庭園によく使われる人気の苔8選

最近あまり苔についての記事を書いていなかったので、しばらくは苔記事を多く書くかもしれません。

今回はまず手始めに、お庭によく使われる苔の種類を紹介してみました。

きっと見たことのある苔ばかりだとは思いますが、参考にしてみてください。

ハイゴケ

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  • 学名・・・Hypnum plumaeforme Wilson
  • 属名・・・ハイゴケ科ハイゴケ属
  • 用途・・.・苔玉、庭園材、テラリウム

這う様に成長する苔で、苔玉としてよく使われています。

日本各地に自生しているため入手が容易で、庭園のグラウンドカバーとしても人気の苔です。

乾燥してもボリュームがある為扱いやすく、展示用のテラリウムなどにも使われます。

アラハシラガゴケ

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  • 学名・・・Leucobryum bowringii Mitt.
  • 属名・・・シラガゴケ科シラガゴケ属
  • 用途・・.・苔玉、庭園材、盆栽、テラリウム

ホソバオキナゴケと共に「ヤマゴケ」という名で流通している苔です。

盆栽用の苔としてホソバオキナゴケが今まで主流でしたが、減少に伴い今ではアラハシラガゴケが使われるようになりました。

半球状の塊で群生する姿が可愛らしいです。

ホソバオキナゴケ

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  • 学名・・・Leucobryum neilgherrense
  • 属名・・・シラガゴケ科シラガゴケ属
  • 用途・・.・苔玉、庭園材、盆栽、テラリウム

葉先の長さがまばらなアラハシラガゴケに対し、ホソバオキナゴケは葉先が短く揃い、まとまった印象があります。

乾燥すると葉先が白く、湿っていると濃緑色に葉が変色するのが特徴です。

半球状に成長することからマンジュウゴケとも呼ばれることがあります。

スギゴケ

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  • 学名・・・Polytrichum juniperinum
  • 属名・・・スギゴケ科スギゴケ属
  • 用途・・.・庭園材、テラリウム

スギに似た大型の苔で、大きいものだと20cm程に成長します。

庭園によく使われていますが、乾燥に弱いため管理が難しいです。

ウマスギゴケとオオスギゴケが、スギゴケという名で流通しています。

ギンゴケ

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  • 学名・・・Bryum argenteum Hedw
  • 属名・・・ハリガネゴケ科ハリガネゴケ属
  • 用途・・.・庭園材、盆栽、テラリウム

乾燥に強く、都会のアスファルトやブロック塀にも普通に自生する丈夫な苔です。

葉先が白味がかり、日光を反射すると銀色に見えることが名前の由来です。

世界中どこにでも生え、南極にも確認されているというので驚きです。

カモジゴケ

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  • 学名・・・Dicranum scoparium Heads
  • 属名・・・シッポゴケ科シッポゴケ属
  • 用途・・.・庭園材、盆栽、テラリウム

近年までシッポゴケとして扱われてきた苔です。

育てやすく、動物の尻尾のようにふさふさとした感じが特徴的です。

今はシッポゴケとは別の種として扱われています。

スナゴケ

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  • 学名・・・Racomitrium japonicum
  • 属名・・・ギボウシゴケ科シモフリゴケ属
  • 用途・・.・庭園材、盆栽、テラリウム

黄緑色の明るい緑を楽しめる苔です。

苔の中では珍しく日当たりを好む性質があります。

よく見ると星のような形をしていて、日光を浴びて輝いてる様はキラキラしていて美しいです。

ミズゴケ

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  • 学名・・・Sphagnum
  • 属名・・・ミズゴケ科ミズゴケ属
  • 用途・・.・庭園材、テラリウム

そのまま植栽するというよりかは、園芸用土、保水材としてお目にかかることが多い苔です。

細胞内に多量の水分を蓄えることが出来るので、乾燥させてプレスしたものがよく売られています。

水の滴る岩上などに自生し、テラリウムなどに使うとよく映えます。

以上、庭でよく見かける苔たちを紹介してきました。

わりと身近に存在する苔たちなので、きっと覚えやすいと思います。

次回はちょっと変わった姿の苔を中心に紹介していこうと思っています。

記事・・・飛田亮

バレンタインデーに送りたい!ハート型の植物7選♡

 

皆さん、もうすぐバレンタインデーです。

すっかり日本では「女性が男性にチョコをプレゼントする日」となってしまいましたが、起源元とされる西欧では単純にカップルの祝祭日とされています。

チョコやお菓子、女性から男性へなどという縛りはなく、お互いに好きなものをプレゼントする。そんな感じだそうです。

というわけで植物好きの皆さんでしたら、大切な人に植物をプレゼントするのもいいと思います。

それもバレンタインに因んだハート形の可愛らしい植物でしたらきっと喜ばれるでしょう。

そこで今回は可愛らしいハートの形をした植物たちを一挙に紹介していきます。

ホヤ カーリー

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  • 学名・・・Hoya kerrii
  • 属名・・・ガガイモ科サクララン属
  • 別名・・・シャムサクララン、ラブハート、ハートホヤ
  • 花期・・・7〜8月
  • 花色・・・乳白色
  • タイプ・・.・観葉植物

タイ、ラオス原産のつる性植物です。

葉がハート形の多肉質になっており、バレンタインの時期になると葉が一枚葉差しされた状態のものが出回ります。

葉差しのものは1〜2年で枯れてしまいますが、稀に根から新たな茎が出てくるようです。

ポトス

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  • 学名・・・Epipremnum aureum
  • 属名・・・サトイモ科ハブカズラ属
  • 別名・・・オウゴンカズラ
  • タイプ・・.・観葉植物

