☆新商品入荷☆鮮やかな一重筒咲き椿「イズモタイシャヤブツバキ」など

今週の新着商品は、

・イズモタイシャヤブツバキ

また、

・赤花シクラメン

・サガギク

・アリドオシ

などの商品が再入荷しております。

今回はこの中からイズモタイシャヤブツバキとアリドオシについて紹介していきます。

イズモタイシャヤブツバキについて

  • 学名・・・Camelliajaponica’Izumotaisya-yabutsubaki’
  • 属名・・・ツバキ科ツバキ属
  • 花期・・・11~4月
  • 花色・・・赤色
  • タイプ・・.・常緑中高木

 特徴

ヤブツバキの園芸品種です。

冬になると鮮やかな紅色の花を咲かせます。

花は一重の筒咲きで、お茶花にもおすすめです。

葉にはツバキ特有の光沢があり、艶々した質感を楽しめます。

 原産地

島根県の出雲大社周辺で発見されたツバキの選抜品種です。

ヤブツバキ自体は青森県から沖縄にかけて自生しています。

 育て方

日当たりは日なた~半日陰を好みます。

あまり西日が当たらない場所で育てるといいです。

用土は水はけの良い弱酸性のものを好みます。

アリドオシについて

  • 学名・・・Damnacanthus indicus
  • 属名・・・アカネ科アリドオシ属
  • 花期・・・4~5月
  • 花色・・・白色
  • タイプ・・・常緑低木

 特徴

縁起物として人気のあるアカネ科の常緑低木です。

春に小さな白い小花を咲かし、冬には赤く実が熟します。

背丈は30~60cmと小さく、横に広がるように成長します。

別名「一両」とも呼ばれ、センリョウやマンリョウと同じく縁起物としてお正月の寄せ植えなどに使われます。

枝には細く鋭いトゲがあるので触るときには注意が必要です。

 原産地

東アジア、東南アジア~インド東部に自生しています。

日本では本州、四国、九州、沖縄に分布し、薄暗い山地に好んで生育します。

   育て方

日当たりは半日陰~日陰を好みます。

強い直射日光に当てると葉焼けを起こす恐れがあるので注意します。

耐寒性はありますが、寒風や霜はなるべく避けて育てましょう。

 

以上、本日入荷した商品の中から2点を紹介しました。

 

