梅雨時に発生しやすい害虫と対策まとめ!

 もうじき梅雨がやってきます。

正直ガーデニングにおいていろいろ厄介な影響を受ける季節ですが、皆さん頑張って乗り切っていきましょう。

去年、梅雨対策の記事を書きましたのでぜひ参考にしてみてください。

さて、この梅雨対策の記事の中でナメクジに対して少し言及してありますが、

今回はそれに関連して梅雨に発生しやすい害虫とその対策方法を紹介していこうと思います。

 

アブラムシ

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植物の新芽や蕾が大好物で、群がって吸汁している光景をよく目にするアブラムシ。

放っておくと植物の元気がなくなって枯れてしまったり、うどん粉病やすす病などのウイルス病の媒介になったりと何一つ良いことがないので早めの駆除が肝心です。

対策としては殺虫剤のオルトランを蒔いたり、牛乳を霧吹きでスプレーすることで呼吸が出来なくなるといわれ、効果があります。

植物が傷つかないよう粘着テープで捕殺したり、天敵のテントウムシに食べてもらってもいいでしょう。

また、キラキラするものを嫌う傾向があるので近くにアルミ箔を敷くのもいいです。

植物に含まれるアミノ酸が好物なので、肥料の窒素分を与え過ぎないというのも予防につながります。

 

ハダニ

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高温乾燥時を好んで繁殖するため梅雨明けからの被害の方が多いと思いますが、一応紹介しておきます。

とても小さなクモの様な姿をしており、主に植物の葉裏に好んで寄生し食害します。

葉の一部の食害で葉全体が枯れてしまう場合があるので注意が必要ですし、花弁を食害されると花期が短くなってしまいます。

水を嫌う性質があるので、水やりの際に葉裏にまで水がかかるよう葉水をしてあげるとハダニがつかなくなります。

アブラムシと同じく牛乳スプレーをかけるのも効果的です。

牛乳スプレーをかけた後、そのままにしておくと臭くなるので3時間後くらいに水をかけて洗い流しましょう。

 

ナメクジ・カタツムリ

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ナメクジは新葉や花びらなど、草花の柔らかい部分を食害します。

ナメクジがいるかどうか見極めるには、粘液が乾いた跡がついてキラキラと光っているのが証拠です。

ナメクジは夜行性で、昼間は鉢底やレンガ、ブロックなどの隙間に潜んでいます。

ですので日中、鉢を持ち上げて見つけ次第駆除しましょう。

もし見つからない場合は、夜間プラコップにビールと殺虫剤を混ぜて置いておくと、ナメクジたちが誘引されて勝手に落ちて溺れます。

塩をかけると退治できますが、庭に塩を蒔くのは植物に良くないのでやめましょう。

植物に影響がなさそうなところなら熱湯をかけるのも同様の効果があるといわれています。

 

ヨトウムシ

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漢字で夜盗虫と書くように、夜のうちに植物を食べてしまう夜行性の厄介な害虫です。

イモムシ状をした姿で若いうちは緑ですがだんだん黒味を帯びてきます。

雑食性なのでバラやクレマチスから野菜まで何でも食べられてしまいますが、特にアブラナ科の植物が食害に合うことが多いようです。

昼間は株元の土中に隠れている為中々探すのは難しく、夜になって出てきたところを捕殺するかオルトラン等の殺虫剤を蒔いておくのも効果的です。

米ぬかを好む傾向があるので、おびき寄せて退治するのもいいでしょう。

成虫のヨトウガが卵を産み付けないように防虫ネットを張るなどの対策も効果的です。

 

アオムシ・ケムシ

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多種多様な蝶や蛾の幼虫で、様々な植物を食害します。

主にモンシロチョウの幼虫であるアオムシは、アブラナ科の植物を好んで食し、キャベツやハクサイなどは葉脈以外残さず食べられてしまうこともあります。

ケムシは毒をもっていることが多いため、なかなか気軽に駆除できない厄介な害虫です。

小さなときならまだオルトランやスミチオンなどの殺虫剤が効きますが、大きくなってくると効果が薄まってくるので、一匹一匹捕殺していく必要が出てきます。

ケムシの場合、退治しても毛に毒をもっていることがあるので死骸にも素手で触れないよう、また風による毛の飛散等にも気を付けましょう。

 

