なぜ日本人は独自の自然観を抱くようになったか。それを探る3つの事柄

自然が大好き!と心から口にできるのは現代の日本人には少ないかもしれませんが、古くは自然と共生することを大切にしてきたといいます。

植物好きの皆さんでしたら少なからず自然や地球環境への意識は人並み以上にあるかと思いますが、日本人の自然観の根元について深く考えたことはおありでしょうか。

なぜ日本人は四季の移ろいを愛で、万葉の歌を詠み、植物に囲まれて過ごすようになったのか。

伝統芸能や年間の行事を見ていくと、そこには必ずといっていいほど植物や自然の要素が溶け込んでいます。

そしてそれは戦後大きく変容してしまった現代日本でも、時折その片鱗を垣間見ることができます。

今年最後の記事ということで、この頃わりと私的に研究していた日本人の自然観についてちょっとだけまとめていきます。

・「天然の無常」ということ

「諸行無常」という言葉がありますが、日本人の心の底流には無常観が脈々と受け継がれています。

この無常観は仏教の教えの一つで、その意味は文字通り、物事は千変万化し常に同じものなどなにもないということ。

仏教はインドで生まれ、中国や東南アジアを経て日本に伝来してきたわけですが、この無常観が今もなお色濃く残っている国は日本をおいて他にないでしょう。

なぜこれほどまでに無常感が日本人の心に定着したのか、これにはなにか秘密がありそうです。

戦前の物理学者・寺田寅彦氏の著作「日本人の自然観」によれば、仏教が伝わるずっと前から、日本人には「天然の無常」なるものがあったといいます。

これには日本独特の気候や地理的要因が深く関わっており、成るべくして出来上がった感覚なのだそう。

台風や地震が頻繁に起こり、気候の変化が激しい日本では自然を支配するなどという考えは毛頭浮かばず、成すがまま、諦めに近い感覚で自然に畏怖し時には感謝し暮らしてきた。

その反面気候が穏やかな西欧では、自然を支配するキリスト教などの一神教が生まれてきました。

海外から日本の魅力を問われて、「四季の美しさ」と答えるのも良いですが、畏怖すべき天災の存在が表裏一体としてあり、それこそが日本文化を形成してきたことも忘れてはならないですね。

およそ人智の及ばない、絶対的ともいえる幸福感を与えてくれる自然の美しさ。

天災という負の側面にはどうも目を背けがちですが、もっと付き合い方を変えるべきではないかというのが私の今後の研究課題です。

・No!引きこもり。

日本神話の話です。

神話の中でも有名な天岩戸隠れの話ですが、太陽神・アマテラスはスサノヲの数々の蛮行を前にショックで岩の洞窟の中に閉じこもってしまいます。

太陽神が隠れてしまったため世界は暗黒に包まれ悪いことが起こり、八百万の神々が作戦を練りなんとかアマテラスを洞窟から引っ張り出すというものですが、この話には日本人の自然観や死生観の本質が潜んでいるように思えてなりません。

古来より木を用いた木造住宅に住み、石室や古墳など石で造られた建造物は墓としてきた日本人。

海外では人の住まう石造りの建造物はたくさんありますが、日本人にとってそれは死の世界なのです。

木造住宅といえども外部から完全に隔てるつくりではなく、限りなく開放的です。

垣根や仕切りも竹や紙など極めて有機的で脆く、突破しようと思えば突破できるものが多い。あとは受け手の善意に委ねられている簡素なつくりです。

土間や軒下なんて外部なのか内部なのかわからないあやふやな空間も日本独自のものですね。

少し話は変わりますが、開放的だった日本を象徴するような話です。

中野 明氏の著作「裸はいつから恥ずかしくなったか―日本人の羞恥心」という本の中で、江戸時代まで混浴はごく自然なもので、人目に付く玄関先で裸で水浴びしたり、銭湯から家まで全裸で公道を歩いて帰ることも当たり前だったという記述がありました。もちろん男女問わず。