記事・・・飛田亮

冬花壇を賑やかにするプリムラ類7選

冬には休眠する植物が多く、寒さに耐えられず枯れてしまう植物もあるのでどうしても花壇が寂しくなりがちになります。

そんな冬花壇を彩り豊かにしてくれるのがバリエーション豊かなプリムラたち。

プリムラには様々な種類があるので、うまく組み合わせればプリムラ類だけで花壇を構成することも十分可能です。

今回は冬花壇で活躍すること間違いなしのプリムラたちを紹介していきます。

プリムラ・ジュリアン

  • 学名・・・Primula julian
  • 花期・・・11~4月
  • 花色・・・白色、赤色、ピンク、紫、黄色、複色

プリムラ・ポリアンサと様々な原種を掛け合わせてつくられた種です。

ポリアンサを小さくしたような見た目で、草丈が8~15cmと低いのが特徴です。

背丈が低いため使いやすく、寄せ植えで活躍してくれます。

プリムラ・オブコニカ

  • 学名・・・Primula obconica
  • 花期・・・11~4月
  • 花色・・・白色、ピンク、紫、複色

中国湖北省原産のプリムラです。

冬になると花茎を伸ばし、やや大ぶりの花を咲かせます。

他のプリムラに比べ耐寒性がそこまで強くないので、室内で越冬させます。

プリムラ・マラコイデス

  • 学名・・・Primula malacoides
  • 花期・・・12~4月
  • 花色・・・白色、ピンク、紫、複色

中国雲南省、中国四川省に自生するプリムラです。

他のプリムラ類に比べ咲く時期は少し遅めで、年末ごろから咲き始めます。

花茎を長く伸ばし、細やかな花を段状に咲かせる花は見事です。

プリムラ・ポリアンサ

  • 学名・・・Primula × polyantha
  • 花期・・・11~4月
  • 花色・・・白色、赤色、ピンク、紫、黄色、青色、複色

古い改良の歴史を持つ、ヨーロッパで生まれた園芸品種です。

プリムラ・ジュリアンの親でもあり、ジュリアンを少し大きくしたような見た目をしています。

プリムラ・シネンシス

  • 学名・・・Primula sinensis
  • 花期・・・12~3月
  • 花色・・・白色、赤色、ピンク、紫、複色

中国原産のプリムラで、野趣のある雰囲気が特徴的です。

冬に花茎を伸ばし、大きめの花をいくつか咲かせます。

葉裏や茎が褐色を帯びます。

プリムラ・デンティキュラータ

  • 学名・・・Primula denticulata
  • 花期・・・3~4月
  • 花色・・・白色、赤色、ピンク、紫、複色

玉咲きサクラソウと呼ばれるプリムラです。

冬の終わりから春にかけて、伸ばした花茎の先に小花を球状に咲かせます。

高山性のプリムラなので、山野草として扱われることが多いです。

ダブルプリムローズ

  • 花期・・・12~4月
  • 花色・・・白色、赤色、ピンク、紫、黄色、複色

プリムラ・アコーリスとプリムラ・ブルガリスから生まれた園芸品種です。

八重咲きの美しい花が特徴で、耐暑性もある為涼しい環境なら日本でも宿根草として育てることができます。

 

以上、冬でも活躍してくれるプリムラたちを紹介してきました。

冬の寒さに負けず、ガーデニングを楽しみましょう。

☆新商品入荷☆茶花としても楽しめる「白花セイオウボ」など

今週の新着商品は、

・ベニワビスケ

・白花セイオウボ

・シロワビスケ

また、

・ツメレンゲ

・赤花ノコンギク

・濃色オビトケノコンギク

などの商品が再入荷しております。

今回はこの中から白花セイオウボと赤花ノコンギクについて紹介していきます。

シロバナセイオウボについて

  • 学名・・・Camellia japonica
  • 属名・・・ツバキ科ツバキ属
  • 花期・・・11~3月
  • 花色・・・白色
  • タイプ・・.・常緑中高木

 特徴

数あるツバキの品種の中でも、人気のある種です。

秋から冬にかけて白色の可憐な花を咲かせます。

花は筒咲きで奥ゆかしく咲くので、茶花に好まれています。

また少し芳香があるのも特徴です。

早咲き品種で、早い所では9月頃から咲くこともあるそうです。

 原産地

ツバキの園芸品種です。

幕末の時代に石川県で作出されました。

 育て方

日当たりは日なた~半日陰を好みます。

あまり西日が当たらない場所で育てるといいです。

用土は水はけの良い弱酸性のものを好みます。

アカバナノコンギクについて

  • 属名・・・キク科キク属
  • 花期・・・10~12月
  • 花色・・・赤色
  • タイプ・・・多年生宿根草

 特徴

ノコンギクの赤花品種です。

秋になると茎の先に真赤な花を咲かせます。

草丈は0.5~1m程に成長します。

切り花や寄せ植え、鉢植えにおすすめです。

 原産地

ノコンギクの園芸品種です。

ノコンギク自体は本州~九州の至る所に自生しています。

 

   育て方

 

強健な性質をもつ初心者にもおすすめの山野草です。

水やりは表土が乾いたらたっぷりと与え、夏季の水切れに注意します。

 www.gardenporter.com 
アカバナノコンギク(赤花野紺菊) / 滋賀県から山野草とガーデニンググッズをお届け...
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以上、本日入荷した商品の中から2点を紹介しました。

 