 以上、梅雨時に気を付けたい害虫を紹介してきました。

今のうちから、梅雨のガーデニング対策を少しずつ進めていきましょうね。

 

記事・・・飛田亮

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今年こそ庭で綺麗な紅葉が見たい!モミジを美しく紅葉させるための4つのポイント

 

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 残暑も大分収まり、朝晩の冷え込みが気になる今日この頃。

季節の変わり目は風邪をひきやすいといいますし、皆さんご自愛くださいね。

さて、このぐらいの時期になると木々が赤く色づき始めている地域もあるかと思います。

紅葉が始まるとすっかり秋という感じがしてきますが、この紅く色づいていく美しさを自宅でも楽しみたいと庭にモミジを植えている方は結構いるのではないでしょうか。

しかし植えてみるとどうでしょう。

真っ赤に気持ちよく色づいてくれれば嬉しいことこの上ないのですが、家のモミジ紅葉しないのよね・・・とお悩みの方もいるかと思います。

実はモミジが鮮やかに染まるには、いくつか条件があるってご存知でしたか?

その条件さえクリアすればきっと悩みも解消されますので、今日はご自宅のモミジを紅葉させるポイントを紹介していきます。

 

 紅葉の仕組みを知ろう

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 ポイントを説明する前に、そもそもどのような仕組みでモミジが紅葉するのかということを軽く説明します。

植物の葉にはクロロフィルという緑色の色素と、カロチノイドという黄色の色素が含まれています。

クロロフィルの方が多く含まれているため葉っぱは普段緑色に見えるのですが、気温の低下に伴ってクロロフィルが分解され、カロチノイドが目立ってくるという訳です。

 黄色く色づくイチョウなどはこれで説明がつきますが、紅く色づく植物はもう一段階変化が訪れます。

気温が低下すると葉の付け根の葉柄に、「離層」というコルク質の組織が現れます。

これによって葉と茎の物質の往来は完全に遮断され、葉の中には光合成によって作られた糖分が蓄積されていきます。

この糖分が一定の条件を満たすとアントシアニンという赤い色素に変わり、紅葉するという訳です。

要はいかにして糖分をアントシアニンに変えるかというのが紅葉させるためのポイントになってくる訳なんですね。

 

モミジを美しく紅葉させるためのポイント

 ①昼夜の温度差が肝心

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 一般的にモミジは昼夜の寒暖の差が激しいと美しく紅葉するといわれています。

最低気温が8℃以下になると紅葉が始まり、5〜6℃以下になると本格的に色づいていきます。

日中の気温は20〜25℃で、夜間は5℃〜10℃に冷え込むような地域が、紅葉を楽しむのにベストな環境といえるでしょう。

夜間の気温が高いと、光合成でつくった糖分を使って活動してしまうため、色づきが悪くなります。

 

 ②空気中の湿度を保とう

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 冬に向かうにつれだんだんと空気が乾燥していきますが、乾燥は鮮やかな紅葉を邪魔する厄介な存在です。

ただでさえ乾燥に弱い性質のモミジは、空気が極端に乾燥すると葉の水分がなくなり、紅葉する前に枯れてしまう原因となります。

そのため、晴天が続くときなどは乾燥対策をするのがおすすめです。

水やりのときに葉にも水をかけてあげたり、水を貯めたバケツを近くに置くなどして乾燥から葉を守りましょう。

 

 ③日当たりの良い場所へ

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 紅い色づきの素となる糖分は光合成によってつくられるので、たくさん光合成させて糖分を多く作らせるのも紅葉させるポイントです。

日光がよくあたる日なたに植えて、たくさん糖分をつくらせましょう。

ただし強烈な西日が当たると葉焼けを起こしてしまう恐れがあるので、とくに午前中に日がよくあたる場所がベストです。

また葉が生い茂っていると日光が当たりづらいので、重なっている枝葉を剪定して日当たりを良くすることも効果的です。

 

 ④紅葉しやすい品種を選ぼう

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  モミジを大きく分類するとイロハモミジ系、ヤマモミジ系、オオモミジ系に分かれ、一言にモミジと言ってもその種類は数え切れないほどあり、中には紅葉しやすい品種・しにくい品種も存在します。

