庭師目線で「世界一のクリスマスツリーPROJECT」の本質を見極める。

今、巷を賑わせている「世界一のクリスマスツリーPROJECT」

TVニュースなどでも取り上げられていることからご存知の方も多いでしょうがざっと説明をば。

この企画は世界を股に活躍するプラントハンターの西畠清順さんが仕掛け人で、神戸開港150年記念関連事業として高さ30mの世界一大きなクリスマスツリーを神戸港に立てるというもの。

この木は富山県氷見市の森の中から掘り取られ、大きな特殊車両と船によって神戸メリケンパークに輸送されます。

世界一のクリスマスツリーが見れるというワクワク感もある反面、「生きてる木を掘り起こすのは可愛そう」だとか「単なる人間のエゴ」などの批判も相次ぎ、一時は炎上騒ぎになりました。

私も常日頃植物に携わる身としてこの件には関心を寄せていて、今回たまたま訪れる機会があったので現地で見聞きし感じたことを記事にしようと思いました。

同じ植物を扱う庭師の目線で、この企画が本当に伝えたかったことはなにか?その本質を考えていきます。

世界一のクリスマスツリーを見に行ってみた

やってきました神戸メリケンパーク。

この時期は美しいイルミネーションで有名な神戸ルミナリエも開催しているので、神戸中が大賑わいです。

クリスマスツリーへ向かう手前にはエアープランツのトンネルが出来ていました。

“庭師目線で「世界一のクリスマスツリーPROJECT」の本質を見極める。” の続きを読む

はちおうじフェアのショーガーデンをつくりました!

 

https://www.instagram.com/p/BYIrLhHFgW8/

 9月16日〜10月15日まで、東京都八王子市にて「全国都市緑化はちおうじフェア」が開催されます。

この期間、八王子市内は花とみどりに溢れかえるお祭り会場と化す訳ですが、そのメイン会場である冨士森公園にて先週ショーガーデンをつくってきました。

といってもまだ完成ではなく、開催直前にコケや下草類の植栽をするため8割方完成といった感じです。

今回はその模様を少しだけ皆さんにお見せしていこうと思います。

 

 皆さんご存知の通り私たちは滋賀県の造園屋。

八王子までは車で6時間以上の長い道のりです。

ショーガーデンに使う樹木や石材を一挙に持っていくとなるとだいぶ大掛かりになってしまうので、知り合いの都内の造園屋さんに協力を仰ぐことに。

f:id:GardenPorter:20170831114821j:plain

これは八王子の造園屋さんにて景石をお借りしている所です。

他にもたくさんの樹木や石材を使わせていただき、本当に助かりました。

同業者ながら切磋琢磨していく連帯感のようなものが緑化フェアの会場全体に流れており、これも一つの醍醐味だなと感じました。

というわけで移動と材料の準備で一日目は終了です。

 

f:id:GardenPorter:20170831120500j:plain

2日目、作業開始です。

まずは土をせき止める為の枠組み作成。

現場は電気が使えないため、手ノコでコンパネを切っている所です。

f:id:GardenPorter:20170831124338j:plain

f:id:GardenPorter:20170831124937j:plain

盛り土をし、景石を据えていきます。

会長(親方)の指示で面白い程ポンポンと手際よく決まっていきます。

なにやら荘厳でありながら優美な石の流れが感じられ、感服しています。

f:id:GardenPorter:20170831130128j:plain

続いて樹木を植えていきます。

使うのはアオダモとモミジ。

どちらも幹の細い株立ち状のもので、自然味あふれる枝ぶりが雑木の庭の風情を醸し出しています。

f:id:GardenPorter:20170831130539j:plain

次は石積みです。

写真は根石を据え付けているところですが、地面が一部舗装され掘ることができないため高度な石の扱い方が要求されます。

f:id:GardenPorter:20170831131308j:plain

f:id:GardenPorter:20170831131352j:plain

だんだんと高く積み上がってきました。

石積みとしての絶対条件である崩れないことはもちろん、四隅の凛とした角の出し方や、大中小の石のバランスのデザイン性など些細なことに注意を払いながら積まれていきます。

f:id:GardenPorter:20170831132601j:plain

2日目終了。

石積みの根石までいければいいと思っていましたが、手際よく進んだので石積み完成まであとちょっとのところまできました。

これで明日以降の作業がぐっと楽になりました。

 

f:id:GardenPorter:20170831133550j:plain

3日目、積んでいる写真を撮る間もなく石積み完成です。

天端石もキチンと収まり、城積み独特の美しい輪郭が見事に浮かび上がりました。

f:id:GardenPorter:20170831133626j:plain

これは手前に植栽マスをつくっている所です。

この後、明日使う下草や砂利を準備しにいき3日目を終えました。

 

f:id:GardenPorter:20170831133645j:plain

作業最終日、昨日つくった植栽マスにモミジと下草の山野草を植え、ゴロタ石でマルチングしていきます。

f:id:GardenPorter:20170831133704j:plain

仕上げに立派なモウソウチクを使って枠をつくります。

f:id:GardenPorter:20170831133735j:plain

枠ができるとやっぱり違いますね。

後は開催前にコケと下草類を植えて、完成です。

 

 冨士森公園のロードサイドガーデン、公園入口から二つ目の庭です。

ぜひお近くの方は足を運んでみてくださいね!