今では想像もつきませんが、その頃は裸に対する羞恥心やエロスがなかったようですね。

これを読んで、江戸時代までの日本はえらく開放的で、集団主義で、今の個人主義ならぬ利己主義な社会とはまるで違うと思いました。

欧米型の資本主義を丸々受け入れ、風土に合わない誤った個人主義が定着してしまった日本。

今の引きこもり問題は、戦後ブレにブレた日本が引き起こした大きな問題の一つです。

・鎮守の森の本質とは

神社といえば鳥居と、立派な社(やしろ)と、忘れてはならないのが森です。

あの社を取り囲むような森のことを鎮守の森といいます。

高層ビルが乱立する都内でも、小規模ながら神社に付随する鎮守の森の緑がぽつんと残されていることがありますが、あれはなんなのか。

なにか祟りがありそうで怖くて切れず残されてきただけかもしれませんが、まあそれこそが神が宿るというアニミズムの自然観なのですが、それはありふれた話なので置いときます。

神社の中で最も格式高い伊勢神宮では、20年に一回式年遷宮といってお宮を建て替えますが、実は古来神社というのはとても仮設的な存在で祭りにむけて毎年建て替えるのが普通でした。

あくまでも神が去来するその場こそが重要だったわけです。社が社(もり)と読めるのもそういう訳があったんですね。

古来の日本人がいかに自然を崇め、大切にしてきたかがわかります。

また、注連縄を張り巡らした磐座や神籬、ご神木が、日本人の「間(ま)」に対する感覚を研ぎ澄ました要因だと思います。

 

以上、日本人の自然観について書いてきました。

でもこんなこと現代の暮らしに必要ないし・・・と思われる方もいるかもしれません。

しかし日本人の自然観は死生観にもそのまま直結するのが面白いところ。

土着の自然観を学び考えることは、現代を生きる哲学を育むことでもあります。

自然が蔑ろにされがちな現代では、なにか危機に直面したときの心の空白を埋める寄り処がなく、絶望に瀕し自殺に追いやられるケースも数多く見受けられます。

今一度日本の自然観の本質を見極め、その中で生きる自らを自覚し、生きる意味を見出すのが現代の日本人には必要なことではないでしょうか。

来年はより、そんな年にしていけたらいいです。良いお年を。

記者・・・飛田亮

☆新着商品紹介☆マット状に広がる銀灰色の葉が特徴の「ザンセツソウ」など

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ご不便おかけしますが、何卒、よろしくお願い致します。


 

今週の新着商品は、

・ザンセツソウ

・チャノキ

また

・トキワヒメハギ

・濃色小山ナデシコ

・ナツボウズ

などの商品が再入荷しております。

今回はこの中からザンセツソウとチャノキについて紹介していきます。

ザンセツソウについて

  • 学名・・・Raoulia australis
  • 属名・・・キク科ラオウリア属
  • 花期・・・7~8月
  • 花色・・・淡黄色
  • タイプ・・.・多年生宿根草

 特徴

マット状に広がる不思議な植物です。

銀灰色の枝葉が密生し、夏場には淡い黄色の花を咲かせます。

密生している草姿がうずくまった羊に見えることからベジタブル・シープなどとも呼ばれています。

鉢植えや寄せ植え、グランドカバーにおすすめです。

 原産地

ニュージーランド原産です。

高山地帯の砂礫地に好んで自生しています。

 育て方

高山地帯に生息しているので、高温多湿に弱いです。

特に夏季は風通しの良い涼やかな環境で管理します。

また雨にはなるべく当てないようにします。

用土は水はけのいいものを好みます。

チャノキについて

  • 学名・・・Camellia sinensis
  • 属名・・・ツバキ科ツバキ属
  • 花期・・・10~12月
  • 花色・・・白色
  • タイプ・・.・常緑低木

 特徴

ツバキの仲間、チャノキです。

秋~冬頃に白い花を咲かせます。

若葉がお茶の原料になるので、とても親しみ深い植物として知られています。

鉢植え、庭植えにおすすめです。

 原産地

インド、ベトナム、中国西南部といわれています。

   育て方

日なた~半日陰の環境を好みます。

寒さに弱いので、防寒対策をしっかりして越冬させる必要があります。

用土は水はけの良いものを好み、少し深めの鉢に植えます。

チャドクガが付くことがあるので注意しましょう。

 

以上、本日入荷した商品の中から2点を紹介しました。

 