春に出る新葉が赤いノムラモミジなどの品種もあるので、これらの条件がどうしても満たせないという方はそういった品種を選ぶのも手です。

 

 以上、モミジを紅葉させるポイントを紹介してきました。

よくモミジの名所が渓流や河川の近くにある理由がわかった気がします。

これらのポイントを踏まえて、より鮮やかな紅葉が見れるよう皆さんも挑戦してみてください。

 

記事・・・飛田亮

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株分けを成功させる5つのポイント【ガーデニング初心者必見】

暑さも幾分か和らいできたかな?と感じる今日この頃。

真夏の暑さにぐったりとしていた植物たちも、日に日に元気を取り戻しつつあります。

ガーデニング意欲も湧き始めるこの時期にやっておきたい作業はいろいろありますが、今回は「株分け」について書いていきます。

春〜夏に花を咲かせた宿根草や、ハーブ類などは丁度この時期9月頃が株分けの適期です。

株分けとは名前の通り一つの株を二つ以上に分けることを言い、ガーデニング初心者でも簡単に植物を増やせる方法として知られています。

とはいっても一度植えた植物を掘り出し根っこをいじくる訳ですから、初めての方は成功するか不安で敬遠しがちな作業だと思います。

しかし株分けは植物を増やすだけではなく、弱った株が生育旺盛に若返り花つきが良くなる等の効果も期待できるのでぜひ挑戦して頂きたいところです。

そこで今回は株分けの成功率を上げるポイントをまとめましたので参考にしてみてください。

①株を分けすぎない

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株を細かく分けすぎると、株が小さくなりすぎて弱ってしまったり、生育が遅くなって花つきが悪くなることがあるので注意しましょう。

分けるときには一つの株に3〜5つ程の新芽が残るようにしてあげると株への負担も減ります。

株の大きさにもよりますが、せいぜい2〜4株ほどに分けてあげるといいでしょう。

②古い根を取り除く

先述した通り、株分けは植物を増やすためだけではなく植物の衰えを解消する更新の効果もあります。

植物に気持ちよく若返ってもらうためにも無駄なものは排除しておきたいところです。

そこで植物の根をほぐす際には根に付着した古い土をふるい落とし、カサカサになっている古い根や死んだ根を取り除いてあげましょう。

そうすると新たに植え付けた際に、株が根付きやすくなります。

③株分け後はしばらく日陰で管理する

いくら丁寧に株分けを行っても、根っこを触る訳ですから植物は少なからず弱っています。

そんな時に直射日光を浴びせてしまうのは植物にとって刺激が強すぎるため控えた方がいいです。

なので株分け後の数日間は風通しの良い日陰で管理し、ゆっくり休ませてあげましょう。

④株分け後に葉を少し剪定する

株分け直後は根っこが弱っており、また根っこ自体も少なくなっているため水分の吸い上げがあまり機能していない状態です。

そんな中地上部の葉は相変わらず蒸散作用を続けているので、葉が茂っている場合はどんどん植物内の水分が蒸散していき弱ってしまうでしょう。

そんなときは蒸散作用を抑えるために、葉茎を切りすぎない程度に剪定してあげれば解決です。

古葉や変色している葉も一緒に取り除いてあげましょう。

⑤水やりは控えめに

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上述した通り、株分け直後の根っこは土中の水分を吸い難くなっています。

それなのにジャブジャブと水を与えてしまっては根腐れを起こしてしまう恐れがあります。

ですので株分け後の水やりは控えめに、雨のあたるところは避け、表土が乾いてからたっぷりとあげるようにしてください。

また、分けた株はひと回り大きい程度の鉢に植えるようにしてください。

鉢が大きすぎると土中の水分が乾きづらく根腐れの原因になるので注意が必要です。

以上、株分けのポイントについてまとめてみました。

他にも植物の増やし方には挿し木・挿し芽、接ぎ木、種まきなどがあり、中には株分けが向いていない植物もあります。

株分け適期も植物によって違うので、一度増やしたい植物のことを調べてみることも重要です。

これらのことを踏まえ、ぜひ株分けに挑戦しみてください。

記事・・・飛田亮

強風・豪雨にご用心。ガーデニングの台風対策6つのポイント

8月〜10月にかけては一般的に台風の季節といわれていますが、今まさに日本列島には台風10号が上陸しようとしています。

台風による暴風・豪雨は毎年各地で様々な甚大な被害をもたらしているわけですが、ちゃんとした備えをしていないとえらい目に合うこともしばしば。

それはガーデニングにもいえることで、しっかりと雨風の対策をしていないと大事に育てている植物たちが被害を受けたり、自分ばかりかご近所にも迷惑をかけてトラブルに陥いることもあります。