 

記事・・・飛田亮

植物を使った&モチーフにした現代のアート作品6選

 我々人間の暮らしに植物は必要不可欠な存在。 

それ故に人類史において植物をモチーフにしたアートは数え切れないほど生み出されきました。

その系譜を継ぐものとして現在の植物アート界ではいったいどんなものが表現されているのか、ごく一部ですが見ていきましょう。

紙を用いたフラワーアート

f:id:GardenPorter:20170608114107j:plain

アメリカ・シアトルの紙作家、Kate Alarcónさんの作品です。

一見生花と見間違えてしまうほどクオリティの高い出来栄えで、まさか紙でできているとは思えないほど。

f:id:GardenPorter:20170608114143j:plain

使われているのはクレープペーパーといわれる薄紙で、シワ加工を施すことによって花弁の質感を表現しています。

バラやダリア、スイセンなどの花ものから多肉植物や食虫植物、キノコまでたくさんのペーパーフラワーを手掛けています。

f:id:GardenPorter:20170608114228j:plain

出典:http://news.rabbitalk.com/archives/kami-no-hana-kate-alarco.html#jumpTitle

 

人や人工物を侵食する植物の彫刻

f:id:GardenPorter:20170608133840j:plain

フランスの芸術家Emeric Chantierさんによる作品です。

頭蓋骨など人間の体のパーツや、ライフルや缶詰めなどの人工物に植物の生命力が息づくような彫刻アートを制作しています。

f:id:GardenPorter:20170608133902j:plain

作品には本物の苔やドライフラワーが使われています。

自然に侵食された廃墟のような寂びた美しさが漂い、その世界観に引き込まれます。

f:id:GardenPorter:20170608133923j:plain

出典:http://news.rabbitalk.com/archives/sizen-yuugou-human-choukoku-emeric-chantier.html

 

落ち葉を用いたカッティングアート

f:id:GardenPorter:20170608141153j:plain

イラン出身のアーティストOmid Asadiさんによる作品です。

乾燥した落ち葉にナイフを使って図案を切り抜いていくカッティングアートです。

f:id:GardenPorter:20170608141223j:plain

落ち葉に描く発想や繊細なカッティング技術もさる事ながら、メッセージ性の強い秀逸な図案が多く眺めていて楽しいです。

使われている葉は葉の大きさが丁度いいのか、プラタナスが多いようです。

f:id:GardenPorter:20170608141248j:plain

出典:http://news.rabbitalk.com/archives/ochiba-cutting-art-omid-asadi.html

 

押し花で描く絵画

f:id:GardenPorter:20170608143109j:plain

ポーランドのアーティストAnasteszさんの作品です。

様々な植物の葉や花を使って押し花風の絵画作品を制作しています。

テーマとして野鳥や自然風景を描いており、天然素材ならではのナチュラルな雰囲気が魅力です。

f:id:GardenPorter:20170608143201j:plain

出典:http://news.rabbitalk.com/archives/oshibana-anastesz.html

 

野趣あふれる木の枝を用いた額縁

f:id:GardenPorter:20170608145430j:plain

アメリカのアーティストDarryl Coxさんの制作する額縁は一味も二味も違います。

オレゴン州の森の中で使えそうな枝を拾ってきては、野趣あふれる枝ぶりをそのままにユニークな額縁をつくり出します。

f:id:GardenPorter:20170608145515j:plain

直線であるはずの額縁が突如素材そのままの曲線に変貌するさまがなんとも面白いです。

しかし飾る絵が額縁負けしそうですね・・・。

f:id:GardenPorter:20170608145555j:plain

出典:http://news.rabbitalk.com/archives/gakubuchi-darryle-cox.html

 

 

植物と動物を融合させた彫刻アート

f:id:GardenPorter:20170608160305j:plain

カナダ人の芸術家Ellen Jewettさんによる彫刻作品です。

動物の姿をベースに、植物や自然の要素が所々に盛り込まれ神々しいまでの繊細な美しさがあります。

f:id:GardenPorter:20170608160404j:plain

金属と紙粘土でつくられ、動物の瞳部分にはガラスやアクリル製のパーツが使われています。

f:id:GardenPorter:20170608160338j:plain

出典:http://news.rabbitalk.com/archives/1022510705.html

 以上、植物に関連する現代のアート作品たちを紹介してきました。

ここに挙げたような植物がテーマのアート作品の展覧会が開催されたら、ぜひ行ってみたいものですね。

記事・・・飛田亮

www.gardenporter.com

【5/3〜5/7】GW休業のお知らせ+小ネタ【押し葉を作ってみた】

 

 誠に勝手ながら明日5/3(水)〜5/7(日)までGardenPorterはお休みとなります。

それに乗じてこのブログもお休みをいただき、次の更新は5/9(火)からとなりますのでご了承ください。

すでにゴールデンウィークに突入している方も多いと存じますが、皆さん楽しいGWをお過ごしください。

さて、お知らせだけじゃ味気ないので今日はずっと温めてきたちょっとした小ネタを紹介します。

f:id:GardenPorter:20170501160341j:plain

じゃじゃーん。

これは去年の晩秋に撮った写真です。

家の近所にとても綺麗なモミジの落ち葉があったので持ち帰ってきました。

ハウチワカエデの突然変異といいますか、なんらかの外的要因で大きくなっちゃったんだと思います。

手のひらより大きく、顔が隠れるくらいの大きさ。こんなレアな葉っぱは是非とも押し葉にしてずっと飾っておきたい。

f:id:GardenPorter:20170501160407j:plain

という訳ですぐに押し葉にすることに。

押し葉は色が変わらない新鮮なうちにするのが基本ということで、まずはダンボールの上に新聞紙かティッシュを敷き、その上に葉っぱを置きます。

f:id:GardenPorter:20170501160430j:plain

さらにその上にティッシュとダンボールを置きサンドイッチにします。

ティッシュまたは新聞紙を敷くのは葉の水分を吸収させるためです。

f:id:GardenPorter:20170501160448j:plain

そうしたらビニール袋の中で乾燥材と共に密封し、

f:id:GardenPorter:20170501160505j:plain

ドーンと重しを置いて圧をかけること数日間・・・。

・・・のはずがうっかり押し葉の存在を忘れてしまい、4ヶ月程このままの状態で放ったらかしてしまいました。笑

果たして押し葉は無事にできているのか・・・?