観葉植物として定番の人気を誇る植物です。

ハート型の葉が可愛らしく、ツルを伸ばして成長していきます。

育て方も難しくなく、初心者にもおすすめなのであまり植物を育てたことがない人にも気軽にプレゼントできます。

白い斑入り種などのバリエーションも多いです。

ハリツルマサキ

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出典:https://www.agsfan.com/flower/hearttreeknow/knowledge

  • 学名・・・Maytenus diversifolia
  • 属名・・・ニシキギ科ハリツルマサキ属
  • 別名・・・ハートツリー
  • 花期・・・6〜7月
  • 花色・・白色
  • タイプ・・.・半つる性低木

可愛らしいハート型の実がなる植物です。

初夏に白い小さな花を咲かし、花後から1月くらいまでハート形の赤い実をつけます。

バレンタインの時期には実がないかもしれませんが、夏にハートの実が成るという時差的な恋愛表現ができるのも植物の魅力ですね。

モンステラ

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  • 学名・・・Monstera
  • 属名・・・サトイモ科ホウライショウ属
  • 別名・・・ホウライショウ
  • タイプ・・.・観葉植物

大きなハート形の葉に、深い切れ込みが入るのが特徴的な人気のある観葉植物です。

葉のかたちがデザインとして様々なものに使われているので、植物をあまり良く知らない人でも喜んでくれそうです。

熱帯アメリカに自生し、自生地では他の木に絡まって成長します。

ハートカズラ

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  • 学名・・・Ceropegia woodii
  • 属名・・・ガガイモ科セロペギア属
  • 別名・・・ラブチェーン
  • 花期・・・6〜8月
  • 花色・・・淡いピンク色
  • タイプ・・.・つる性多年草

小さなハート形をした多肉質の葉が連なる可愛らしいつる性植物です。

暗緑色の葉には白やピンクの斑模様が入り、ハンギングにして下垂させるとオシャレです。

バレンタインの時期になるとハート形のオブジェに絡ませたものが流通します。

コノフィツム

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  • 学名・・・Conophytum
  • 属名・・・ハマミズナ科コノフィツム属
  • 花期・・・9〜1月(種類による)
  • 花色・・・白、赤、ピンク、オレンジ、黄、紫、複色
  • タイプ・・.・多肉植物

南アフリカ原産の多肉植物で、横から眺めるとハート形をしています。

真ん中に割れ目があり、きれいな緑色とプニプニとした感触が気持ちいいです。

割れ目から鮮やかな花を咲かせたり、脱皮して成長する個性派です。

フィカス・ウンベラータ

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出典:http://gron.jp/?p=537

  • 学名・・・Ficus umbellata
  • 属名・・・クワ科フィカス属
  • タイプ・・.・観葉植物

大きなハート形の葉っぱが特徴の観葉植物です。

柔らかな雰囲気があり、部屋に飾れば癒し効果抜群です。

ゴムの木の仲間で、枝を切ると出てくる白い樹液を触るとかぶれてしまう可能性があるので気を付けましょう。

花言葉は「夫婦愛」だそうです。

以上、ハート形の植物を紹介してきました。

どれも可愛らしい草花たちでしたね。

ぜひバレンタインデーのプレゼントの参考にしてみてください。

記事・・・飛田亮

 

☆新商品入荷☆雪を解かして咲く、禅僧のような姿の山野草「ザゼンソウ」など

本来なら木曜日に入荷する予定でしたが、一日遅れで本日新着商品がいくつか入荷しております。

今回入荷したのは

・ダイオウショウ

・ザゼンソウ

・オオミヤブコウジ

の3点の草花たちです。

今回はヤクシマハイヒカゲとシロバナホザキマンサクついて紹介していきます。

ザゼンソウについて

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  • 学名・・・Symplocarpus foetidus
  • 属名・・・サトイモ科ザゼンソウ属
  • 花期・・・3〜4月
  • 花色・・・赤紫色
  • タイプ・・.・宿根多年草

 特徴

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ザゼンソウというインパクトある名前に負けない、とてもユニークな山野草です。

まず面白いのが、自ら発熱し、周囲の雪を解かすというところ。

早春に出てくる肉穂花序が25℃程に発熱し、地上を覆った雪を解かして開花します。

花は赤い花弁の中に白く丸い肉穂花序があり、一見禅宗の祖であるダルマのように見えます。

また、季節柄まだ少ない虫たちをおびき寄せるために悪臭を放ち、英名ではスカンクキャベツと呼ばれています。

臭いはちょっと気になるかもしれませんが、とても魅力的な山野草です。

 原産地

北アメリカ東部と北東アジアに自生しています。

湿度と寒さを好むため、寒冷地や高山の湿地帯に好んで生育します。

暖かい場所には自生せず、日本の南限は滋賀県の高島市です。

 育て方

冷涼な地域でないと育てられない可能性が高いです。

日当たりは風通しの良い明るい半日陰を好み、強い直射日光は苦手です。

乾燥を嫌うため、鉢植えの場合はひと回り大きい鉢か受け皿に水を貯め腰水をし、庭植えの場合は池の近くなど湿った場所がいいです。

用土は水はけのいいものを好み、赤玉土や桐生砂を混ぜたものがいいでしょう。

害虫や病気の心配はありませんが、野ネズミが種子を食べてしまう可能性があるため、種で増やしたい場合は注意しましょう。


ダイオウショウについて

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  • 学名・・・Pinus palustris
  • 属名・・・マツ科マツ属
  • タイプ・・.・常緑高木