記事・・・飛田亮

野趣溢れる魅力。美しい原種クリスマスローズ8選

秋の終わりを感じつつある今日この頃、もうすぐクリスマスローズの時期がやってきます。

花の少ない冬の時期に咲いてくれるクリスマスローズは園芸界の人気もの。

今では数え切れない程の園芸品種が作られ、市場を賑わせています。

今回紹介する原種クリスマスローズたちは、園芸品種とはまた違った野趣あふれる魅力をもつものばかり。

世界に20種以上が存在する原種クリスマスローズの中から、特徴的な8種を紹介していきます。

ヴェシカリウス

「Helleborus vesicarius」の画像検索結果

  • 学名・・・Helleborus vesicarius
  • 花期・・・2~3月
  • 花色・・・紅紫色

トルコ~シリアの中東の砂漠地帯に自生しています。

乾燥した厳しい環境のなかで生息する唯一の種です。

花はライムグリーンに紅紫色が掛かり、完全には開花しないベル状をしているのが特徴です。

厳しい環境のためか種子がかなり大きく、大豆くらいの大きさがあります。

オリエンタリス

「Helleborus orientalis」の画像検索結果

  • 学名・・・Helleborus orientalis
  • 花期・・・2~3月
  • 花色・・・白、黄色、薄ピンク

レンテンローズと呼ばれる春咲きの園芸品種を作出する際親になる、重要な役割をもつ品種です。

ロシアのコーカサス地方~トルコ、黒海沿岸に自生しています。

アブチャスカ、グタータスなどの亜種が存在します。

チベタヌス

「Helleborus thibetanus」の画像検索結果

  • 学名・・・Helleborus thibetanus
  • 花期・・・2~3月
  • 花色・・・ピンク、白

ヨーロッパ~地中海周辺にその大半が自生する原種クリスマスローズですが、本種のみ遠く離れた中国四川省に自生しています。

1989年に20年ぶりに再発見されたので、幻のクリスマスローズと呼ばれています。

淡いピンク色の透き通った花が美しいです。

アーグチフォリウス

「Helleborus argutifolius」の画像検索結果

  • 学名・・・Helleborus argutifolius
  • 花期・・・1~3月
  • 花色・・・黄緑色

地中海に浮かぶコルシカ島を中心にヨーロッパに自生するクリスマスローズです。

冬になると爽やかなライムグリーンの花を咲かせます。

葉にはヒイラギのような鋸歯があり、突然変異でできた白い斑入り品種があります。

ニゲル

「Helleborus niger」の画像検索結果

  • 学名・・・Helleborus niger
  • 花期・・・1~2月
  • 花色・・・白色

ヨーロッパではクリスマスの時期に咲くことから名付けられた「クリスマスローズ」という名は、本来このニゲルに付けられました。

ヨーロッパに自生し、純白の花を咲かせます。

原種クリスマスローズの中でも丈夫で育てやすいため、人気のある品種です。

リビダス

「Helleborus lividus」の画像検索結果

  • 学名・・・Helleborus lividus
  • 花期・・・1~2月
  • 花色・・・紅紫色

スペインのマジョルカ島や地中海の沿岸の一部に自生しています。

灰色がかった紅紫色の花が特徴で、シックな雰囲気があります。

葉には銀色の網目模様が入ることがあります。

木立性のものとほふく性のものがあるようです。

フェチダス

関連画像

  • 学名・・・Helleborus foetidus
  • 花期・・・1~3月
  • 花色・・・黄緑色

ヨーロッパに自生し、寒冷地では草丈1m以上に成長するユニークな種です。

伸ばした花茎の先にライムグリーンの可愛らしいベル型の小花をたくさん咲かせます。

葉や茎をつぶすと独特の青臭い香りがしますが、直接触れなければ気になりません。

オドルス

「Helleborus odorus」の画像検索結果

  • 学名・・・Helleborus odorus
  • 花期・・・1~3月
  • 花色・・・黄緑色

ヨーロッパに自生する種で、クリスマスローズの中では珍しく花に香りがあります。

個体差がありますが、メロンのような爽やかな香りがするものも。

花はライムグリーンで整った綺麗な形をしているのが特徴です。

 