そこで今回は、この台風の時期に知っておきたいガーデニングの台風対策をわかり易いようにまとめてみました。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

①支柱をたてる

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わりと丈夫そうに見える植物たちも、台風がもたらす暴風を前にしては茎が折れて横倒しになってしまう場合もあります。

また風の勢いでなにかが飛んできて植物に直撃!なんてこともあるので、それらを避けるためにも支柱を立てておきたいところです。

長い棒状のものを植物の脇の地面に深く突き刺して、茎と棒を紐で結んでおく。

これだけでも全然違いますので、茎が弱そうなものや背丈が大きいものなどは支柱をしておきましょう。

また、植物の葉を紐で軽くひとまとめに束ねることで風の抵抗を少しは減らすことが出来ます。

②エクステリア類を固定する

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ガーデニング好きの皆さんなら、植物と同じくらいエクステリアにもこだわりをもってお庭で使われている方も多いと思います。

ハンギングやつる植物を這わすトレリスやラティス。陶器でできた小さなうさぎや大きなオブジェ、おしゃれな照明などを飾っている方もいるでしょう。

しかし台風によって倒れてしまったり、飛んで行って壊れてしまっては大変です。

周りの植物や家の窓ガラス、ご近所にも被害を与えてしまう場合があるため台風に備えて固定しておきましょう。

ロープで丈夫そうな周りの木や柱に倒れないよう縛ったり、簡単に持ち運びできるものであれば一時家の中に避難させておくといいです。

大きくて移動が困難なものであれば、あらかじめそっと寝かせておくという手もあります。

③ベランダの鉢やハンギングを降ろしておく

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風は高いところほど強く吹き抜ける傾向があるため、高い所のベランダに置いてある鉢は飛ばされないように対策しておいたほうがいいです。

万が一落ちてしまった場合大事故に繋がる可能性もあるので、軽い鉢には重しを乗せておくなり家の中に避難させておくなりしましょう。

高い所に吊るしてあるハンギングバスケットも同じく、あらかじめ外して風の影響が少ない軒下や屋内に避難させましょう。

④土壌の排水を改善する

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台風による被害は風だけではなく、風と共に降り注ぐ強雨も植物たちに甚大な被害を与えることがあります。

排水性の悪いお庭に強い雨が長時間降り続くと、雨水がどんどん溜まりプールのような水浸しになってしまうでしょう。

すると水に浸かった植物たちが根腐れを起こしたり、病害虫が発生しやすい状態になってしまうので土壌の排水性を改善してあげる必要があります。

そのためには土壌改良や暗渠排水などの少し大掛かりな作業が必要なので、お近くの造園業者さんに頼まれるのがおすすめです。

⑤塩害に注意

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沿海部にお住まいの方はもちろん、海からだいぶ離れた場所でも気を付けなければならないのが台風による塩害です。

台風は海上で発生し太平洋を通って日本にやってくるわけですから、たくさんの塩分を巻き上げそれを雨として降らせます。

ですから塩分を含んだ雨が内陸部にも降り注ぎ、植物にダメージを与える場合があります。

塩水が植物にかかると、葉の水分が奪われて植物が枯れる場合があるでしょう。

対策としてはなるべく台風の雨に当てないことと、台風が過ぎたら真水をかけて塩分を洗い流すといいです。

⑥庭木の透かし剪定

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樹木の枝が風で折れないように、茂った樹木の枝を剪定し風通し良くすることも対策になります。

不要な枝葉を剪定し、できるだけ風を受ける表面積を減らしてあげましょう。

咲き終わった花や実も取り除いて少しでも軽くしてあげると樹木にかかる負担も少なくなります。

以上、ガーデニングにおける台風対策を紹介してみました。

これらのことを実践して、台風の季節を乗り越えていきましょう。

記事・・・飛田亮

 