 

f:id:GardenPorter:20170501160806j:plain

じゃじゃーん!完成です。

若干色味が濃くなり黒味を帯びた感は否めませんが、美しい。

葉のかたちも色も最高の押し葉が出来上がりました。

f:id:GardenPorter:20170501160828j:plain

これ、押し葉界でも1、2を争う出来じゃないですか?笑

我ながら墓場まで持っていきたい逸品です。

しかし本のしおりなどに使うのは勿体ないので、変色しないようまた乾燥材と共に保存しておこうと思います。

はい。というわけでGWとは全く関係ありませんでしたが、皆さんも押し葉作ってみてください。

よいGWを!

今週のお題「ゴールデンウィーク2017」

記事・・・飛田亮

www.gardenporter.com

春といえばお花見!滋賀県のサクラの名所10選!

 

 早い所ではもうサクラが開花し、満開を迎えるところもあるでしょう。

サクラはあっという間に散る儚いところが魅力の一つですが、見逃してしまっては元も子もないので皆さん、お花見の計画はお早めに!

さて、今回は滋賀県のサクラの名所として名高いお花見スポットを紹介していきます。

関西でお花見といえば吉野のサクラや京都の社寺を想像する方が多いかもしれませんが、滋賀にもちゃんとお花見スポットはありますよ!

滋賀といえばやはり琵琶湖ですが、サクラ越しに望む湖もこれまた絶景です。

京都へお花見旅行へ行かれる方はぜひともこの記事を参考に滋賀まで足を延ばしてみてください。

 

豊公園

f:id:GardenPorter:20170330143453j:plain

出典:http://kitabiwako.jp/spot/spot_10053/

  • 住所・・・滋賀県長浜市公園町1325
  • サクラの見頃・・・4月上旬 〜 4月中旬

長浜城の麓、琵琶湖湖畔につくられた公園です。

「日本さくら名所100選」にも選ばれており、園内にはソメイヨシノを中心に600本ものサクラが植えられています。

お城の天守閣からは広大な琵琶湖と満開のサクラが一望できます。

 

海津大崎

f:id:GardenPorter:20170330143836j:plain

出典:http://www.takashima-kanko.jp/spot/makino/533.html

  • 住所・・・滋賀県高島市マキノ町海津
  • サクラの見頃・・・4月上旬 〜 4月中旬

「日本さくら名所100選」に選ばれており、琵琶湖湖岸およそ4kmに渡って800本ものソメイヨシノがサクラのトンネルをつくり出します。

湖畔を歩きながら満開のサクラを楽しめる、贅沢なお花見スポットです。

ちなみに近くには滋賀県一押しの観光スポットメタセコイア並木もあるので、一緒に訪れるのもありです。

 

石山寺

f:id:GardenPorter:20170330144118j:plain

出典:https://sp.jorudan.co.jp/hanami/spot_286.html

  • 住所・・・滋賀県大津市石山寺1-1-1
  • サクラの見頃・・・3月下旬 〜 4月上旬

季節ごとの花を楽しめ、紫式部が「源氏物語」を執筆したといわれる花と文学に所縁のあるお寺です。

境内には600本ものサクラが植わり、春には雅趣溢れる風情を堪能できます。

 

三井寺

f:id:GardenPorter:20170330144418j:plain

出典:http://drive.nissan.co.jp/SPOT/detail.php?spot_id=1902

  • 住所・・・滋賀県大津市園城寺町246
  • サクラの見頃・・・4月上旬 〜 4月中旬

天台寺門宗の総本山。近江八景の一つである「三井の晩鐘」や、国宝・重要文化財を多数有する有名なお寺です。

境内にはソメイヨシノを中心に1500本ものサクラが咲き誇り、満開時には夜間ライトアップが行われます。

 

比叡山

f:id:GardenPorter:20170330144600j:plain

出典:http://japankankou.jp/siga/077-529-2216.html

  • 住所・・・滋賀県大津市坂本本町4220
  • サクラの見頃・・・4月下旬 〜 5月上旬

世界遺産としても知られる比叡山の延暦寺から麓の仰木までを繋ぐ12kmのドライブウェイ沿いに、ヤエザクラが40種ほど植えられています。

人里離れた山道を走りながら車の中でお花見するのも乙なものですね。

 

びわ湖バレイ

f:id:GardenPorter:20170330144824j:plain

出典:https://sp.jorudan.co.jp/hanami/spot_535.html

  • 住所・・・滋賀県大津市木戸1547-1
  • サクラの見頃・・・4月上旬 〜 4月中旬

びわ湖バレイは琵琶湖を望む高原リゾート地で、冬にはスキー場にもなる人気の観光地です。

広大な琵琶湖を眺められる傾斜地には1500mに渡っておよそ1000本ものサクラが咲き誇り、「望湖桜」として春にはサクラの名所として賑わいます。

 

彦根城

f:id:GardenPorter:20170330145213j:plain

出典:http://www.biwako-visitors.jp/season/detail/000085.html

  • 住所・・・滋賀県彦根市金亀町1-1
  • サクラの見頃・・・4月上旬 〜 4月中旬

琵琶湖の湖畔にそびえる彦根城も春にはサクラで囲まれよりいっそう美しくなります。

城のお堀沿いを中心におよそ1200本のサクラが開花し、桜祭りや夜間のライトアップも行われます。

 