以上、魅力的な原種クリスマスローズたちを紹介してきました。

ぜひこの冬は原種クリスマスローズとともに過ごしてみてはいかがでしょうか。

記事・・・飛田亮

☆新商品入荷☆金魚のような葉っぱが可愛らしい「金魚葉シロワビスケ」など

今週の新着商品は、

・金魚葉シロワビスケ

また、

・ヤクシマノボタン

・ヒメコウジ

・イワユキノシタ

 

などの商品が再入荷しております。

今回はこの中から金魚葉シロワビスケとイワユキノシタについて紹介していきます。

金魚葉シロワビスケについて

  • 学名・・・Theaceae Camellia
  • 属名・・・ツバキ科ツバキ属
  • 花期・・・1~3月
  • 花色・・・白色
  • タイプ・・.・常緑中高木

 特徴

冬に花咲くツバキの園芸品種です。

1~3月頃になると純白の清楚な小振りの花を咲かせます。

葉の形が特徴的で、葉の先端が金魚の尾びれのように分岐する「金魚葉」品種です。

ワビスケ椿の特徴は、おしべの葯が退化し花粉をつくらず、花は小振りで葉も細く、全体的に繊細な雰囲気があります。

お茶花、切り花として人気があります。

 

 原産地

ツバキの園芸品種です。

ツバキ自体は日本の本州、四国、九州、南西諸島、海外では朝鮮半島南部、台湾などに自生しています。

 

 育て方

日当たりは日なた~半日陰を好みます。

あまり西日が当たらない場所で育てるといいです。

用土は水はけの良い弱酸性のものを好みます。

 

イワユキノシタについて

  • 学名・・・Hydrangea paniculata
  • 属名・・・ユキノシタ科イワユキノシタ属
  • 花期・・・5~6月
  • 花色・・・白色
  • タイプ・・・多年生宿根草

 特徴

地被植物でおなじみのユキノシタの仲間です。

花の咲く時期は春~初夏の頃で、花茎を伸ばして白い小花を咲かせます。

葉はユキノシタに比べ細長く小振りです。

鉢植えや草盆栽におすすめです。

 

 原産地

本州の東海地方~四国にかけて自生しています。

奥深い山地の湿った岩場などに好んで生息します。

   育て方

日当たりは半日陰~明るい日陰を好みます。

強い直射日光に当てないよう注意しましょう。

水を好むので、表土が乾いたらたっぷりと与えます。

用土は水はけの良いものを好みます。

ランナーを伸ばして増えていくので、株分けして増やします。

 

 

以上、本日入荷した商品の中から2点を紹介しました。

 

記事・・・飛田亮

苔論~日本人がコケ好きな理由を本気で考えてみた~

突然ですが皆さん、「苔」好きですか?

心洗われるほど色鮮やかな見た目、しっとりふかふかの優しい感触、踏まれても地べたに繁茂する健気さ、そして飽きのこない個性豊かなバリエーション。

苔の魅力を語りだせばそれはもう無尽蔵に出てくることは皆さんも周知の事実。

道端に雑草同様生活する身近な存在でありながら日本庭園に取り入れられ、国歌には「苔のむすまで~」と歌われるもはや日本人の心ともいえる苔。

その人気ぶりは京都屈指の人気観光スポット「苔寺(西芳寺)」を見れば一目瞭然。

3,000円という高額な拝観料と事前予約制の厳しい条件にも関わらず、苔の美しさを求め連日たくさんの人が訪れています。

もちろん苔の人気は日本だけでは留まらず、毎年イギリスで開催される世界最大のガーデンショー「チェルシー・フラワーショー」では、苔を多用する日本人庭園デザイナーが金賞を何度も受賞。

その作風から「Moss Man(苔男)」という異名がつけられるほどです。

そんな海外からも絶大な人気を誇る苔ですが、その魅力にはもっと本能的ななにかがあると私は感じて止まないのです。

そこで今回は、苔のもつ内面的な魅力を浮き彫りにしていこうと思います。

 

全生物の祖先は苔?

