝にくっついて咲いている様に見えますが、サクラは長くてぶら下がるように咲くのもポイントです。

なので風が吹くと、サクラの花はぶらぶらと大きく揺れます。

花以外にも葉っぱがウメの方が丸みを帯びていたり、サクラの幹には横じまの模様が入っていたりと一年中見分けることはできます。

庭木としては「サクラ切る馬鹿ウメ切らぬ馬鹿」というように、サクラは切り口が腐りやすく、樹勢が強く枝ぶりも大きく成長するため扱いが難しいです。

一方ウメは剪定に強く、色々な仕立て方が出来るため庭木として好まれます。

平安時代に書かれた日本最古の庭園書「作庭記」には、「庭には桜を植えるべし」とありますが、現代においてはちょっと難しいかもしれません。

 ソメイヨシノの秘密

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サクラといえばソメイヨシノ。というくらい今では誰もが知っている品種です。

しかしなぜここまで有名になりえたのか、そして今街に植わっているソメイヨシノたちの寿命が近づいているということはご存知でしたか?

そもそもソメイヨシノが生まれたのは江戸〜明治時代。現代の東京、駒込のあたりにあった染井村の植木職人たちがつくり出しました。

はじめ桜の名所で名高い奈良の吉野山に因んで「ヨシノザクラ」と命名しますが、吉野山に多く自生するヤマザクラと混同される恐れがあるため、染井村の名を取りソメイヨシノとなりました

ソメイヨシノは葉よりも先に花が開く、開花が早い、花が大きく派手、開花期が短いなどの特徴があります。

他の桜よりも一足早く咲き、葉の無い時期に咲く大きな花がよく目立ち、一斉に散る様も見事なため多くの人の心を掴んだのでしょう。

第二次世界大戦後には爆発的な勢いで街の至る所に植樹されていきました。

全国に植えられ、全ての木がほぼ同一の性質をもち一斉に開花するため今では「桜前線」を示す基準木としても知られています。

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ではなぜ全ての木が同一の性質をもっているのか。それは今植えられているソメイヨシノはほぼ全てクローンだからです

ソメイヨシノは自ら繁殖することが出来ず、人の手により一本の木から接ぎ木や挿し木によって増やされてきました。

また、病害虫に弱く短命という特徴もあり、植えられてから60年ほど経過すると樹勢が弱くなるという傾向にあるようです。

丁度今が節目の時期なので、全国のソメイヨシノが一斉に枯れてしまうのではないかと懸念され、街路樹の植え替えなどが行われています。

昨今では、ソメイヨシノの性質に近く病害虫にも強い「ジンダイアケボノ」という品種が注目され、もしかすると近い将来、桜といえばジンダイアケボノというのが当たり前になっているかもしれません。

ソメイヨシノが長生きできない理由のひとつには、お花見の客によって根が踏まれたり、幹や枝が傷つけられたりといったことや、バーベキューなどの煙も悪影響を及ぼしていると言われています。

古来より続くせっかくの素敵な日本文化なので、その本質を見誤わずに節度を守って自然に優しくできたらいいですね。

それでは皆さん、乗り遅れることないようお花見を楽しんでください!

人混みが好きでないという方は、ウメ・サクラの盆栽と共にひとり晩酌を仰ぐのもまた一興ですよ。

記事・・・飛田亮

 

庭園における日本文化が生んだ最高傑作のひとつ。竹垣の魅力について語る〜竹垣研修会を終えて〜

先日、奈良県の某所にてとある竹垣の研修会が開かれました。

2日間に渡って開催された研修会はなにもかもが刺激的で、竹垣の施工技術と知識はもとより講師の先生方の人柄や熱意になにより深く感銘を受けました。

すごい。楽しい。美しい。かっこいい。を何度も何度も反芻し続けた2日間。

私の庭師ライフにとってかけがえのないものとなりました。

今回はそんな素晴らしい体験の中で思ったこと、気づいたことを記事にして皆さんになにか伝えられたらいいなと思っております。

 竹垣とは

まず、竹垣の概要について軽く紹介していこうと思います。

垣根とは、空間と空間を隔てるもの。物理的に見れば境界ともいいますし、精神的な意味合いが含まれれば結界にもなります。

日本において空間のとらえ方が他国と比べ少し変わっていることは、以前の記事で書いた通りなので目を通して頂けると幸いです。

↓以前の記事↓

自然の草木、それも脆く簡単に乗り越えられそうなものが境界として人々に受け入れられてきたことは大変おもしろく、ここから日本人の独特な感性をうかがい知ることができます。