畑の枝垂れ桜

f:id:GardenPorter:20170330150100j:plain

出典:https://sp.jorudan.co.jp/hanami/spot_644.html

  • 住所・・・滋賀県甲賀市信楽町畑
  • サクラの見頃・・・4月上旬 〜 4月中旬

信楽ののどかな茶畑のなかにそびえる一本のシダレザクラの巨木です。

樹齢は400年を超えるとされ、甲賀市指定の天然記念物にも指定されています。

 

滋賀県立近江富士花緑公園

f:id:GardenPorter:20170330150530j:plain

出典:http://eonet.jp/travel/sph/season/sakura/

  • 住所・・・滋賀県野洲市三上519
  • サクラの見頃・・・3月下旬 〜 5月上旬

近江富士ともいわれる三上山の麓に広がる森林公園です。

早咲きのものから遅咲きのものまで様々な種類のサクラが植わっており、長い期間お花見を楽しむことが出来ます。

 

MIHO MUSEUM

f:id:GardenPorter:20170330150844j:plain

出典:http://www.biwako-visitors.jp/season/detail/000071.html

  • 住所・・・滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷300
  • サクラの見頃・・・4月上旬 〜 4月中旬

1997年に開館した、信楽町郊外の山中にある美術館です。

美術館の展示品はもちろん庭や景色も美しいですが、春にはシダレザクラ並木が開花しさらに美しく飾り立てます。

 

 以上、滋賀県のおすすめお花見スポットを紹介してきました。

ぜひとも気になるところがあったら行ってみてくださいね。

 

記事・・・飛田亮

www.gardenporter.com

 

あなたの知らないマネーの世界。お金に刻まれた植物文様を徹底解説!

私たちの生活に無くてはならないもの、お金。

毎日誰しもが触れている身近な存在ですが、果たして皆さんはお金を隅々までじっくり観察したことがあるでしょうか。

1円玉から1万円札まで、お金をじっくり見てみるとそこには必ずといってもいいほど植物の姿が見られます。

なぜこんなにも植物なのか。

きっと古くからの日本人と植物の関係を尊重しているのかと思いきや、調べてみるといろいろ面白い事実が発覚しました。

ということで今回はお金に描かれた文様について紹介していきたいと思います。

一円玉

f:id:GardenPorter:20170309094443j:plain

普段何気なく使っている一円玉ですが、その表には大きく若木が描かれています。

実はこの木は架空のもので、一般の公募デザインの中から選ばれたものだそうです。

鋸歯のない広葉、互生、1円玉の大量生産性からしてモチノキを連想してしまいますが、皆さんはどうでしょうか。

ちなみに硬貨の表裏は、製造月日が書かれている方が裏とされています。

五円玉

f:id:GardenPorter:20170309094616j:plain

ご縁があるということでよくお賽銭に使われる五円玉。

表にはイネ、多数の水平線、穴の周りには歯車が描かれていますね。

これはそれぞれ、農業、水産業、工業を表しているといいます。

また裏側には小さな双葉が描かれていますが、これは民主主義にむかって成長する日本の芽生えを表しているそうです。

十円玉

f:id:GardenPorter:20170309095437j:plain

京都の世界遺産、平等院鳳凰堂が大きく表を飾る十円玉。

その周りには、植物をモチーフにした細かい唐草文様が施されています。

裏面にはリボンに結ばれた枝の姿がありますが、どうやら特定の樹木ではなく「常盤木」とされているそうです。

常盤木とは常緑樹のことですが、常緑性、互生、シュッとした葉が枝全体に付く様子からゲッケイジュだと推測します。

月桂冠のマークをモチーフにしているように感じられました。

五十円玉

f:id:GardenPorter:20170309101810j:plain

五十円玉は最初は穴が無い状態で登場しましたが、百円玉と間違えやすいという理由で穴が空けられるようになりました。

表には三輪のキクの花が描かれています。

キクは皇室の家紋や日本国パスポートの紋章としても使われており、それだけ身近で人気の植物といえますね

百円玉

f:id:GardenPorter:20170309103028j:plain

百円玉の表にはサクラが大きく描かれています。

サクラは花弁の先が二つに割れ、ウメは丸い形なので見分けられます。

子どもの頃のガシャポンのせいか、硬貨の中で最も親近感があるのは私だけでしょうか。

他の硬貨と比べてみるとシンプルなデザインで好感が沸きます。

五百円玉

f:id:GardenPorter:20170309104409j:plain

硬貨の中で最も大きな五百円玉。

表には大きくキリの花と葉が描かれています。

キリの家紋は豊臣政権が主に用い、今では日本国政府の紋章にもなっている格式高いものです。

裏面には上下に竹の葉と左右にはミカン科のタチバナが描かれています。

竹は縁起物の松竹梅に数えられ、タチバナは日本固有の柑橘類で「左近のサクラ、右近のタチバナ」なんて言葉もある、日本人に所縁のある植物です。

千円札

f:id:GardenPorter:20170309151512j:plain

今流通している千円札は2004年に新たなデザインに変わったもので、表面は野口英世がプリントされていますね。

裏には湖に映る富士山と、サクラが美しく描かれています。

他にもよく見るとサクラのデザインが各所に散りばめられています。

五千円札

f:id:GardenPorter:20170309151615j:plain

表面には樋口一葉と、左下のキラキラしたホログラムの中にはサクラの花がデザインされています。

そして裏面にはたくさんのカキツバタが描かれています。

このカキツバタは江戸時代の画家、尾形光琳の「燕子花図(かきつばたず)」がプリントされたもので、国宝にもなっています。

一万円札

f:id:GardenPorter:20170309151721j:plain

表面には福沢諭吉と、五千円札同様左下にはサクラのホログラムがあります。

裏面には平等院の鳳凰と、カキツバタの花が一輪デザインされています。

今まで紹介したお金のなかでは以外にも植物要素が少ないものとなっています。

以上、日本の通貨に描かれた植物文様を紹介してきました。

お金は身近な存在過ぎてあまりよく観察することはありませんが、こんなにも植物がデザインに使われていたんですね。

ちなみに旧五千円札にはマツが描かれていましたが、今ではカキツバタに変わっています。

なんだか昨今日本庭園をつくる機会が少なくなってきたのと同じような寂しさを感じました。

それはさておきぜひみなさんも身の周りのものに焦点を当てて、植物を探してみてください。

記事・・・飛田亮

 