苔の魅力を解き明かす心当たりは大きく2つ。

まず1つ目は単なる私の思いつきで、特に「日本人」に焦点を当てた内容ではないのでお手柔らかに。

動物界も植物界も、数え切れない程の種の生物が暮らしている地球。

ダーウィンの進化論によれば、地球上の全生物はそれぞれの環境に適して独自の進化を遂げ、その原点には共通の祖先があったと言われています。

では、果たしてその共通の祖先とはなにか。

それは30億年前の海中に生まれた細菌やアメーバ、そして光合成をする藻類だとされています。

そしてその藻類が進化し、地球上初の陸上生物として苔が生まれました。

そう考えると、私たちの祖先は苔だとも言えるわけですね!

母なる苔。父なる苔です。

色々とややこしいしがらみの多い人間社会の中で、ふと苔を目にしたときに「自然に回帰したい」という生物としての潜在的な欲求が湧き上がるのではないかと思います。

そして苔を触ったときのあの感じ。

しっとり湿って艶やかで、なんだかエロティシズムを感じませんか?

動物やら植物やらの垣根を超えた、生物としての本能に訴えかける母性的な魅力を孕んでいるのだと思います。

ちなみに誰がつけたかは知りませんが、苔の花言葉は「母性愛」だそうです。

日本人の美意識「侘び寂び」を体現する存在

2つ目は「日本人」に焦点を当てた内容なので、日本人がなぜ苔好きなのか納得いくと思います。

日本人は本来、「間(ま)」を好み、大事にする民族でした。

「間」とは言葉で説明しづらいものなのですが、実体がないゆえに空間でも時間でも人間関係でも、どんな形や次元でも現れることができます。

例えば2次元では山水画の余白に、3次元では枯山水の白砂に、時の流れが関わる4次元では能狂言や日本舞踊のストップ&モーションに。

日本の伝統芸能はそもそも「間」がないと成立しないんですね。

間取り、間合い、間抜け、間引く、昼間、合間、手間、隙間、空間、時間、人間。

意識してみると今使われている言葉にも、「間」という字はたくさん出てきますね。

明治の文明開花や第2次世界大戦を経て、喪服の色が白から黒に様変わりしたように世界がガラッと変わってしまった日本ですが、まだ「間」の名残を随所に垣間見ることができます。

それはホラー映画、アイドルや廃墟ブーム、「空気読め」や「かわいい」という言葉などですが苔の話から逸れてしまうのでここでは割愛することに。

 

さて、日本の美意識のひとつに「わびさび」があります。

これも感覚的なもので定義が難しいのですが、先ほどちょっと出た「4次元の間」と言い換えることができます。

侘び寂びとは時の流れを感じる「間」なのです。

例えば何年振りかに実家に帰省し、小さな子どもの頃よく遊んでいた埃かぶったおもちゃを手に取ったときのあの感じ。あれも侘び寂びといえるでしょう。

郷愁の念や英語のノスタルジーの感覚に近いですが、より時の流れを感じさせる要素が強いと侘び寂び感も高まります。

そしてそれを感じさせてくれるのが、古来より身近な存在の苔だったのです。

長い歳月をかけて繁茂し成長していく苔。それはもはや可視化された時の結晶といえるでしょう。

なので庭に取り入れると悠久の時が感じられ、歴史感や重み、そしてかわいさ移ろう歳月の儚さを覚えるのです。

日本人が苔好きな理由は「間」の文化がまだ息づいているからだと私は思っています。

苔の小話

この記事を書くにあたっておもしろい話を見つけたので紹介します。

 