記事・・・飛田亮

お正月におすすめの山野草8選

もうすぐで今年も終わり。新年を祝うお正月がやってきますね。

日本の伝統行事に植物は欠かせない存在。もちろんお正月も然り。

今回はお正月に活躍してくれるであろう山野草たちを紹介していきたいと思います。

フキノトウ

  • 学名・・・Petasites japonicus
  • 属名・・・キク科フキ属
  • 花期・・・1~3月
  • 花色・・・黄色
  • タイプ・・.・多年生宿根草

日本原産の山野草で、山菜としても広く知られています。

早春に芽が開き、黄色い花を開花させます。

季節を身近に感じられる植物としてお正月の寄せ植えなどによく植えられます。

フキタンポポ

  • 学名・・・Tussilago farfara
  • 属名・・・キク科フキタンポポ属
  • 花期・・・1~3月
  • 花色・・・黄色
  • タイプ・・.・多年生宿根草

中国~ヨーロッパ原産のキクの仲間です。

日本には明治時代に渡来してきました。

お正月~早春にかけて黄色い花を咲かし、葉はフキのような形をしています。

フクジュソウ

  • 学名・・・Adonis ramosa
  • 属名・・・キンポウゲ科フクジュソウ属
  • 花期・・・1~4月
  • 花色・・・黄色
  • タイプ・・.・多年生宿根草

1月1日の誕生花であり、元日草と呼ばれるほど正月に所縁のある山野草です。

色鮮やかでいて形の整った美しい花を咲かせます。

お正月の寄せ植えに人気があります。

ヤブコウジ

  • 学名・・・Ardisia japonica
  • 属名・・・サクラソウ科ヤブコウジ属
  • 花期・・・7~8月
  • 花色・・・白色
  • タイプ・・.・常緑小低木

庭の下草、グラウンドカバーとしても人気のある植物です。

冬には赤い可愛らしい実を付けます。

「十両」という名でも知られ、センリョウやマンリョウと同じく縁起物とされます。

カンギク

  • 学名・・・Chrysanthemum morifolium
  • 属名・・・キク科キク属
  • 花期・・・12~1月
  • 花色・・・黄色
  • タイプ・・.・多年生宿根草

冬に花咲くキクの仲間です。

正月頃に黄色い色鮮やかな花を咲かせます。

正月の寄せ植えの定番花です。

ヒメナンテン

  • 属名・・・メギ科ナンテン属
  • タイプ・・.・常緑低木

ナンテンの園芸品種です。

通常のナンテンよりも葉が細く、背丈が小さいのが特徴です。

秋から冬にかけては真っ赤な紅葉を楽しめます。

実は付きにくいですが、繊細な葉姿が美しく、お正月の寄せ植えにおすすめです。

チゴザサ

  • 学名・・・Pleioblastus variegatus
  • 属名・・・イネ科
  • タイプ・・.・多年生宿根草

斑入り葉が特徴の小振りなササです。

葉には白い斑模様が縞状に入ります。

松竹梅の竹の役として正月飾りに人気があります。

アリドオシ

  • 学名・・・Damnacanthus indicus
  • 属名・・・アカネ科アリドオシ属
  • 花期・・・4~5月
  • 花色・・・白色
  • タイプ・・.・常緑小低木

別名「一両」とも呼ばれ、センリョウやマンリョウと同じく縁起物とされます。

夏に小さな白い花咲かし、秋に真赤な実を付けます。

枝には小さいながら鋭い棘があるので注意しましょう。

 

以上、お正月におすすめの山野草たちを紹介してきました。

お正月の寄せ植えをつくる際の参考にしてみてください。

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記事・・・飛田亮

☆再入荷商品紹介☆大きな葉っぱと色鮮やかな花が特徴の「赤花ヒマラヤユキノシタ」など

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今週の新着商品はございませんが、

・ヤブコウジ「日達丸」

・シブツヒメシャクナゲ

・ダイオウショウ

・赤花ヒマラヤユキノシタ

・クリスマスローズ「チベタヌス」

などの商品が再入荷しております。

今回はこの中から赤花ヒマラヤユキノシタとダイオウショウについて紹介していきます。

赤花ヒマラヤユキノシタについて

  • 学名・・・Bergenia stracheyi
  • 属名・・・ユキノシタ科ヒマラヤユキノシタ属
  • 花期・・・2~4月
  • 花色・・・赤色
  • タイプ・・.・多年生宿根草