 特徴

マツの王様、大王松です。

どこに王者の風格があるかといえば、それは葉の長さ。

マツの仲間の中では最長で、長いものだと40cm以上にもなります。

アカマツやクロマツは葉が二本一組ですが、本種は三本一組となっています。

長い葉が風にたなびく様が美しいです。

地植えにすると日本では樹高6m〜8m程度に成長しますが、自生地の北アメリカだと50mまで達する高木です。

マツボックリも巨大で、大きいものは20cm以上に成長します。リースに使えそうですね。

放任の自然樹形が美しいため、庭植えする場合は場所を取るのでかなり庭が広くない限りおすすめできません。

鉢植えや盆栽、生け花の花材として使うのもおすすめです。

 原産地

北アメリカ東南部原産のマツの仲間です。

 育て方

強健な性質なので手間はかかりません。

日当たりの良い場所を好み、表土が乾いたらたっぷりと水やりします。

肥料は年に一回、2月頃に寒肥として幹の周囲に少し離して与えます。

以上、本日入荷した山野草の中から2点を紹介いたしました。

記事・・・飛田亮

 

インテリアとしても楽しめる。おすすめエアプランツ10選

今回紹介するのは室内でも楽しめる不思議な植物。エアプランツです。

エアープランツとはその名の通り、空気中の水分を根や葉から吸収し成長する植物です。

直射日光にはあまり強くないため室内でインテリアとして飾られることが多く、並べて飾ったり、上から吊るしたりと楽しみ方は様々です。

ガーデニングは土汚れが気になるという方でも、土のいらないエアプランツならきっと楽しめるのではないでしょうか。

最近では100円ショップでも小さなエアプランツが売られているのをよく目にします。

今回はそんなエアプランツたちにはいったいどんな種類があるのかを紹介していきます。

チランジア・テクトラム

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  • 学名・・・Tillandsia tectorum
  • 属名・・・ブロメリア科ティランジア属
  • タイプ・・.・銀葉種

白くふわふわした姿が可愛らしいエアプランツです。

このふわふわの正体は「トリコーム」と呼ばれる水分を吸収する器官です。

テクトラムはトリコームが他のエアープランツよりも長いため、白くふわふわに見えます。

チランジア・コットンキャンディー

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  • 学名・・・Tillandsia cv Cotton Candy
  • 属名・・・ブロメリア科ティランジア属
  • タイプ・・.・銀葉種

交配種の銀葉系エアプランツです。

白い葉と、ピンク色の花が美しい人気の品種です。

丈夫で育てやすいため初心者にもおすすめです。

チランジア・ドゥラティ

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  • 学名・・・Tillandsia duratii
  • 属名・・・ブロメリア科ティランジア属
  • タイプ・・.・銀葉種

最大で高さ80cm、直径50cmほどの大型に成長する野趣あふれるエアプランツです。

葉先がくるっとカールしているのが特徴で、自生地では他の木に巻き付いて成長します。

インテリアグリーンのアクセントとして活躍します。

チランジア・ウスネオイデス

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  • 学名・・・Tillandsia usneoides
  • 属名・・・ブロメリア科ティランジア属
  • タイプ・・.・銀葉種

「サルオガセモドキ」、「スパニッシュモス」と呼ばれる人気の高いエアプランツです。

長さは30〜50cmで、よく天井から下垂させて飾られているのを目にします。

ねじれて螺旋を描く葉を何本か束ねることでお洒落に見えます。

チランジア・キセログラフィカ

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  • 学名・・・Tillandsia xerographica
  • 属名・・・ブロメリア科ティランジア属
  • タイプ・・.・銀葉種

直径40cmほどになる巨大なエアプランツで、エアプランツの王様と呼称されることもあります。

葉が厚く太いため重厚感があり、インテリアグリーンとしても圧倒的な存在感を放ちます。

チランジア・カピタータ

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  • 学名・・・Tillandsia capitata
  • 属名・・・ブロメリア科ティランジア属
  • タイプ・・.・緑葉種

最大で直径40cmほどに成長する種です。

エアプランツの中では珍しく、緑の葉は赤みを帯びることがあります。

チランジア・ヒルダエ

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  • 学名・・・Tillandsia hildae
  • 属名・・・ブロメリア科ティランジア属
  • タイプ・・.・銀葉種

大型に成長する種で、白のボーダー模様が美しいエアプランツです。

非常に希少な種の為、高価で入手困難です。

チランジア・フレクスオーサ・ヴィヴィパラ

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  • 学名・・・Tillandsia flexuosa “vivipara fom”
  • 属名・・・ブロメリア科ティランジア属
  • タイプ・・.・銀葉種

通常のエアプランツは親株の根元などから子株が増えていきますが、本種をはじめ「ヴィヴィパラ種」とよばれる種は、花茎から子株が増えていくという特徴があります。

連なって伸びていくため、面白い形を楽しめます。

チランジア・ブッツィー

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  • 学名・・・Tillandsia butzii
  • 属名・・・ブロメリア科ティランジア属
  • タイプ・・.・緑葉種