どうしてこうなった!?摩訶不思議な世界の奇木8選

人が生きていく上でまとわりつく厄介なものの一つ、退屈。

贅沢な話ですが、別段何不自由なく暮らせる現代を生きる我々にとって、それは時として大きな悩みの種になります。

そんな退屈を打ち破ってくれる存在が人だったり自然だったりする訳ですが、私は特に圧倒的スケールの景色や自然物を目にすることで退屈が解消され、心がリフレッシュすることが多いです。

というわけで今回は退屈を瞬く間に吹き飛ばしてくれそうな世界の奇木たちを紹介していきたいと思います。

いったいどうしてこんな形になったのか。いったいどれ程の時を経ればこうなるのか。

などなど、圧倒的な存在感と共にミステリーを呼び起こす奇木たちをご覧くださいませ。

ハワイのモンキーポッド

f:id:GardenPorter:20161114094305j:plain

  • 学名・・・Albizia saman
  • 属名・・・マメ科ネムノキ属
  • タイプ・・.・常緑高木

「この〜木なんの木〜♪」のCMでおなじみの気になる木です。

その正体はハワイのモアナルア・ガーデンズ・パークに生えるモンキーポッドという木でした。解決!

ネムノキの仲間であることからアメリカネムノキ、降雨前に葉が閉じることからレインツリーとも呼ばれています。

レインボーユーカリ

f:id:GardenPorter:20161114094547j:plain

  • 学名・・・Eucalyptus deglupta
  • 属名・・・フトモモ科ユーカリ属
  • タイプ・・.・常緑高木

世にも美しい虹色に輝く樹皮をもつユーカリの仲間です。

北半球に自生する唯一のユーカリで、フィリピン、インドネシア、パプアニューギニア、ハワイなどにも自生しています。

樹皮は毎年違う時期に剥がれ、最初は明るい緑色に、それから年数がたつごとに青、紫、オレンジ、栗色と変化していくことから虹色に見えるのだそうです。

カンボジアのガジュマル

f:id:GardenPorter:20161114094759j:plain

  • 学名・・・Ficus microcarpa
  • 属名・・・クワ科イチジク属
  • タイプ・・.・常緑高木

ガジュマルといえば沖縄にも普通に生えているし、観葉植物としても出回っていることからそれ程珍しい木には思えないかもしれません。

しかし、カンボジアの遺跡に生えるガジュマルは、周りの遺跡の景色と相まってものすごい神秘的な様相を呈しています。

ガジュマルの気根が遺跡に絡みつき、中でもタ・プローム遺跡とベンメリア遺跡はその美しさに心が奪われます。

マダガスカルのバオバブ街道

f:id:GardenPorter:20161114094844j:plain

  • 学名・・・Adansonia
  • 属名・・・アオイ科バオバブ属
  • タイプ・・.・落葉高木

まるで巨木を逆さまにして、地面に突き刺したかのような樹形が特徴のバオバブ。

一本見るだけでも満足してしまいそうですが、なんとマダガスカルにはたくさんのバオバブが連なるバオバブ林があるとのこと。

大木の太い幹には、10トンもの水分を蓄えているようです。

アメリカの巨木通り

f:id:GardenPorter:20161114095001j:plain

アメリカは世界一の高さや体積を持つ大木が存在する奇木大国であることが知られていますが、そんなアメリカらしいワイルドな通りがこちら。

レッドウッド国立・州立公園を南下していくとアベニューオブジャイアンツと呼ばれる巨木通りがあります。

中には巨木の幹の中を通るコースもあるようです。

アメリカのブリストルコーンパイン

f:id:GardenPorter:20161114095055j:plain

  • 学名・・・Pinus longaeva
  • 属名・・・マツ科マツ属
  • タイプ・・.・常緑高木

なんと世界最古の樹木もアメリカにありました。

和名はイガゴヨウマツと呼ばれ、カリフォルニア東部のホワイト山地にブリストルコーンパインの林があります。

現存する世界最古の樹木で、その樹齢は5000年近いとのこと。

風が吹きすさぶ厳しい環境で育ったため、樹形の野趣感がこの上なく美しいです。

インドのナチュラルブリッジ

f:id:GardenPorter:20161114095239j:plain

インド北東部、バングラデシュとの国境近くにあるチェラプンジという村にその橋はあります。

ゴムの木とキンマの木で出来たまさに自然の橋で、500年間生きている橋として人々に使われてきました。

橋は二重になっており、今もなお成長中です。

サキシマスオウノキ

f:id:GardenPorter:20161114095332j:plain

  • 学名・・・Heritiera littoralis
  • 属名・・・アオイ科サキシマスオウノキ属
  • タイプ・・.・常緑高木

サキシマスオウノキは熱帯地域に自生しており、日本では沖縄、特に西表島に群生地が確認されています。

板根(ばんこん)と呼ばれる板状の根が特徴的で、沖縄ではこの板根を切り出しそのまま船の舵として使っていたそうです。

群生地では少し歩きづらそうですが、緩やかな板根のカーブを楽しめることでしょう。

以上、世界の奇木たちを紹介してきました。

きっと世界にはまだまだおもしろい植物たちがあるのでしょうね!