 特徴

まだ花の少ない早春に、鮮やかな赤色の花を咲かせる山野草です。

ユキノシタの仲間で、花期になると花茎を伸ばします。

葉が大きく、革質で厚みがあるのが特徴です。

成長は遅いですが横にランナーを伸ばし増えていくので、グラウンドカバーとしても利用できます。

花壇や寄せ植えにもおすすめです。

 原産地

東アジア~中央アジア原産です。

ヒマラヤ山脈周辺にかけて自生しています。

 育て方

強健な性質をもつ、初心者におすすめの山野草です。

日当たりはとくに選ばず、日なた~明るい日陰の環境で育ちます。

ただし夏季の直射日光や蒸れは嫌がるので、なるべく冷涼で風通しの良い環境で夏越しさせた方がいいです。

用土は水はけの良いものを好みます。

ダイオウショウについて

  • 学名・・・Pinus palustris
  • 属名・・・マツ科マツ属
  • タイプ・・・常緑高木

 特徴

少し風変わりなマツの仲間です。

かなり大型のマツの仲間で、葉の長さが20~40cmと長いのが特徴です。

大きくなってしまうのであまり庭木では植えられませんが、生け花の花材になるため育てられることもあります。

鉢植えで小さく育てたり、花材にするのがおすすめです。

 原産地

北アメリカ東部原産です。

   育て方

日照は日なたを好みます。

用土は特に選びませんが、ある程度湿り気のある肥沃な土壌を好みます。

剪定は自然樹形が魅力の樹木なのであまり行いません。

 

以上、本日入荷した商品の中から2点を紹介しました。

 

記事・・・飛田亮

庭師目線で「世界一のクリスマスツリーPROJECT」の本質を見極める。

今、巷を賑わせている「世界一のクリスマスツリーPROJECT」

TVニュースなどでも取り上げられていることからご存知の方も多いでしょうがざっと説明をば。

この企画は世界を股に活躍するプラントハンターの西畠清順さんが仕掛け人で、神戸開港150年記念関連事業として高さ30mの世界一大きなクリスマスツリーを神戸港に立てるというもの。

この木は富山県氷見市の森の中から掘り取られ、大きな特殊車両と船によって神戸メリケンパークに輸送されます。

世界一のクリスマスツリーが見れるというワクワク感もある反面、「生きてる木を掘り起こすのは可愛そう」だとか「単なる人間のエゴ」などの批判も相次ぎ、一時は炎上騒ぎになりました。

私も常日頃植物に携わる身としてこの件には関心を寄せていて、今回たまたま訪れる機会があったので現地で見聞きし感じたことを記事にしようと思いました。

同じ植物を扱う庭師の目線で、この企画が本当に伝えたかったことはなにか?その本質を考えていきます。

世界一のクリスマスツリーを見に行ってみた

やってきました神戸メリケンパーク。

この時期は美しいイルミネーションで有名な神戸ルミナリエも開催しているので、神戸中が大賑わいです。

クリスマスツリーへ向かう手前にはエアープランツのトンネルが出来ていました。

“庭師目線で「世界一のクリスマスツリーPROJECT」の本質を見極める。” の続きを読む

☆新商品入荷☆蝋細工のような美しい花「ロウバイ」など

今週の新着商品は、

・ロウバイ

また、

 

・マッソニア

・コシジオーレン

・フキノトウ

・クロジクテンジクスゲ

などの商品が再入荷しております。

今回はこの中からロウバイとマッソニアについて紹介していきます。

ロウバイについて

ロウバイ(蝋梅)

  • 学名・・・Chimonanthus praecox
  • 属名・・・ロウバイ科ロウバイ属
  • 花期・・・12~3月
  • 花色・・・黄色
  • タイプ・・.・落葉低木

 特徴

冬に花咲く花木です。

冬~早春にかけて黄色い花をやや下向きに咲かせます。

半透明で独特の質感がある蝋細工のような花弁が特徴で、梅の花の形に似ていることから名付けられました。

葉が出る前に花開くので、花が少ない冬の時期によく目立ちます。

庭植えはもちろん、鉢植えや寄せ植えにもおすすめです。

 

 原産地

中国原産です。

 

 育て方

日照は日なた~半日陰の環境を好みます。

夏季の強い直射日光は避けてください。

用土は水はけの良いものを好みます。

 