茎の部分に黒い斑点模様が入るエアプランツです。

かたちは壺型をしており、手に入りやすい人気の種です。

チランジア・ブルボーサ

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  • 学名・・・Tillandsia bulbosa
  • 属名・・・ブロメリア科ティランジア属
  • タイプ・・.・緑葉種

壺形の、球根の様な見た目をしているエアプランツです。

葉は茎からうねるように生えるのが特徴です。

以上、おすすめのエアプランツを紹介してきました。

不思議で奥深いエアプランツを皆さんも育ててみてはいかがでしょうか。

記事・・・飛田亮

植物の歴史はここから始まった。絶滅した遥か昔の植物たち8選

いつも園芸についてとやかく書いていますが、今回はかなりスケールがでかいです。

舞台は古生代。

地球が生まれ、海がつくられ、およそ5億年前のカンブリア紀には海中に生物が爆発的に増えました。

そしてシルル紀には海中の植物が地上に上陸し、ここから植物たちの歴史が始まっていきます。

そんな古生代に生息していた植物たちを、今回は紹介していきます。

当然ながらすでに絶滅してしまっているわけですが、一体どんな植物がいたのか気になりませんか?

クックソニア

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出典:https://cs.wikipedia.org/wiki/Cooksonia

  • 学名・・・Cooksonia
  • 属名・・・クックソニア属
  • 生息時代・・・シルル紀〜デボン紀
  • タイプ・・.・リニア状植物

今現在、陸上植物の中では世界最古といわれている植物です。

高さは5cm程とかなり小さく、河口近くの湿地などに生育していました。

枝には葉が無くY字状に分岐し、茎の先端に胞子嚢があります。

胞子で増えますが維管束がないため、シダ植物には分類されずリニア状植物とされています。

アーケオプテリス

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出典:http://www.miguasha.ca/mig-en/archaeopteris.php

  • 学名・・・Archaeopteris
  • 属名・・・アルカエオプテリス科アルカエオプテリス属
  • 生息時代・・・デボン紀〜石灰紀
  • タイプ・・.・シダ植物

世界最古の木といわれ、直径1.5m、高さ10mほどの木性シダです。

乾燥には強くなく、湿地に生えていたとされています。

化石は北アメリカ、ノルウェーから発見されています。

アーケオプテリスはラテン語で「古代の羽」を意味します。

フウインボク

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出典:https://en.wikipedia.org/wiki/Sigillaria

  • 学名・・・Sigillaria
  • 属名・・・シギラリア科シギラリア属
  • 生息時代・・・石灰紀
  • タイプ・・.・シダ植物

高さ20〜30m程もある巨大な木性シダ植物です。

幹から葉が落葉すると、そこに六角形のくぼみができ、それが文書などを綴じる封印に似ているため、フウインボクと名付けられました。

フウインボクをはじめ石灰紀の植物たちの地層は、石炭がよく採れ現代で採取されています。

リンボク

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出典:https://www.geocaching.com/geocache/GC4H99R_lepidodendron-scale-tree?guid=5a8867e2-4d38-4384-8bc5-eb683c658871

  • 学名・・・Lepidodendron
  • 属名・・・リンボク科リンボク属
  • 生息時代・・・石灰紀
  • タイプ・・.・シダ植物

大きいものだと樹高40m、直径2m程になる巨大な木性シダ植物ですが、分類上はミズニラ類と類縁の草本に近い性質を持つ植物です。

沼地に生え、幹は緑色をしていたとされています。

幹の先端近くで枝が二股に分かれるというおもしろい特性を持ち、そのため1ヘクタール当たりに1000〜2000本も密生していました。

ロボク

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出典:http://lenta-vremeni.ru/creature.php?id=350

  • 学名・・・Calamites
  • 属名・・・リンボク科リンボク属
  • 生息時代・・・石灰紀
  • タイプ・・.・シダ植物

トクサの仲間ですが、その大きさは10m以上とかなり巨大だったとされています。

竹のように中空で節があり、節から葉や茎が輪生します。

今でも南米には8mほどに成長するメキシコジャイアントトクサが自生しているようです。

いつか竹代わりにトクサを使って垣根を作ってみたいですね。

コルダイテス

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出典:http://www.geology2.pitt.edu/GeoSites/fossils.htm

  • 学名・・・Cordaites
  • 属名・・・コルダイテス科コルダイテス属
  • 生息時代・・・石灰紀〜ペルム紀
  • タイプ・・・.裸子植物

10〜30m程の高さになる高木です。

葉には平行脈があり、針葉樹類の祖先とされています。

グロッソプテリス

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出典:http://publish.illinois.edu/alfredwegener/evidence/

  • 学名・・・Glossopteris
  • 属名・・・グロッソプテリス科グロッソプテリス属
  • 生息時代・・・ペルム紀
  • タイプ・・・.裸子植物

舌の様な形をした大きな葉が特徴の裸子植物です。

葉と向き合う様に繁殖器官がついています。

南アメリカ、アフリカ、インド、南極、オーストラリアで化石が発見されていることから、かつてゴンドワナ大陸という一つの大陸だったことを裏付ける証拠の一つです。

カセキイチョウ

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出典:https://museumvictoria.com.au/melbournemuseum/discoverycentre/600-million-years/timeline/cretaceous/black-coal/