竹垣には大きく分けて2種類存在し、向こう側が透けて見える「透かし垣」と壁のように遮断する「遮蔽垣」があります。

四ツ目垣に代表される透かし垣は、空間を隔絶するのではなく仕切ることによって向こうとこちらの空間をより関連付け際立たせるような役目をもっています。

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学生時代につくらせて頂いた横浜・三渓園の四ツ目垣

遮蔽垣も完全に遮断するわけではなく、素材が天然の竹なので所々隙間が空いていたり、向こう側の音や気配が感じ取れるものが多いです。

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遮蔽垣の代表格・建仁寺垣

そんな軽やかでいて美しい、用と美を兼ね備えた竹垣ですが、今回の研修でつくる竹垣は今までの伝統を踏まえた上での新しい形のものでした。

 臥龍垣(がりゅうがき)と疾風垣(はやてがき)

今回の講習会でつくる竹垣は臥龍垣と疾風垣

どちらも講師の先生が編み出した創作竹垣です。

竹垣には通常柱を2本以上必要としますが、1本しか使わない竹垣がこの世に存在します。

それは京都の光悦寺が本歌とされる光悦寺垣。牛が臥せている様に見えることから臥牛垣(がぎゅうがき)とも呼ばれるものです。

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光悦寺垣

光悦寺垣の応用型に九頭竜垣(くずりゅうがき)というものもありますが、臥龍垣はそれをさらに応用していて、柱を1本も使わずに完成するところが特徴です。

縦にも横にも大きくうねり、立体感のある姿はまさに地に臥す龍のよう。

https://www.instagram.com/p/BBe9EcVRZ8e/

臥龍垣

写真ではわかりづらいですが奥にも手前にも大きくうねり、龍と共に轟く稲妻をイメージした乱れ組子と合わせて圧倒的な存在感があります。

この臥龍垣の美しさを損なわず、ショーガーデンなどの時に早く軽やかに仕上げられるようにしたものが疾風垣です。

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疾風垣

軽やかに宙を舞う風の動きをイメージしています。

どちらも竹を扱う高度な技術が必要で、先生の目にもとまらぬ竹さばきにはただ脱帽するばかりでした。

竹を自由自在に曲げるためにはmm単位で竹を細割りする必要があるのですが、これが本当に難しくまさに職人技といった感じです。

私は少し竹細工をかじっていたため先生の助けを借りながらもなんとか割ることができましたが、これは熟練の技があってこそだなと思いました。

つくり方は企業秘密ということで皆さんにお教えすることはできませんが、この新たな竹垣を作りだすまでの苦労と努力がとてつもない熱量を孕んでいることは想像に難くないと思います。

 研修会を終えて〜先生の人柄について〜

研修を始める前に座学の時間があったのですが、先生の70過ぎだとは思えない言動に面食らいました。

50年以上も庭師として経験を積み重ねてきて、今もなお新たな庭をつくりだすという気概に満ち溢れているのです。

「平成の庭」とはなにか?というお話しの中で、先生はそのテーマのひとつは「かわいい」だと仰りました。

このとき私は先生の話に無我夢中になりました。なぜなら私も幾度となく「かわいい」に着目していたからです。

70過ぎの男性。それも職人が大勢の前で「かわいい」と声を張る。

これってかなり勇気のいることだと思いますが、この人は本当にすごい人なんだと確信しました。

研修初日の夜、焼肉屋さんで懇親会が行われ、職人としても人としても学ぶべきことがあると思いお話しさせて頂くことに。

「雪の降り積もった日本庭園に、かわいいと感じるんです。」

という私なんかの若造の話しに「それいいじゃん!」と本気で考えてくださったり、竹垣の結びにひとつトンボをつくることでかわいさがでると、トンボの結びかたを教えて下さったりもしました。