コケは岩や地表が長く放置されたときに生え、耕すなどの攪乱(かくらん)が行われていると育たない、との認識がある。例えば「苔むす」という言葉はその状態が長く続いてきたことを示す。これは善悪両面の取り方があり、「転石苔むさず」は、「腰を落ち着けて長く一つのことを続けないと成果は上がらない」の意味に取るのが普通であるが、ときに「活動を続けている人は古びない」という意味に使われる。英語ではA Rolling Stone gathers No Mossで、イギリスでは前者の意味で使うが、アメリカでは後者の意味に使う。-wikipediaより引用

 

同じ苔でも、日本やイギリスでは良いものとして、アメリカでは悪いものとして認識されているのがおもしろいですね。

もちろんアメリカにも苔好きな人々がいるので一概には言えませんが、苔を愛でることは日本文化の継承といっても過言でないかもしれませんね。

逆にもし日本で誰も苔を愛でなくなったとき、それは日本文化の終焉を意味しているのかもしれません・・・。

 

以上、日本人が苔好きな理由について解き明かしてみました。

苔を愛でることは日本人としての大事なアイデンティティだと思うので、苔マニアの皆さんは自信をもって愛で続けてください!

記事・・・飛田亮

☆新商品入荷☆変わり葉の清廉としたツバキ「梵天白」など

今週の新着商品は、

・カワツベニダイモンジソウ

・スキヤワビスケ

・ツバキ「ボンテンシロ」

・ジャコウソウ

・ベニサンゴダイモンジソウ

などの商品が入荷しております。

今回はこの中からジャコウソウとツバキ「ボンテンシロ」について紹介していきます。

ジャコウソウについて

  • 学名・・・Chelonopsis moschata
  • 属名・・・シソ科ジャコウソウ属
  • 花期・・・8~9月
  • 花色・・・ピンク色
  • タイプ・・.・多年生宿根草

 特徴

日本固有種のシソ科の山野草です。

草丈は60~100cmとわりと大きく成長します。

夏になるとピンク色の唇形花を葉腋からいくつか咲かせます。

茎葉から麝香のような香りがするとされ名付けられましたが、それ程強い香りはありません。

イブキジャコウソウと名前が似ていますが、全くの別種です。

 原産地

北海道、本州、四国、九州に自生しています。

山地の湿った木陰や谷間に好んで自生しています。

 育て方

日当たりは日なた~半日陰を好みます。

夏季の強い直射日光を受けると葉焼けを起こす恐れがあるので注意します。

水やりは水切れに注意して表土が乾いたらたっぷりと与えます。

ツバキ「ボンテンシロ」について

  • 学名・・・Camellia japonica ‘Bontenjiro’
  • 属名・・・ツバキ科ツバキ属
  • 花期・・・3~4月
  • 花色・・・白色
  • タイプ・・・常緑低木

 特徴

葉の形が特徴的なツバキの品種です。

早春になると白花一重の清楚な花を咲かせます。

葉の先端が金魚の尾びれの様にくびれて3つに分かれる「金魚葉椿」の一種で、本種は中でもくびれ具合が顕著で主脈だけでつながる状態の「梵天葉」が見られるのが特徴です。

 原産地

ツバキの園芸品種です。

   育て方

日当たりは日なた~半日陰を好みます。

あまり西日が当たらない場所で育てるといいです。

用土は水はけの良い弱酸性のものを好みます。

 

以上、本日入荷した商品の中から2点を紹介しました。

 

記事・・・飛田亮

軽トラガーデンをつくりました!

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先日、軽トラガーデンを作ったのでその模様を記事にしていきます。

軽トラガーデンって?

ずばり!軽トラックの荷台につくった庭のことです。

ショーガーデンの一様式で、施工・撤収も簡単にできることから便利。

ただし軽トラの積載量がある為あまり大掛かりなことはできません。

気軽に庭をつくり楽しむのに適しています。

つくってみた

軽トラガーデンを作るのは今回初。

今回の軽トラガーデンショーには滋賀県内の8社の造園会社が参加します。

開催地は大きな公園で、遊具のある広場の目の前で行われるため多くの子どもたちをはじめ家族連れのお客さんが訪れます。

特にテーマなどはないため、以上のことを踏まえたうえでレッツデザイン!