  • 学名・・・Ginkgoites
  • 属名・・・イチョウ科ギンゴイテス属
  • 生息時代・・・石灰紀〜白亜紀
  • タイプ・・・.裸子植物

今おもに街路樹として植えられているイチョウは、古代の姿が色濃く残っているため生きた化石といわれています。

その現存のイチョウの祖先がカセキイチョウです。

イチョウの葉は扇形をしていますが、カセキイチョウは帯状、へら状の葉をしているのが特徴です。

以上、今は絶滅した古生代の植物たちを紹介してきました。

いやぁこんな植物たちから始まっていたんですね。実に興味深い。

そして悠久の時に思いを巡らすのもたまにはいいものですね。

自分の悩みが豆粒のように感じられて、なんだか踏ん切りがつきます。

もし興味がおありなら、皆さんも遥か昔の植物について調べてみてくださいね。

記事・・・飛田亮

☆新商品入荷☆屋久島産のシャクナゲのようなツツジ「屋久島ハイヒカゲ」など

本日も新着商品がいくつか入荷しております。

今回入荷したのは

・ヤクシマハイヒカゲ

・シロバナホザキマンサク

・フイリショウジョウバカマ

の3点の草花たちです。

今回はヤクシマハイヒカゲとシロバナホザキマンサクついて紹介していきます。

ヤクシマハイヒカゲについて

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  • 属名・・・ツツジ科ツツジ属
  • 花期・・・4〜5月
  • 花色・・・クリーム色
  • タイプ・・.・多年生宿根草

 特徴

屋久島に自生する、ヒカゲツツジの仲間です。

ヒカゲツツジは小型のシャクナゲの様な形をしているのが特徴です。

春になると淡い黄色、ないしはクリーム色の可愛らしい花を咲かせます。

葉は少し肉厚で、先のとがった卵形をしています。

這う様に成長するため、背丈はそれほど大きく成長しません。

鉢植えや盆栽としても楽しむことができるので、おすすめです。

 原産地

鹿児島県の屋久島原産の常緑小低木です。

葉に斑模様が入る品種なども存在します。

山地の沢沿いに好んで生息することから「サワテラシ」とも呼ばれています。

 育て方

日陰でも生育することは可能ですが、完全な日陰だと生育不良を起こしてしまいます。

普段は午前中は日の当たるような半日陰で管理し、夏季は涼しい日陰の環境で育ててあげましょう。

初夏の花後に剪定してあげると、翌年の花つきがよくなります。

用土は鹿沼土など、水はけの良いもの好みます。

多少湿度を好む性質があるため、乾燥のしすぎには注意しましょう。

シロバナホザキマンサクについて

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  • 学名・・・Fothergilla major
  • 属名・・・マンサク科フォザギラ属
  • 花期・・・4月
  • 花色・・・白
  • タイプ・・.・落葉低木

 特徴

マンサクといえば細長い短冊状の縮れた黄花を咲かせる花木ですが、本種はその仲間の落葉低木です。

といってもただの白花種ではなく、花の形状に大きな違いがあります。

花は春になると葉に先立って咲き、細く白い雄しべが密集して5cmほどの丸いブラシ状になります。

花は甘い芳香を放ち、花付きも良く、丸いブラシ状の花がポンポンと咲いている様はとても可愛らしいです。

花後には丸みを帯びた葉が茂り、秋には赤く色づき紅葉を楽しむことが出来ます。

 原産地

原産地は北米です。

フォザギラ・マヨールという名で流通しており、これより小型のフォザギラ・ガーデニーという種も存在します。

 育て方

乾燥・寒さに強い強健な性質をもっているためあまり手間はかかりません。

日なたを好みますが、夏季は葉焼けを起こす恐れがあるので西日の当たらない半日陰で育てましょう。

水やりは表土がかわいたらたっぷりと与えます。

乾燥に強いため、水切れによる心配はよっぽどでない限り大丈夫です。

以上、本日入荷した山野草の中から2点を紹介いたしました。

記事・・・飛田亮

 

Let’s除雪!庭の雪かきにおける5つのポイント

この冬一番といわれる強い寒気が猛威を奮い、関西地方は大雪に見舞われました。

滋賀県の平地でもたくさんの雪が積もり、かなりの積雪量を記録した地域もあります。

庭仕事をする身としては雪はかなりの厄介者。

雪かきという仕事が一つ増え、しかもこれがなかなかの重労働です。

それはきっとガーデニング好きの皆さんにとっても同じ事と思いますので、今回はお庭に積もった雪を除雪するポイントをいくつか紹介したいと思います。

雪かきの服装

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雪かきの際には防寒対策をしっかりとしましょう。

なるべく防水性のウェアを着用し、マフラー、手袋、長靴などを身に付け服の隙間からの雪の侵入を防ぎます。

雪かきは重労働で結構汗をかくため、インナーには吸水性があり乾きやすい素材のものを着るといいでしょう。

自分の汗で体が冷えてしまうこともあるので、風邪をひかないよう万全の装備で挑みましょう。

雪かきの道具

雪かきの道具にも様々なものがあります。

雪かきを効率よく進めるためにも、雪の状態や地形に応じて道具を選び、なるべく楽に作業しましょう。

ほうき

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5cm程度に積もったサラサラとした新雪なら、庭掃除に使う竹ぼうきでも十分です。

できればほうきで掃ける程度に積もった雪を頻繁に除雪するのが理想的です。

スコップ・シャベル

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スコップ程度なら用意している家庭も多いと思いますので、雪かきにも活用していきましょう。