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家でしっかり練習しています

実は疾風垣の研修を受けたのは今回で2回目で、去年の8月にもつくらせて頂いたことがあります。

先生に教わったのがきっかけで竹の魅力に目覚め、竹細工などに手を出すようになったのです。

2日目の帰り際、あれからここまでできるようになったと先生へのお礼も込めて即興で竹ひごを引いて花かごをつくってみることにしました。

あまりに急いでつくったためお世辞にもきれいとは言えない出来でしたが、「プレゼントしてくれ!」と言ってくださった時は本当に嬉しかったです。

臥龍垣や疾風垣などの素晴らしい作品は、先生の人柄があってこそ生み出されたものだと思いました。

以上、なんだか手紙のような内容になってしまいましたが、これにて終わります。

先生のように職人としての技術とチャレンジ精神、人としての器のでかさはどこまでも追い求めていきたいと思います。

記事・・・飛田亮

☆新商品入荷☆可憐な白花の野性味溢れる山野草「ヤマシャクヤク」など

本日も新着商品がいくつか入荷しております。

今回入荷したのは

・肥後スミレ

・紅花南山スミレ

・ラナンキュラス・ムレリー

・ヤマシャクヤク

・斑入り姫ツワブキ

・コシノコバイモ

の計6点の草花たちです。

この6種は全て春に花が咲く山野草ということで、いよいよ春の訪れを感じますね。

ちなみに来月のテーマは「春の訪れを楽しむ」ですので楽しみにしていてください。

どれも魅力的な草花なのでどれを紹介しようか迷いますが、今回は肥後スミレとヤマシャクヤクについて書いていきます。

 ヒゴスミレについて

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  • 学名・・・Viola chaerophylloides var. sieboldiana
  • 属名・・・スミレ科スミレ属
  • 花色・・・白
  • 花期・・・4〜5月
  • タイプ・・・多年生宿根草

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【簡単DIY】現場系男子の俺がおしゃれで可愛いリメ缶多肉寄植えを作ってみた件【ベランダガーデニング】

突然ですが皆さん、「リメ缶」というものをご存知でしょうか?

リメイク缶詰の略称で、普段は捨ててしまう空き缶をペイントするなどして、雑貨や日用品としてリメイクし楽しむというものです。

このリメ缶に多肉植物を植えて飾るのが巷で流行っていて、今回は私も挑戦してみることにしました。

とはいえおしゃれに可愛く作るには非常に女性的なセンスが問われるわけで、果たしてうまくいくか不安でありますが、これもセンスを養う修行だと思って作っていきます。

※刃物や火器を使用する場面もでてくるので、もしこの記事を参考に作られる方はくれぐれも注意して作業してください。

①缶の下準備

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今回用意したのはこちらの空き缶たち。

アルミ缶、スチール缶、トマト缶がございます。

アルミ缶は柔らかく簡単に変形させることが可能なため、バッグのような形にしてみます。

形も大きく変わった方が、リメイク感が出て面白いと思いますしね。

スチール缶、トマト缶はそのままの形で加工していきます。

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まずはヤスリがけを行います。

ヤスリの粗さは別にこだわらなくていいと思いますが、私は普通より少し粗めのものを使用しました。

ヤスリがけをする理由は2つ。ツルツルの缶の表面をザラザラにすることで、ペイントする際の絵の具ののりを良くするため。

そして缶に印字されてる文字やラベルを消すことで、上に絵の具を塗った際透けて見えないようにするためです。

後に何度も重ね塗りをするので心配ないとは思いますが、目立つラベルはある程度消しておきましょう。

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缶切りで上部のフタを切っていきます。

完全に切り取ってしまうのもいいですが、2cm程切らないで残してフタ付きのものを作るのもおもしろいかと思います。プルタブも取る取らないはご自由に。

くれぐれも切った缶の端で手を切らないよう、手袋をして作業しましょう。

スチール缶、トマト缶の加工は、あとは底部にキリなどで水抜け穴を作れば終了です。

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アルミ缶でバッグ型のリメ缶を作る場合は、缶の底部をカッターナイフで切り取ります。

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切ったら、切れ端が合わさるように缶を軽く押し潰し、ペンチで2〜3回折りたたみます。

折ったら両端の角を数ミリ斜めにカットして、水抜け穴を作ってあげましょう。

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バッグ型は持ち手が必要となるため、紐なりワイヤーなりを通す穴も開けておきます。

手芸道具のハトメペンチを使うと、いい感じに仕上がります。

②缶のペイント・装飾

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使う絵の具はアクリル絵の具がおすすめです。

乾くのが早く耐水性もあり、安価で手に入れることができます。

一回塗っただけではまだ下のラベルが透けて見えた状態なので、乾いてから重ね塗りを2〜3回繰り返しましょう。

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後はもう自分の満足いくように可愛くデコっちゃってください!