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とりあえず簡単なデザインを描いてみました。

ちなみにデザインから施工まで全て一人で行います。庭師3年目の今の自分の力でどんなものがつくれるか、力試しでもありました。

テーマは日本神話の「ヤマタノオロチ伝説」。

自分が庭師になった理由である「自然」と「日本文化」の素晴らしさを伝えたいということ。

それを子どもたちに伝えるにあたって、日本文化の血が通ったアクティブなストーリーとしてヤマタノオロチ伝説が思い浮かびました。

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瓦のオブジェの試し置き。

これはヤマタノオロチの頭上にかかっていたという雲を表現しています。

オロチを退治した天叢雲剣や舞台の出雲など、わりと「雲」がキーワードなのでどうしても取り入れたい要素です。

また、弊社近江庭園がよく施工するシンボル的な要素でもあります。

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さて、軽トラの背面を隠す2枚の「ふすま風目隠し」をつくっていきます。

日本昔話的なイメージで、ふすまの向こうからオロチが鎌首をもたげている様子を表現しようと思いました。

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カネライトフォームに瓦を薄く切って張りつけ、模様をつくります。

土壁風に塗るのに、セメントだと運搬時に割れてしまう恐れがあるのでボンドに砂を張りつけるという斬新な手法を用いました。笑

この模様も雲海をイメージ。砂を張らないところには苔を張ります。

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もう一枚は遊び心で木の枝?のような模様に。

左右対称で雲海デザインにする予定でしたが、せっかくなので遊んでみました。

コケを張ると木っぽく見えてきた気がします。

コケがかなりの水分を含んでいたためべちょべちょになり、この後塗りなおす羽目に。笑

本番ではなるべく乾燥させたコケを使うようにします。

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お次はこの庭のメイン、ヤマタノオロチに見立てた蛇籠をつくっていきます。

山で竹を採ってきて、割って、剥いで、編む。

蛇籠は少なくとも6~7本はつくりたい所なので、かなりの労力が必要です。

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2m程の蛇籠を編むのに5mのヒゴが8~9本程必要です。

ヒゴ1本作るのに20~30分程かかるので毎晩遅くまでかかりました。

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結局できたのは長い蛇籠3本と短い蛇籠4本。

曲がっているのは蛇をイメージしているからです。

本当はもっとぐにゃぐにゃにしたかったのですが、中々曲がりませんでした。

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軽トラガーデンショー前日。

石組みと砂利で流れをつくります。

川の流れが徐々に緩やかになる様を石の表情で表現しました。

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植栽と蛇籠を設置するとこんな感じの雰囲気に。

コムラサキとススキが良い味を出してくれています。

花はダイモンジソウ、リンドウ、キクやナデシコを使っています。

あとは当日、苔と瓦を配して完成です。

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当日の朝、なんと台風の影響で雨模様。

しかし小雨なので雨天決行です。

ふすま風目隠しも苔を張るといい感じに仕上がりました!

完成!

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伝統美がありつつダイナミック。山野草たちやコケの美しさを楽しめる作品に仕上がりました。

雨でふすまがべちょべちょにならないか心配でしたがなんとか乗り切りました。

もっと蛇籠をつくって暴れさせたかったなどいろいろ反省点は残りますが、初めてにしてはなかなか良くできたのではないでしょうか。

最初から最後まで一人でつくりきったので、庭師としての自信がついたのがなによりの収穫です。

以下、一緒に出展した皆さんの作品も紹介していきます。

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こちらは家族で楽しめる芝を張った開放感のあるお庭でした。