ぜひ気になったものがあれば、その足で見に行ってみてはいかがでしょうか。

記事・・・飛田亮

 

花が好きなら食べちゃおう!美味しそうなエディブルフラワー10選

突然ですが皆さん、「エディブルフラワー」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

エディブルフラワーとは食用花という意味。

食材として使ったり、サラダに添えたりなど食べられる花のことをいいます。

世界で最も花卉生産が盛んなオランダでは日常的に食卓に花が使われているのだとか。

そんな食卓、憧れますよね。そしてなにより花を食べてみたいです。

というわけで今回はよく食べられているエディブルフラワーたちを紹介していきます。

※ただし食用になるのは無農薬の食べることを前提に育てられた花々に限りますので、ホームセンターなどで買ってきた苗の花を食べるのは止めましょう。

ボリジ

f:id:GardenPorter:20161110092301j:plain

  • 学名・・・Borago officinalis
  • 属名・・・ムラサキ科ルリジサ属
  • 花色・・・青紫
  • 花期・・・3〜7月
  • タイプ・・.・一年草

地中海沿岸に自生する一年草です。

大きくなると1m程になる大型の草花で、紫色の花を咲かせます。

ハーブとして知られ、葉はサラダに、花は料理の飾りつけとして食べられています。

キュウリの様な香りで、クリーミーなのだそう。

サクラ

f:id:GardenPorter:20161110092646j:plain

  • 学名・・・Prunus
  • 属名・・・バラ科サクラ属
  • 花色・・・ピンク
  • 花期・・・2〜5月
  • タイプ・・.・落葉高木

日本人に最もポピュラーなエディブルフラワーといえばサクラ。

春には桜の花や葉を使ったお菓子がたくさん出回ります。

なかでもオオシマザクラは花弁が肉厚で香り高いことから好まれています。

ナスタチウム

f:id:GardenPorter:20161110092924j:plain

  • 学名・・・Tropaeolum majus
  • 属名・・・ノウゼンハレン科ノウゼンハレン属
  • 花色・・・赤、オレンジ、黄色
  • 花期・・・4〜7月、9〜11月
  • タイプ・・.・一年草

南米原産の、葉も花も実も全部食べられる植物です。

オレンジ色の花にはワサビ菜のようなピリッとした辛みがあり、サラダのアクセントとしても使われます。

ビタミンA、C、鉄分が豊富でサンドイッチに入れられることもあります。

トロロアオイ

f:id:GardenPorter:20161110093013j:plain

  • 学名・・・Abelmoschus manihot
  • 属名・・・アオイ科トロロアオイ属
  • 花色・・・白色
  • 花期・・・8〜9月
  • タイプ・・.・一年草

中国原産の有用植物で、花オクラとも呼ばれています。

主に根から「ネリ」という粘液が採れ、和紙作りや料理の添加物として使われています。

花にも粘りがあり、サラダや天婦羅として食べられます。

パンジー、ビオラ

f:id:GardenPorter:20161110093130j:plain

  • 学名・・・Viola
  • 属名・・・スミレ科
  • 花色・・・白,赤,ピンク,オレンジ,黄,青,紫,茶,黒,複色
  • 花期・・・10〜5月
  • タイプ・・.・一年草

冬の定番のお花ですが、食べると淡白なレタスのような味で癖がなく、なんでも合うのだそうです。

カラーが豊富なため食卓を鮮やかに彩り、ビオラなんかは小振りで使い勝手がいいためエディブルフラワーの中でも人気のある花です。

キンギョソウ

f:id:GardenPorter:20161110093438j:plain

  • 学名・・・Antirrhinum majus
  • 属名・・・ゴマノハグサ科キンギョソウ属
  • 花色・・・ピンク、黄色、赤、紫
  • 花期・・・3〜6月、9〜10月
  • タイプ・・.・一年草

園芸的に人気のあるキンギョソウもエディブルフラワーとして食用にできます。

実はビタミンCが豊富で、イチゴよりも多いのだそう。

色のバリエーションも多彩で、なにより可愛らしい唇形花が食卓のアクセントになります。

ホウセンカ

f:id:GardenPorter:20161110093618j:plain

  • 学名・・・Impatiens balsamina
  • 属名・・・ツリフネソウ科ツリフネソウ属
  • 花色・・・赤、白、ピンク、紫
  • 花期・・・7〜9月
  • タイプ・・.・一年草

夏になると直立した花茎に花を付けるホウセンカ。

肉厚の花はシャキシャキとした食感でレタスの様な味がするといいます。

美容にも効果があり、含まれるビタミンCはトマトの10倍もあります。

バラ

f:id:GardenPorter:20161110093746j:plain

  • 学名・・・Rosa
  • 属名・・・バラ科バラ属
  • 花色・・・ピンク
  • 花期・・・10〜11月
  • タイプ・・.・多年生宿根草

バラは愛好家が多いためか、エディブルフラワーとしても良く流通しています。

バラの風味のお菓子やリキュールなどもあるため、そこまで抵抗なく食べられるのではないでしょうか。

健康食としても知られ食物繊維がバナナの10倍と多く含み、便秘の改善などに効果があります。

チャイブ

f:id:GardenPorter:20161110093905j:plain

  • 学名・・・Allium schoenoprasum
  • 属名・・・ユリ科ネギ属
  • 花色・・・ピンク
  • 花期・・・5〜6月
  • タイプ・・.・多年生宿根草