スポンジに絵の具を付け、軽くポンポンすることでスプレーを吹きつけたような感じになります。

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シールやラベルを貼り付けるのもいいですね。

今回はアンティーク感のあるラベルを用意してみました。

ネットを探すと無料で使っていいよという気前のいいHPがいくつもあるので、お言葉に甘えて使わせて頂きましょう。

ちなみに手前のGardenPorterのラベルは自作してみました。(笑)

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プリントしたラベルをそのまま張りつけてもいいのですが、くしゃくしゃにしたりコーヒーに付けたり焼いたりすると味がでてきます。

この切手はお線香でじわじわと焼いてみました。

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貼り方はボンドを塗って貼るだけでOKです。

少しお湯を含ませた筆でボンドを塗り広げてやると綺麗に貼れると思います。

あとはニスと持ち手をつければ完成です。

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ニスは屋外エクステリア用のものを使いました。

何回か重ね塗りすることで完全防水の効果を発揮するそうです。

別に外に置かない方や植物を植えない方は必要ないかもしれません。

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持ち手はワイヤーとコルクを使用して作りました。

コルクは知り合いのバーに頼んで譲っていただきました。

これでリメ缶は完成です!次は早速多肉を植えていこうと思います。

③多肉の植えつけ

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まずリメ缶にある程度土を入れて、形や色、全体のバランスなどを考えて仮置きします。

しっくりきたら少し土を入れて割りばしなどで突き固めます。

ぐらぐらしなくなれば完成です。

https://www.instagram.com/p/BBt4AEiRZxD/

助手のTさんに見せたところ、かわいい!と言ってもらえたので、恐らくうまくできたのでしょう。

私としてはもっとごちゃごちゃしたサイケな感じだったり、トゲとかが飛び出してるパンクな感じも作りたかったのですがなんとか堪えました。(笑)

今回紹介した意外にもリメ缶にはいろんな加工方法があるので、これを機に今後も作ってみようと思います。

以上、リメ缶の作り方でした。

記事・・・飛田亮

 

ロック好きが選ぶ、ガーデニング気分を盛り上げてくれる曲10選!

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The BEATLES

今週は火曜日、木曜日と超絶真面目な記事が続いたので、今回は少し羽目を外した内容となっております。

あくまでも私の経験談ですが、ガーデニング好きには音楽の趣味をもつ方が多々いるように思われます。

というかガーデニング好きは多趣味な方が多く、様々なものに手を出す中で音楽を鑑賞するなり演奏するなりされている方を多く見てきました。

かくいう私も音楽は大好きで、旅に出る際は必ずギターと一緒でした。

ある時ふと思ったのですが、音楽好きにはいつも決まったなにかをしているときはこの曲!みたいなのがあると思うのですが、ガーデニングしているときって皆さんはどんな曲を聴いていますか?

定番どころだと優雅で落ち着いた感じのクラシックとか、内容的には「チューリップ」などの童謡もありっちゃありです。(笑)

有名なJ-popだとSMAPの「世界に一つだけの花」とか一青窈の「ハナミズキ」とかもガーデニングにはピッタリかもしれません。

しかし今回は私の独断と偏見でロックソングを中心に、ガーデニングを盛り上げてくれそうな曲を紹介していきたいと思います。

いや、自分の好きな曲聞くからいいし!そもそもガーデニング中曲聞かないし!というのが本音だと思いますが、へーこんな曲もあるんだー。ぐらいに思っていただけたら幸いです。

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☆新商品入荷☆繊細な草姿と純白の花が目を惹く山野草「オサバグサ」など