小物づかいとても上手でおしゃれ。これからの時代の庭という感じです。

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こちらは複雑な竹垣で囲まれた庭。

中には風流な仕掛けがあり、思わずはっとさせられました。

伝統美と遊び心が同居する粋な庭でした。

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こちらは現代的なシンプルな庭でした。

和の素材を使わず和を表現するという面白いテーマでつくられています。

ティーカップに入ったパキラの盆栽が可愛かったです。

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この庭が今回最も面白く、荷台には得体の知れない黒いBOXが。

小さな穴から中を覗くと小さな庭が広がる面白い仕掛けです。

茶室の躙り口を想起させる斬新な発想に感服しました。

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こちらはさっぱりとした雰囲気が心地いいお庭です。

シンプルながら細かい気配りが垣間見え、現代の需要にあった庭だと思いました。

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こちらは今回最も季節感のある楽しいハロウィンの庭です。

土場にあったあり合わせの材料でこの完成度はすごいと思います。

個人的にレンガの苔の張り方が好きです。

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最後はシマシマ模様の美しい網代垣が目を惹くお庭です。

水が流れているのでししおどしの音が鳴り響き、最も子供たちの関心をひく人気の庭でした。

 

以上、軽トラガーデンのレポートでした。

今回の経験で得たもの、学んだことはたくさん。

これからもこういった機会にどしどし挑戦して成長していきたいと思います。

 

記事・・・飛田亮

☆新商品入荷☆秋の山野草の王道「赤宝ダイモンジソウ」など

今週の新着商品の入荷は、

・赤宝ダイモンジソウ

・ポンポンギク赤

・ポンポンギク白

また、

・エゾノコンギク

・カワラナデシコ

などの商品が再入荷しております。

今回はこの中から赤宝ダイモンジソウとポンポンギクについて紹介していきます。

赤宝ダイモンジソウについて

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  • 学名・・・Saxifraga fortunei var.incisolobata
  • 属名・・・ユキノシタ科ユキノシタ属
  • 花期・・・9~11月
  • 花色・・・赤色
  • タイプ・・.・多年生宿根草

 特徴

ダイモンジソウの品種の一種です。

赤宝は数あるダイモンジソウの中でもオーソドックスな品種で、スッキリとした草姿が魅力です。

秋になると花茎を長く伸ばし、濃い紅色の花を咲かせます。

この花弁が漢字の大文字のように見えることから名付けられました。

葉は肉厚で手のひらのような可愛らしい形をしています。

鉢植えや庭植えにおすすめです。

 

 原産地

ダイモンジソウ自体は日本列島やサハリン、中国や朝鮮半島に自生しています。

山地の日陰の湿った岩場などに好んで生育しています。

 

 育て方

日当たりは半日陰~日陰の環境を好みます。

春は日なたで育て、それ以降は直射日光の当たらない冷涼な環境で管理します。

用土は鹿沼土や火山レキなどを混ぜた水はけの良いものがいいです。

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アカダカラダイモンジソウ(赤宝大文字草) / 滋賀県から山野草とガーデニンググッズ...
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ポンポンギクについて

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  • 学名・・・Chrysanthemum morifolium
  • 属名・・・キク科キク属
  • 花期・・・10~11月
  • 花色・・・紅色、白色
  • タイプ・・・多年生宿根草

 特徴

海外で作出されたキクの園芸品種です。

秋になると球状に丸まった形が特徴の可愛らしい花を咲かせます。

派手で存在感のある花なので切り花として人気で、花束やアレンジメントとしてよく使われています。

鉢植えや花壇、切り花におすすめです。

 

 原産地

オランダで作出されたキクの園芸品種です。

   育て方

日当たりは日なたを好みます。

乾燥に弱いので、水やりは表土が乾いたらたっぷりと与えます。

冬も乾かない程度に忘れずに水やりします。

夜間、街頭やライトが近くにある環境だと花芽がつかない場合があるので注意しましょう。

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ポンポンギク 赤(ポンポン菊) / 滋賀県から山野草とガーデニンググッズをお届けす...
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以上、本日入荷した商品の中から2点を紹介しました。

 

記事・・・飛田亮