金属製のものなら固まって氷状になった厄介な雪も崩して運ぶことができます。

スノーダンプ・ハンドラッセル

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雪を楽に運搬できる道具です。

スノーダンプは大きな角スコップにパイプの持ち手が付いたような形で、ソリのように滑らせて使います。

芝生の広く張られた庭で活躍しそうですね。

庭の雪かきにおける5つのポイント

・重心を低く体全体を使う

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スコップ・シャベルを使う際、なんとか雪をすくおうと腕だけに負担を掛けがちですが、それだとかえって身体のいろんな箇所を痛める恐れがあります。

なるべく重心を低くし、腕だけではなく体全体を使うようにすると除雪も楽ですし、身体への負担も軽減されます。

一度にすくう雪の量も少なめに、細目に休憩をはさみながら行いましょう。

・凍結防止剤・融雪剤はNG

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よく冬の道路にまかれている凍結防止剤や融雪剤。

あれをまけば確かに雪は溶けてくれるのですが、ある2次災害が懸念されます。

なにせあの正体は塩や塩化カルシウムなので、塩分が含まれています。

塩分が一旦土中に浸み込むと取り除くことは難しく、苗や作物が生育不良を起こしたり、金属製のエクステリアや車が錆びて腐食する恐れがあるため使用は控えましょう。

・お湯や水を使う際は凍結に注意

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お湯や水を使う除雪は、水道代もかかるし雪が水を吸って重くなるためあまりおすすめではありませんが局所的には効果のある手段です。

ただし水溜りができてしまうと、気温が下がったときに凍り付き、より滑りやすく危険になるため気を付けましょう。

水を使う際は凍らないように水の後処理も考えることが必要となってきます。

・雪の集め場所・捨て場所に注意

雪かきにおいて、すくった雪をどこに集めるかということも重要になってきます。

早く溶けてくれるようになるべく日なたで水はけの良い場所に集めるようにしましょう。

雪のせいでどこになにを植えたか見分けがつかない状態でも、なるべく休眠中の植物の上には雪を集めないよう注意します。

なお、道路やマンホールの中に雪を捨てることは法律的にはアウトな行為なので気を付けましょう。

・雪のオブジェを作り庭で楽しむ

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最低限の動線や植物に危害を与える雪だけを除雪し、開き直って冬の風物詩として雪を楽しむのもありだと思います。

雪を使って楽しめるものは雪だるま、雪うさぎ、雪像、かまくら、すべり台などなど。

雪ほど手間のかからず大掛かりな彫刻ができるものはないと思うので、寒さを忘れて雪で遊んでみてはいかがでしょうか。

以上、庭における雪かきのポイントを紹介してきました。

お庭に雪が積もったときはぜひ参考にしてみてくださいね。

記事・・・飛田亮

「間」の美を世界に発信する日本人アーティストたち

皆さん、遅れましたが明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

さて、今回は今年初めの土曜日ブログ(書く内容自由)ということで久しぶりに私の趣味全開の内容にしちゃいました。

その内容とは私の大好きな「間(ま)」についてです。

一年ほど前、日本文化について散々記事を書いていた頃がありましたが、

↓間、日本文化についての記事↓

 

今回はこれらの内容を踏まえたうえで、日本独特の「間」の美を世界に発信しているアーティストたちを紹介していこうと思います。

完全に庭とは内容がかけ離れていますが、まあギリギリ日本文化繋がりだしたまにはこういうのもいいでしょう。(笑)

ここで挙げるアーティストたちは私が実際に出会ったり、見聞きして「間」を感じたアーティストたちです。

中には「え、これは違うんじゃないの?」という意見もあるかと思いますが悪しからず。

「間」の絶対音感保持者を自負する私がピーンときたものには大体あるんです。間が。

ZAZEN BOYS

日本のロックバンド。

2003年、元ナンバーガールの向井秀徳を筆頭に結成されました。

中高生の頃はなんだか訳がわからないけどかっこいいなぁと聴いていましたが、私が旅を通じて日本文化や禅に傾倒していくにつれて聴き方が変わっていきました。

間を二次元で表現すれば山水画。三次元で表現すれば枯山水。四次元で表現すれば能楽。

ならばもし間を音楽で、ロックで表現したらならば・・・?

それがZAZENBOYSなんじゃないかと私は思います。

音の余白がより緊張感(向井曰くキワキワ感)を際立たせ、いつ聴いてものめり込んでしまうような中毒性を放ちます。

浜崎健

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大阪に浜崎健立現代美術館を構える現代美術家です。

私が健さんと出会ったのはアメリカのとある砂漠。

バーニングマンという大きな催しの中でのことでした。

砂漠のど真ん中で赤い野点傘をさし、全身赤い服装に白塗りでゲリラ的に開催されるお茶会。

お茶の中身もウォッカというぶっ飛び具合でしたが、これはまさに現代の丿貫、ならぬ丿健。

このバーニングマンという素晴らしい催しに、日本文化が現代風に姿を変え存在していることに、私は喜びを隠せませんでした。

ちなみに左のギター忍者は私です。(笑)

MIYAVI

2002年に「雅-miyavi-」名義でソロ活動を開始し、現代に至るまで多種多様にスタイルを変えてきたミュージシャン。

彼の奏でる音楽に、というよりも彼のプレイスタイル、生きざまに私は間の美を感じざるはえませんでした。

兎に角、そのスタイルの変貌ぶりを見てみましょう。

ヴィジュアル系時代〜

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出典:https://matome.naver.jp/odai/2141018384046566701

〜極限まで削ぎ落としたサムライギタリスト時代(現代)