北半球に自生するネギの仲間で、ハーブとして知られています。

葉はサラダやスープの風味づけに、ピンクの花はサラダに散らしたりビネガーに漬けて食べられます。

ヨーロッパでは古くから使われてきたハーブで、消化促進の効果もあります。

プリムラ・ジュリアン

f:id:GardenPorter:20161110094000j:plain

  • 学名・・・Primula
  • 属名・・・サクラソウ科
  • 花色・・・ピンク、赤、白、紫、黄色
  • 花期・・・12〜4月
  • タイプ・・.・一年草

バンジー、ビオラと同じく冬の花壇に重宝する植物ですが、食用にもなります。

色鮮やかでバリエーションもあり、味も淡白なため使い勝手がいいです。

ビタミンCが豊富に含まれており、特に黄色の花は香りが良いです。

以上、エディブルフラワーを紹介してきました。

身近な花がこんなに食べれるとは驚きです。

食べてみたい方は、種から育ててみてもいいですし、スーパーなどでも売られていることもあるのでチェックしてみてはいかがでしょうか。

記事・・・飛田亮

 

庭師が勧める!滋賀県のおすすめ紅葉スポット7選

皆さん、紅葉楽しんでいますか?

滋賀県といえば琵琶湖で有名ですが、実は見どころのある紅葉スポットもたくさんあるんです。

関西で紅葉といえばやはり京都の寺社が人気があると思いますが、ぜひとも自然あふれる隣の滋賀県にも目を向けていただきたい。

というわけで、今回は滋賀県の魅力あふれる紅葉スポットを紹介していきます。

伊吹山

f:id:GardenPorter:20161107153920j:plain

出典:http://www.nisimino.com/nisimino/tokusyu/kouyou/

  • 滋賀県米原市
  • 紅葉の見ごろ・・・10月下旬〜11月上旬

山野草や薬草が咲き誇る花の山として知られている伊吹山は、秋には紅葉を楽しむことが出来ます。

滋賀県最高峰の山でもあり、ドライブウェイも整備されているので紅く色づいた木々を眺めながらのドライブは格別です。

カエデやブナ、ガマヅミなどの木々たちが紅葉します。

↓紅葉の時期ではありませんが、伊吹山の記事はこちら↓

pz-linkcard: Incorrect URL specification.(url=)

湖東三山 百済寺(ひゃくさいじ)

f:id:GardenPorter:20161107154149j:plain

出典:http://jp.zekkeijapan.com/spot/index/248/

  • 滋賀県米原市
  • 紅葉の見ごろ・・・11月中旬〜11月下旬

湖東三山と日本の紅葉百選にも選ばれている、歴史の深いお寺です。

聖徳太子によって創立された、石積みに囲まれた山寺となっています。

参道や庭園では美しい紅葉を楽しめ、紅葉中は夜間のライトアップなどのイベントも開かれています。

比叡山

f:id:GardenPorter:20161107154357j:plain

出典:http://joy-trip.jp/3260

  • 滋賀県大津市
  • 紅葉の見ごろ・・・10月下旬〜11月中旬

世界文化遺産にも登録されている比叡山ですが、その美しさは文化的なものに留まらず、紅葉の美しさもまた格別です。

比叡山ドライブウェイを登りながら楽しむのもいいですし、琵琶湖や滋賀の町並みを紅葉越しに見下ろすのもいいですね。

紅葉中は「もみじ祭り」というイベントが開かれ賑わっています。

びわ湖バレイ

f:id:GardenPorter:20161107154534j:plain

出典:http://www.tenki.jp/kouyou/6/28/36587.html

  • 滋賀県大津市
  • 紅葉の見ごろ・・・11月上旬

登山やハイキングを楽しめると共に、アスレチックやスキー場などのレジャースポットとしての一面を持つびわ湖バレイ。

もちろん紅葉も美しく、頂上から紅葉と共に一望する琵琶湖は圧巻です。

ロープウェイも出ているので、紅葉を見下ろしながら登っていくこともできます。

鶏足寺(旧飯福寺)

f:id:GardenPorter:20161107154701j:plain

出典:http://www.kokouan.net/kokouan_blog/post-6.html

  • 滋賀県長浜市
  • 紅葉の見ごろ・・・11月下旬

近年人気急上昇中の鶏足寺。

現在は廃寺となっていますが、秋の紅葉シーズンにはたくさんの人たちで賑わいます。

およそ200本のモミジの古木が参道を一面真っ赤に染める様は美しいことこの上ないです。

↓去年訪れた際の記事はこちら↓

 

大池寺

f:id:GardenPorter:20161107155048j:plain

出典:http://kouyou.yahoo.co.jp/detail/ac0725si30244/

  • 滋賀県甲賀市
  • 紅葉の見ごろ・・・10月上旬〜12月上旬

小堀遠州作と伝えられる枯山水式庭園がある大池寺。

春には面白い形のサツキツツジの刈り込みが花開いて楽しませてくれますが、秋には優美な紅葉スポットに様変わりします。

境内には様々な種類のカエデが100本以上植わっているため、長い期間紅葉を楽しむことが出来ます。

↓去年訪れた際の記事はこちら↓

 

 

メタセコイア並木

https://www.instagram.com/p/_BptMVRZ77/

  • 滋賀県高島市
  • 紅葉の見ごろ・・・11月下旬〜12月上旬

個人的に滋賀県一の紅葉スポットです。

2.4kmに及ぶ直線道路の両脇に、背の高いメタセコイアが約500本も植えられています。

真っすぐに伸びる道路も、すらーっと伸びたメタセコイアも、色鮮やかな紅葉もなにもかもが美しい最高に気持ちいいスポットです。

紅葉時期がやや遅いため、紅葉スポット巡りのラストを飾るにふさわしい場所だと思います。

↓去年訪れた際の記事はこちら↓

 

以上、滋賀県の紅葉スポットを紹介してまいりました。

ぜひ気に入った場所があったら行ってみてくださいね!