マッソニアについて

マッソニア

  • 学名・・・Massonia pustulata
  • 属名・・・ユリ科マッソニア属
  • 花期・・・12~1月
  • 花色・・・白色
  • タイプ・・・多年生宿根草

 特徴

独特の形状をしたユニークな植物です。

冬になると白いイソギンチャクのような花を咲かせます。

ぷっくりした葉を2枚だけだし、地を這う様に10cm以上の大きさに成長します。

夏になると地上部を枯らし休眠期に入ります。

鉢植えにおすすめです。

 

 原産地

南アフリカ原産です。

北ケープ州から南ケープ州までの海岸線沿い、乾燥した環境に好んで自生します。

   育て方

成長期の秋から春にかけては風通しのいい日なたか半日陰で管理します。

あまり西日にあてると葉焼けが起きることがあるので注意しましょう。

葉が枯れて休眠期に入ったら涼しい日陰に移して管理します。

水やりも夏から秋までは断水気味に管理し、新葉が出たらまた徐々に水やりを開始します。

肥料は秋と春に薄めた液肥を与えるといいです。

 

 

以上、本日入荷した商品の中から2点を紹介しました。

 

記事・・・飛田亮

剪定のタイミングに注意!開花後すぐに花芽をつくる庭木8選

何故だか今年は庭木が咲かない・・・。

そんなお悩みを抱えている方は少なくないと思います。

その原因の一つに考えられるのが、剪定のタイミングを間違えてしまっていることです。

それぞれの庭木の花が咲く時期が違う様に、花芽がつくられる時期も樹木によって様々です。

中には花が咲き終わったすぐ後に翌年の花芽がつくられる木も存在します。

そうとは知らずに、すでに花芽がつくられている枝を剪定してしまうために翌年の花が咲かないケースも多いのです。

そこで今回は開花後すぐに花芽をつくる庭木たちを紹介していきます。

ちなみに樹木が花芽をつくるタイミングを花芽分化期といいます。

ツツジ類

「Rhododendron indicum」の画像検索結果

  • 学名・・・Rhododendron
  • 属名・・・ツツジ科ツツジ属
  • 花期・・・4~5月
  • 花色・・・ピンク、紫、白、赤
  • 花芽分化期・・・6~9月
  • タイプ・・・常緑低木

サクラやウメと同じくらい日本人にとってポピュラーな花木です。

庭木として使われることが多いサツキツツジ、ヒラドツツジ、キリシマツツジなどをまとめてツツジ類しました。

庭では生垣や玉ものとして刈り込まれることが多いので、開花後すぐに刈り込む必要があります。

翌年もたっぷりと花を楽しみたい方は、まだ若干花が残っているくらいの時期に思い切って剪定してしまうといいです。

アジサイ

「Hydrangea macrophylla」の画像検索結果

  • 学名・・・Hydrangea macrophylla
  • 属名・・・アジサイ科アジサイ属
  • 花期・・・6~7月
  • 花色・・・ピンク、紫、白、青、赤
  • 花芽分化期・・・10~11月
  • タイプ・・・落葉低木

季節感がある為庭木として人気のある樹木の一つです。

ツツジほど花芽分化が早いわけではありませんが、剪定する場合は10月までには済ませておきましょう。

花が枯れてきたらすぐに上から2~3芽程で剪定し、秋の始めごろに夏に切ったもう一つ下の芽で剪定する二段階剪定を行うと、確実に翌年の花を楽しめます。

クチナシ

「Gardenia jasminoides」の画像検索結果

  • 学名・・・Gardenia jasminoides
  • 属名・・・アカネ科クチナシ属
  • 花期・・・6~7月
  • 花色・・・白
  • 花芽分化期・・・7~8月
  • タイプ・・・常緑低木

初夏に純白の花を咲かし、香り高いことから人気のある庭木です。

開花した直後に花芽分化が始まるので、8月以降に剪定してしまうと翌年の花つきが悪くなります。

ただしクチナシは実もユニークな形で楽しめるので、どちらをとるか悩ましい庭木でもあります。

シャクナゲ

「Rhododendron」の画像検索結果

  • 学名・・・Rhododendron
  • 属名・・・ツツジ科ツツジ属
  • 花期・・・4~5月
  • 花色・・・白、ピンク
  • 花芽分化期・・・6~7月
  • タイプ・・・常緑低木