【雑草対策】夏の厄介な雑草を防ぐグラウンドカバープランツ10選

お盆を過ぎてもまだまだ暑い。夏の勢いは止まりません。

雑草だってまだまだ伸びます。放っておけば伸び放題になってしまうでしょう。

今までいくつかの雑草対策記事を書いてきましたが、今回はグラウンドカバープランツに絞って紹介していきたいと思います。

グラウンドカバープランツとはその名の通り地表を覆うように成長する植物のことを言います。

草丈は低く、横へ這う様に成長するほふく型のものが多いです。

グラウンドカバープランツを植えることにより、株と株の隙間など土が露出している部分も覆ってくれるため雑草が生える隙がなくなり、雑草対策となるわけです。

今回はそんなグラウンドカバープランツの中から、とくに夏の暑さにも雑草にも負けない強い性質のものを紹介していきます。

 ヒメイワダレソウ

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出典:http://kidssmile.blog.jp/archives/65197722.html

  • 学名・・・Lippia canescens
  • 属名・・・クマツヅラ科イワダレソウ属
  • 花色・・・白、ピンク
  • 花期・・・5〜9月
  • タイプ・・・多年草

かなり強健な性質をもつグラウンドカバーで、地下茎とこぼれ種で爆発的に増えていきます。

春から夏の終わりまで可愛らしい花をたくさん咲かせ楽しませてくれますが、周りの植物を駆逐する勢いで成長していくので、大事に育てている植物の周りには植えない方がいいでしょう。

 ハツユキカズラ

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  • 学名・・・Trachelospermum asiaticum ‘Hatuyukikazura’
  • 属名・・・キョウチクトウ科テイカカズラ属
  • タイプ・・・つる性低木

グラウンドカバープランツって便利だけどなんか地味で・・・という方におすすめしたいのがハツユキカズラです。

つる性で地表を這って成長するグラウンドカバープランツでありながら、赤や白の葉色が美しいカラーリーフプランツでもあります。

秋には真っ赤な紅葉を楽しめます。

 ミント

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  • 学名・・・Mentha
  • 科名・・・シソ科
  • 花期・・・7〜8月
  • タイプ・・・耐寒性多年草

最も親しまれているハーブの1つでお菓子や料理、歯磨き粉やトニックなどに使われています。

地下茎によってみるみる成長していくので、グラウンドカバーとしても使えますが、他の植物の邪魔にならないよう気を付けなければなりません。

 タイム

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  • 学名・・・Thyme
  • 科名・・・シソ科
  • 花期・・・5〜7月
  • タイプ・・・常緑小低木

防腐剤、保存材としての効果があり、香水や口内清涼剤、歯磨き粉、石鹸などに利用されるハーブの仲間です。

香りも楽しめるグラウンドカバーですが、ミント同様暴れ放題にならないよう気を付けましょう。

 イブキジャコウソウ

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  • 学名・・・Thymus quinquecostatus
  • 属名・・・シソ科イブキジャコウソウ属
  • 花色・・・白、ピンク
  • 花期・・・5〜7月
  • タイプ・・・常緑小低木

高山に生息する山野草の一種で、這う様に成長することからグラウンドカバープランツとしても利用されています。

夏になるとピンクや白色の小さな花を一面に咲かす様は美しいです。

タイムの近縁種としてもしられ、葉は香り高くハーブとしても利用されています。

 ワイヤープランツ

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  • 学名・・・Muehlenbeckia
  • 属名・・・タデ科ミューレンベッキア属
  • 花色・・・白
  • 花期・・・5〜8月
  • タイプ・・・つる性低木

ワイヤーのような細い枝を這うように伸ばし、小さくてつやのある葉をわさっと茂らせます。

刈込みにもよく耐える強健な性質をもっているので、夏場は蒸れを防ぐために透かしてあげるといいです。

霜に当たると枯れることがありますが、根が生きていればまた新芽を出します。

 タマリュウ

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  • 学名・・・Ophiopogon japonicus
  • 属名・・・ユリ科ジャノヒゲ属
  • 花色・・・淡紫色
  • 花期・・・5〜6月
  • タイプ・・・多年草