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私がまだ小中学生のとき、若気の至りでV系時代のミヤビを聴いていましたが、まさかこんなに変わっているとは思いませんでした。

この前のFNS歌謡祭で改めて目にしたのですが、本当の意味でかっこよくなっていて今は海外でサムライギタリストとして成功を収めています。

大変おこがましいのですが、海外経験を通じて成長した自分と重ねてしまう所があり親近感を覚えました。

欲深いものこそが後に大きく悟れるというが私の持論です。

余分なものを削ぎ落とし、よりかっこよくなったMIYAVI。

これからのさらなる活躍に期待しています。

山海塾

1975年に設立された天児牛大主催の舞踏グループです。

舞踏とは前衛芸術の一つとされ、感覚的な踊りなので定義することは難しいです。

舞踏の思想は、蟹股、短足といった日本人の身体性へのこだわり、神楽、能、歌舞伎などの伝統芸能や土着性への回帰、中心と周辺の視座による西欧近代の超克。

ダンスの定義を拡大しダンスを単なる「動きの芸術」ではなく「肉体の質感の提示」とする。

「自分の胎内でカレイが泳いでいる」「もしあなたの頭が十倍の大きさだったら」「“郷愁”をまっすぐ歩くことだけで表現する」「花火の家族の一家団欒」などといった、禅問答的ともいえる言葉を手がかりに自分なりの方法論で踊りを立ち上げるのが舞踏の作舞法である。

-wikipediaより

舞踏の第一人者である土方巽曰く、「舞踏とは命がけで突っ立つ死体」。

かなり難解そうですが、能楽や日本舞踊の延長線上とすればあながち私が間の美を感じたのは間違いではなさそうです。

パリを拠点とし、海外での評価は非常に高く様々な賞を受賞しワールドツアーも成功させています。

白塗りでうごめく姿はちょっと怖いかもしれませんが、何故か見ていると落ち着きます。

ピコ太郎

最後に紹介するのは、アーティストというかお笑い芸人のこの人です。

ジャスティンビーバーのツイートにより一躍世界中の人気者となったわけですが、なぜここまで人気が出たのか疑問に思いませんか?

漫才などでも「間」が大事だとよくいわれますが、日本の笑いには海外にはない独特なものがあると思います。

間の美とは不足の美とも言い換えることができ、何かが抜けてる不完全なところに日本人は面白さを感じるのでしょう。

それをピコ太郎は出オチともいえる即効性のギャグで、世界中の人が一目見た瞬間に面白いと思わせた。

ジャスティンビーバーの人気のおかげといえばそれまでですが、日本独特の意味不明な笑いが世界に認知されたいい例だと思います。

以上、個人的に「間」の美を感じる日本人アーティストたちを紹介してきました。

あとは上の「かわいい」編で紹介しましたが、BABYMETALなんかにも「間」を感じましたね。

なかなかマニアックな内容かもしれませんが、共感してくれる方がいれば友達になってください。(笑)

これからも「間」を追及し、私も庭を通じて表現していけたらなと思います。

記事・・・飛田亮

☆新商品入荷☆山野草好きが好むクリスマスローズ「デュメトルム」など

本日も新着商品がいくつか入荷しております。

今回入荷したのは

・姫白花ショウジョウバカマ

・八重山ショウジョウバカマ

・クリスマスローズ「デュメトルム」

・センリョウ

の4点の草花たちです。

今回は八重山ショウジョウバカマとクリスマスローズ「デュメトルム」ついて紹介していきます。

ヤエヤマショウジョウバカマについて

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  • 属名・・・ユリ科ショウジョウバカマ属
  • 花期・・・12月〜2月
  • 花色・・・ピンク
  • タイプ・・.・多年生宿根草

 特徴

ロゼット状の葉と冬に可愛らしい花を咲かすのが特徴のショウジョウバカマ。

ショウジョウバカマにもたくさんの品種がありますが、本種はその中でも可愛さが際立つ品種です。

他のショウジョウバカマと比べてみるとよくわかりますが、株がとても小さいんです。

コンパクトに成長してくれるため、寄せ植えや鉢植え、盆栽の下草などにもおすすめです。

冬には花茎を伸ばし、淡いピンク色をした小さな花を咲かせます。

花のない時期でも綺麗に並んだロゼット状の葉を楽しめる可愛らしい山野草です。

 原産地

沖縄の八重山諸島、西表島が原産の山野草です。

ショウジョウバカマは湿り気のある山地などに好んで自生しています。

 育て方

強い直射日光が苦手です。

夏季は涼しい日陰で管理し、それ以外は午前中は日が当たる半日陰で管理しましょう。

水やりは表土が乾いたらたっぷりとやります。

夏季には霧吹きなどで葉水をすると水切れを防げます。

用土は鹿沼土や軽石など水はけの良いものを好みますが、湿り気を好む性質をもつため水はけの良すぎるものは注意しましょう。

クリスマスローズ「デュメトルム」について

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  • 学名・・・Hellebores dumetorum
  • 属名・・・キンポウゲ科クリスマスローズ属
  • 花期・・・1月〜3月
  • 花色・・・緑
  • タイプ・・.・多年生宿根草