シャクナゲは自然樹形を楽しむ庭木なので普通剪定を行いませんが、花がら摘みと芽摘みを行うことが毎年花を楽しむためには重要です。

花柄を残しておくと養分をとられるし病害虫の発生にも繋がるので花後必ず摘み取ります。

芽摘みは花芽分化後、8月頃にできる花芽のうち、それぞれの枝の中で一番大きい頂芽を摘み取る作業です。

花芽を摘み取る行為ですが、花をたくさん咲かせるとシャクナゲに負担がかかり寿命が縮まるので、毎年花を楽しむためにも行いましょう。

エゴノキ

「Styrax japonica」の画像検索結果

  • 学名・・・Styrax japonica
  • 属名・・・エゴノキ科エゴノキ属
  • 花期・・・5~6月
  • 花色・・・白
  • 花芽分化期・・・7~8月
  • タイプ・・・落葉高木

お庭のシンボルツリーとしても楽しめる自然樹形が魅力の庭木です。

自然樹形を楽しむ庭木なのであまり強い剪定はしません。

開花直後に花芽分化が始まりますが、その間に剪定すると樹勢を弱めるしなによりかわいらしい実を楽しめなくなってしまうので、冬季の落葉後の剪定がおすすめです。

花芽をなるべく減らさないように軽く剪定したり、場合によっては元から大きく枝を抜きます。

ヒメシャラ

「Stewartia monadelpha」の画像検索結果

  • 学名・・・Stewartia monadelpha
  • 属名・・・ツバキ科ナツツバキ属
  • 花期・・・6~7月
  • 花色・・・白
  • 花芽分化期・・・8月
  • タイプ・・・落葉高木

赤みを帯びた幹肌が美しく、初夏に爽やかな白い花を咲かす樹木です。

剪定時期や方法はエゴノキ同様です。

リョウブ

「Clethra barbinervis」の画像検索結果

  • 学名・・・Clethra barbinervis
  • 属名・・・リョウブ科リョウブ属
  • 花期・・・7~9月
  • 花色・・・白
  • 花芽分化期・・・8月
  • タイプ・・・落葉小高木

あまり見かけませんが、庭木としても使われる樹木です。

夏ごろに白い花を枝先に下垂させて咲かせます。

剪定時期や方法はエゴノキ同様です。

枝がたくさん出るので、自然樹形を損なわないためにも細かく切り詰めず元から大きく枝を抜く枝抜き剪定をします。

エンジュ

「Styphnolobium japonicum」の画像検索結果

  • 学名・・・Styphnolobium japonicum
  • 属名・・・マメ科エンジュ属
  • 花期・・・7~8月
  • 花色・・・白
  • 花芽分化期・・・9月
  • タイプ・・・落葉高木

街路樹として使われるほか、庭木として使われることがあります。

剪定時期や方法はエゴノキ同様です。

 

以上、開花後すぐに花芽をつける庭木を紹介してきました。

庭木の花が咲かずお困りの方は参考にしてみてください。

記事・・・飛田亮

☆新商品入荷☆暗紅色の深い色味が楽しめる「クロワビスケ」など

今週の新着商品は、

・クロワビスケ

また、

・フキノトウ

・フキタンポポ

・フクジュソウ

などの商品が再入荷しております。

今回はこの中からクロワビスケとフクジュソウについて紹介していきます。

クロワビスケについて

  • 学名・・・Camellia ‘Kuro-wabisuke’
  • 属名・・・ツバキ科ツバキ属
  • 花期・・・3~4月
  • 花色・・・赤色
  • タイプ・・.・常緑中高木

 特徴

ツバキの園芸品種です。

早春になると暗紅色のシックな色合いの花を咲かせます。

花は筒咲きで、永楽という別名で呼ばれることもあります。

名前はワビスケですが、ヤブツバキの系統に近い種です。

 原産地

ヤブツバキの園芸品種です。

ヤブツバキ自体は青森県から沖縄にかけて自生しています。

 育て方

日当たりは日なた~半日陰を好みます。

あまり西日が当たらない場所で育てるといいです。

用土は水はけの良い弱酸性のものを好みます。

フクジュソウについて

  • 学名・・・Adonis remosa
  • 属名・・・キンポウゲ科フクジュソウ属
  • 花期・・・1~4月
  • 花色・・・黄色
  • タイプ・・・多年生宿根草