記事・・・飛田亮

 

 

トリック・オア・トリート!伝説上の妖怪・お化け植物たち10選

世間はハロウィンムード真っ只中!というわけでちょっと便乗してみました。

去年のハロウィンではカボチャでジャック・オー・ランタンを作ったりしたのですが、今年はちょっと作る暇がなさそうです。

 

pz-linkcard: Incorrect URL specification.(url=)

 

ですので今回は世界に伝わる伝説上の妖怪・お化け植物たちを紹介していきます。

やはり植物は万国共通のものなので、調べてみると植物の怪異はたくさんでてきました。

きっと皆さんが知っているものもあると思うのでぜひチェックしてみてください。

ドリュアス

f:id:GardenPorter:20161028161737j:plain

ギリシア神話に登場する木の精霊で、ニンフと呼ばれる下級女神の仲間でもあります。

普段は人前には現れませんが、ときおり美男子や少年の前に現れては誘惑し木の中に引きずり込んでしまうのだそう。

日本ではドライアドという名前でも知られ、ゲームのキャラクターとしても登場しています。

グリーンマン

f:id:GardenPorter:20161028161906j:plain

出典:https://jp.pinterest.com/ohg3/i-collect-greenmen/

ケルト神話など、イギリスに伝わる森の精霊です。

イギリス各地の森に住み、その姿はしばしば葉っぱのマスクを被った老人として描かれます。

森の中を動き回り、侵入者から守ってくれるそうです。

マンドラゴラ

f:id:GardenPorter:20161028162351j:plain

出典:Hilarious Harry Potter newborn photo shoot shows screeching baby as a Mandrake

あのハリー・ポッターにも登場していたので、最も有名なお化け植物と言えるかもしれません。

根っこが人型をしていて、地中から引っこ抜くと悲鳴を上げ、その声を聞いたものは絶命するといわれています。

実際に話のモチーフとなったナス科マンドラゴラ属のマンドレイクという植物が存在します。

アルラウネ

f:id:GardenPorter:20161028162156j:plain

出典:May 5th, 2013 – Alraune – Deities Daily

マンドラゴラの亜種とされているお化け植物です。

根が人型をしており、これを人形のように服を着せたり大事に扱うと魂が宿り、未来を予言してくれたり幸運を呼び込んでくれるといわれています。

日本では花の開いた少女の姿でゲームなどによく登場しています。

ヤ=テ=べオ

f:id:GardenPorter:20161028162533j:plain

南アメリカ〜中央アメリカに生息するとされ、太く短い幹と長いツルの様な枝で人間や大型動物を捕食します。

食人木と呼ばれ、マダガスカルにも同じような存在があると噂されました。

未確認動物UMAとしても度々話題に挙げられます。

花魄(かはく)

中国に伝わる木の精の一種です。

1つの木に3人以上が首吊り自殺すると、自殺者の魂によって誕生するという言い伝えがあります。

その姿は手のひらサイズと小さく、美女の姿をしているそうです。

また放っておくと干からびてしまうが、水をかけると元通りになるという植物譲りの特殊体質を持ち合わせています。

木霊(こだま)

f:id:GardenPorter:20161028162721j:plain

出典:http://blogs.yahoo.co.jp/yhmatyami2/25106195.html

日本に伝わる木の精で、「古事記」に登場する木の神・ククノチノカミが元になったといわれています。

木を切り倒すと祟りを起こしたり、森を守る役目をもっています。

山に叫ぶと反響する山彦もこの木霊の仕業と言い伝えられてきました。

ジブリのもののけ姫に登場したことから日本では最もポピュラーな存在かもしれません。

芭蕉精(ばしょうのせい)

f:id:GardenPorter:20161028162909j:plain

江戸時代後期の画家、鳥山石燕の妖怪画集「今昔百鬼拾遺」に描かれている妖怪です。

中国では植物のバショウに宿っている精霊が人の姿として現れるとされ、それが日本にも伝わり江戸時代には多く文献に残されています。

琉球にも芭蕉精の話があり、バショウは葉がとても大きいため何かが隠れているように見えるためでしょうか。

マタンゴ

f:id:GardenPorter:20161028162953j:plain

出典:http://www010.upp.so-net.ne.jp/tohoscope/matango.html

1963年に公開された日本の特撮ホラー映画で、そのタイトルにもなったキノコの怪物です。

そのインパクトからか、それ以降数々の漫画やゲームにキノコの姿をしたマタンゴというキャラクターが登場するようになります。

この映画はB級映画マニアからの人気が高く、今では入手困難だそう。

タンコロリン

f:id:GardenPorter:20161028163235g:plain

出典:http://www.top-page.jp/site/page/mizuki/complete_works/list/ta001/

宮城県仙台市に伝わる妖怪で、老いた柿の木の実を取らず放置しておくと現れると伝えられています。

柿の精霊の化身とされ、顔の真っ赤な大男で僧侶の様な姿をしているのだそう。

きっと柿の実を大事にしろってことなのでしょう。

水木しげるの作品にもタンコロリンが登場しています。

以上、植物に関連した妖怪やお化けたちを紹介してきました。

植物好きの皆さまに至っては、今年のハロウィンはこれらのお化けの格好をして街中を闊歩してみてはいかがでしょうか。

記事・・・飛田亮