本日も新着商品がいくつか入荷しております。

今回入荷したのは

・鶏尾アヤメ

・クレマチス・ペトリエ

・姫セキショウ

・群青セキショウ

・朧月セキショウ

・オサバグサ

・大花エンレイソウ

の計7点の草花たちです。

昨今はセキショウの人気が凄くて、今はどこのお店も品薄状態なのだそうです。

どうやら中国でセキショウは縁起ものとして知られていて、いわゆる「爆買い」により日本のセキショウがどんどん買われていっているようです。

当店もしばらく売り切れていましたが、今回新たな種のセキショウが入ってきたので気になる方は今のうちに購入することをおすすめします。

さて、今回の商品紹介は鶏尾アヤメとオサバグサについて書いていきます。

 ケイビアヤメについて

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  • 学名・・・Iris suaveolens
  • 属名・・・アヤメ科アヤメ属
  • 別名・・・イリス・スアベオレンス
  • 花色・・・赤紫
  • 花期・・・3〜5月
  • タイプ・・・多年生宿根草

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春花壇の準備はできてますか?土壌改良のための3つのステップ【ガーデニング初心者必見】

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ウメの花がちらほら咲き始めている今日この頃。

もうすぐそこまで春はやってきているはずなのですが、まだ寒さが抜けません。

町中で小さな萌芽を目にする度嬉しくなりますが、春の訪れを両手いっぱいで祝福するにはまだ少し早いようですね。

さて、こんな時期にこそやっておかなければならない庭仕事があります。

それはこれから一年を通して、お庭の中で、花壇の中で草木が元気に育ち綺麗な花々を咲かせるためにはとても大事なこと。

春に咲き誇る花々を迎え、夏冬の暑さと寒さに耐えるためにも、植物の基盤である土をより良い環境にしてあげる必要があります。

土仕事は汚れるし、体力を使うし、なによりこの時期は寒くてちょっと辛いかもしれません。

でもここでひと頑張りすることで、きっとこの一年間素晴らしいガーデニングライフを過ごせることと思います。

そしてなにより自分で耕した花壇の中で元気に育っている草花を見るたび、その感動はひとえに言い表せないものとなるでしょう。

さて、それではいよいよ土壌改良のポイントを紹介していきます。

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2月15日、百万遍さんの手づくり市に出店します!

2月15日、再来週の月曜日に京都市内の百万遍にて開催される手づくり市にGardenPorterが出店いたします。

場所は京都大学の近く、知恩寺の境内です。

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こちらが境内のマップとなっておりますが、2のF〜Gあたりのエリアに陣取るつもりです。

朝の8時から夕方4時までやっておりますので、お時間があればぜひ覗きに来てください。

詳細は百万遍さんの手づくり市のHPをどうぞ↓

手づくり市.com|百万遍さんの手づくり市

今回で3回目の出店となりますが、よりたくさんの人にGardenPorterを知ってもらえるようはりきっていきたいと思います。

さて、それでは今回出品する商品をちょっとだけ紹介していきます。

・山野草の苔玉

・手づくり竹かごの和風寄植え

・冬のお花のバスケット寄植え

・多肉のリメ缶寄植え←New

を主に予定しております。

多肉のリメ缶寄植えは今回始めての出品となりますが、皆さんはリメ缶をご存知でしょうか?

リメイク缶詰の略称で、普段捨ててしまう空き缶をリメイクして、日用品や雑貨として再利用するというものです。

そのリメ缶に多肉植物を植えて楽しむのが巷で流行っているようで、GardenPorterもその流れにちょっとだけ乗ってみました。

限りなく女子力が必要とされる作品のため、助手のTさんにまかせるはずが急がしそうだったので、なんと私が作ることになりまして今慌てふためいております。

まだ未完成ですが、途中経過を少しお見せします。

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あとはこの缶に持ち手をつければ大体完成なのですが、持ち手にワイン栓でおなじみのコルクを使うと良い感じになるのですが、どうやってコルクを仕入れようかただいま模索中であります。

このリメ缶の作り方も近日記事にして載せようと思いますので、もし興味があるかたは楽しみにしていてください。

以上、今回は手づくり市の報告までとさせていただきます。

当日は魅力的なお店がたくさん立ち並び、お客さんもたくさんご来場され会場は祭りのような雰囲気になると思います。

見ているだけでも楽しいと思うので、ぜひお越しくださいませ。お待ちしております。

記事・・・飛田亮