 特徴

もうクリスマスは終わってしまいましたが、クリスマスローズの時期はまだまだこれからです。

本種「デュメトルム」は、以前紹介したチベタヌスと同じく原種系のクリスマスローズ。

華やかさが売りの園芸種とはまた一味違った美しさがあります。

なんといってもその特徴は花の色でしょう。

柔らかなライムグリーンのような色をした小さな花は何とも言えない雰囲気を漂わせています。

落葉性なので夏季は地上部を枯らし休眠期に入りますが、冬には新たな花芽が顔を出してくれます。

山野草らしい奥ゆかしい美しさを楽しめるクリスマスローズです。

 原産地

ルーマニア、ハンガリーなどの草原に自生するヨーロッパ原産のクリスマスローズです。

「デュメトルム」とはラテン語で藪の多いところという意味で、そのまま自生地を表しています。

 育て方

育て方は通常のクリスマスローズと同じで、日当たりと水はけの良い環境を好みます。

ただ、落葉性なので夏には地上部は枯れ休眠期に入ります。

夏季の休眠期には日光は避け、涼しい日陰で水やりを控えめにして管理しましょう。

花後に花茎を剪定すると、養分が種にいかず株が弱まるのを防げます。

傷んだ葉なども細めに剪定してあげると風通しがよくなり病害虫を防げます。

以上、本日入荷した山野草2点を紹介いたしました。

記事・・・飛田亮

 

これだけは知っておきたい。日本庭園における役石の種類

早いもので新年が明けもう10日も経ってしまいました。

今年の冬はあまり雪が降らず、なんだか暖かく感じます。

寒さが苦手な私にとってはありがたいですが、雪は降って欲しい。

なぜって雪の降り積もった日本庭園が私は大好きだからです。

庭の随所に垣間見える人の作為を白い雪が覆い隠し、白と黒の水墨画のような世界が広がる。

禅味を孕んだ美しさに日本人としての心の琴線が揺さぶられます。

普段は厳つい表情の石たちも、白い帽子をかぶって可愛らしく見えます。

皆さんも雪が積もったらぜひ行ってみてくださいね。

さて、今回紹介するのは日本庭園の役石です。

役石とは決まったある役割を担った石のことで、日本庭園にはたくさんの役石が据えられているのです。

この役石が分かれば庭園巡りもよりいっそう楽しくなると思うので、ぜひ覚えてみてください。

飛び石の役石

・沓脱石(くつぬぎいし)

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出典:http://jagdesigner.seesaa.net/article/205773013.html

縁側に据えられる石で、履物を脱ぐ場となるので沓脱石と名付けられました。

屋内外から出入りしやすいよう他の石より高く、天端が平らな石が使われています。

・踏み込み石・踏み止め石

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飛び石の始点・終点に据えられる石です。

他の石よりも大きいものが据えられることが多いです。

・踏み分け石

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園路の分岐点に据えられる石です。

他の石よりも大きく、少し高めに据えられることもあります。

・刀掛け石

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出典:http://yoshidah.exblog.jp/12175283/

茶室の躙り口に据えられる役石の一つです。

刀を置く棚の下に据えられ、二段になっている特徴的な形をしています。

景石の役石

・坐禅石

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出典:http://muso.to/teienn-zazennisinokeifu.htm

天端が平らで人一人が座れるくらい大きな石です。

禅宗との深い関わり合いが窺い知れます。

・鯉魚石(りぎょせき)

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出典:http://www.geocities.jp/tinkerbell_flowerjp/kannsai1.html

滝石組の役石の一つです。

鯉が滝を上ると龍になるという中国の故事「登竜門」に因み、鯉に見立てた石を滝の下に据えます。

・不動石

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不動石(左)と観音石(右)

出典:http://www.geocities.jp/tinkerbell_flowerjp/kannsai1.html

仏教の不動明王に見立てた石で、同じく観音さまに見立てた観音石と番いで据えられることが多いです。

先の尖った巨石を立てて据えたり、滝石組の役石として据えられることも多いです。

・三尊石

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出典:http://muso.to/teienn-sannzonniwagumisyuu.htm

仏教の三尊仏に見立てた石組みです。

真ん中に背の高い「中尊石」、両脇に背を低めた「脇侍石」を据えます。

つくばいの役石

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・手燭石(てしょくいし)

茶庭において夜の茶事の際、手燭を置くための石です。

湯桶石と対の位置に据えられます。

・湯桶石(ゆおけいし)

茶事の際、湯桶を置くための石です。

手燭石と対の位置に据えられます。

・前石

つくばいの前に置く、手水を使う際に乗る為の石です。

つくばい以外にも、灯篭の前に据える石のことも前石といいます。

鉢前(縁先手水鉢)の役石

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出典:http://www.geocities.jp/sankyo_niwaishi/element1.html

・水汲石(みずくみいし)

茶事の際、従者が手水の水を汲んで差し出すときに足を置くための役石です。

清浄石とは対の位置に据えられます。

・清浄石(しょうじょういし)

水汲石とは対の位置に据えられる立石で、水汲み石との調和を保ちます。

・水揚石(みずあげいし)

茶事において主人が手水鉢に水をあげたり掃除するための石です。

縁側から見て手水鉢の後方に据えられます。

・蟄石(かがみいし)

濡れ縁の下に据えられた役石です。

鉢からこぼれた水が建物にかからないよう水返しの役目があります。

青石が据えられることが多いです。

以上、日本庭園の役石たちを紹介してきました。

ここで紹介したのは序の口で、まだまだたくさんの種類の役石があります。

役石のことを知ればよりいっそう庭園への知識が深まり、興味が沸いてくると思うのでぜひみなさんも覚えてみてください。

記事・・・飛田亮