 特徴

春を告げる山野草の一つで、別名「元日草」と呼ばれています。

早春になると芽を出し、黄色い可憐な花を咲かせます。

葉には細かい切れ込みが入り美しいです。

正月の寄せ植えとしても人気で、ヤブコウジなどと一緒によく植えられています。

 原産地

北海道から九州にかけての山林に自生しています。

   育て方

日当たりは半日陰~明るい日陰の環境を好みます。

根が太く長いので、大きめの鉢で育ててあげるといいです。

水やりは表土が乾いたらたっぷりと与えます。

夏季の休眠期は完全に乾燥しない程度に控え目に与えます。

毒性があるので、誤飲誤食に用心します。

 

以上、本日入荷した商品の中から2点を紹介しました。

 

記事・・・飛田亮

シルバーリーフを楽しめる草木8選

お庭の雰囲気づくりに欠かせないカラーリーフプランツ。

なかでも透き通るような美しさをもつシルバーリーフはお庭に清涼感を与えてくれます。

今回はお洒落で可愛らしいシルバーリーフプランツたちを紹介していきます。

シルバーレース

関連画像

  • 学名・・・Senecio Cineraria ‘Silver lace’
  • 属名・・・キク科タナセツム属
  • タイプ・・.・多年生宿根草

ヨーロッパ南西部原産のキクの仲間です。

葉がレースの様に細かく切れ込むのが特徴です。

よく似たものにシロタエギクがありますが、本種のほうがより細かく切れ込みが入ります。

ディコンドラ

関連画像

  • 学名・・・Dichondra
  • 属名・・・ヒルガオ科ディコンドラ属
  • タイプ・・.・多年生宿根草

つる性のシルバーリーフで、グランドカバーや寄せ植えのアクセントとして人気があります。

葉は小さなハートの様な形をしており可愛らしいです。

ラムズイヤー

「Stachys byzantina」の画像検索結果

  • 学名・・・Stachys byzantina
  • 属名・・・シソ科イヌゴマ属
  • タイプ・・.・多年生宿根草

アジア西部に自生するシルバーリーフです。

地面を這う様に茎を伸ばして成長していくので、グラウンドカバーとしても利用できます。

もふもふとした触り心地が特徴で、初夏には紫色の小花を咲かせます。

モクビャッコウ

「Crossostephium chinense」の画像検索結果

  • 学名・・・Crossostephium chinense
  • 属名・・・キク科アルテミシア属
  • タイプ・・.・常緑低木

東アジアに分布するキク科の低木です。

銀白色の葉が美しく、独特の匂いがあります。

シルバーリーフには珍しく日なたの環境を好みます。

オリーブ

「Olea europaea」の画像検索結果

  • 学名・・・Olea europae
  • 属名・・・モクセイ科オリーブ属
  • タイプ・・.・常緑高木

中近東や地中海沿岸が原産とされる常緑高木です。

実が食用として利用される一方庭木としても人気があります。

葉裏が銀白色を呈します。

マルバユーカリ

「Eucalyptus」の画像検索結果

  • 学名・・・Eucalyptus
  • 属名・・・フトモモ科ユーカリ属
  • タイプ・・.・常緑高木

ユーカリはオーストラリア、ニュージーランド、タスマニアに自生しています。

マルバユーカリは大きな丸い葉が特徴的です。

ギンヨウアカシア

関連画像

  • 学名・・・Acacia baileyana
  • 属名・・・マメ科アカシア属
  • タイプ・・.・常緑高木

オーストラリア原産の常緑高木です。

細かい切れ込みが入る銀色の葉が美しく、春先には鮮やかな黄色い花を咲かせます。

ピセア・プンゲンス

「Picea pungens」の画像検索結果

  • 学名・・・Picea pungens
  • 属名・・・マツ科トウヒ属
  • タイプ・・.・常緑高木

コニファーの一種で、和名は「コロラドトウヒ」。

葉全体が銀白色で美しく、クリスマスツリーなどにも使われます。

 

以上、シルバーリーフを楽しめる草木を紹介しました。

 

記事・・・飛田亮