ジャノヒゲの矮小種で、耐暑性、耐陰性、耐寒性があり、多少踏んでも枯れない強健な性質を持っています。

小さな草姿を活かしコンクリートの目地の隙間や、グラウンドカバーとしても使われています。

 ヤブラン

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  • 学名・・・Liriope platyphylla
  • 属名・・・ユリ科ヤブラン属
  • 花色・・・淡紫色
  • 花期・・・8〜10月
  • タイプ・・・多年草

草丈は20〜50cmくらいで、細長い葉が涼やかなグラウンドカバーです。

夏から秋にかけて花茎を伸ばし、淡い紫色の花を咲かせます。

斑入り種の葉も美しいです。

 セダム

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  • 学名・・・Sedum
  • 属名・・・ベンケイソウ科マンネングサ属
  • タイプ・・・多年草

マンネングサ属の総称としてセダムと呼ばれます。

多肉質でそれぞれ変わった形の葉が特徴的で、寄せ植えなどによく使われますがグラウンドカバーとしても利用できます。

日本原産のものと洋種のものがありますが、庭植えにする場合は風土になじんだ日本のものがいいでしょう。

 グレコマ

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出典:http://www.niwagatari.com/?cat=218&paged=2

  • 学名・・・Glechoma hederacea
  • 属名・・・シソ科カキドオシ属
  • 花色・・・紫
  • 花期・・・4〜5月
  • タイプ・・・多年草

横に這うように伸びていき、ツタのように伸びた茎から根を出して成長していく強健なハーブの仲間です。

丸くギザギザの入った葉と斑模様が可愛らしく、その特性からグラウンドカバーとしても使われています。

以上、雑草対策にもなるグラウンドカバープランツたちを紹介してきました。

今から植えたんじゃ間に合わないという方も、また来る来年の夏に備えて準備してみてはいかがでしょうか。

記事・・・飛田亮

 

夏季のガーデニングトラブル!猛暑が植物に及ぼす5つの悪因

ついに夏本番という感じですが皆さんはいかがお過ごしですか?

私は連日のうだるような暑さで夏バテ気味の日々を過ごしております。

きっとこの暑さに植物たちだって耐えかねているに違いない・・・。

その証拠に、朝たっぷりと水をやったはずなのに夕方になると萎れている草花も少なくはありません。

この夏の暑さがいったいどのように植物に作用するのか。

そして効果的な暑さ対策とはなんなのか。

というのを今回は改めて記事にして紹介していこうと思います。

要因を5つにまとめてみましたので、夏になると植物を枯らしてしまう・・・とお困りの方はぜひ参考にしてみてください。

1.水分の蒸発による水切れ

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いくら水をあげても、少し時間が経てば土はカラカラに乾き葉もしんなりとしてくる・・・。

そんな水切れの原因は、日光の日差しにあります。

日中のほとんどの時間太陽が燦々と照り付ける日なたに置いておけば、朝に水をたっぷりあげても夕方にはカサカサです。

ですから夏場は日陰、または午後は日光が当たらない半日陰の環境で育ててあげるのがベストです。

そして朝と夕方の2回、しっかりと水やりをすることで水切れを防ぐことができます。

暑い中大変かもしれませんが、それだけ苦労して育てればより愛着も沸くものですよね。

2.土中の水分の高温化

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一方水切れを怖がって、やたらとじゃぶじゃぶあげるのもかえって逆効果です。

夏場の水やりはタイミングが肝心で、最も太陽が照り付ける日中に水やりするのは控えましょう。

なぜなら土中の水分が太陽熱で温められ、植物の根っこにダメージを与えてしまうからです。

根っこは高温に弱く、完熟でない腐葉土を使わない方がいいと言われるのもそのためです。

ですから水やりはまだ暑さがましな朝と夕方にしましょう。

3.直射日光による葉焼け

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夏の強い日差しによる最も直接的な悪因、それは葉焼けです。

葉焼けとは、強すぎる太陽光によって葉が縮れたり変色してしまうことです。

いくら日光が好きな植物でも、炎天下に長時間置かれれば耐えきれず葉焼けを起こしてしまいます。

葉焼けを起こした葉は枯れ、植物が弱る原因になってしまうので直射日光は極力避けましょう。

また、遮光のためにと熱を吸収しやすいビニールシート等を植物に直接かけるのも、シートの熱で植物が焼けることがあるので気をつけてください。

4.むしむしとした高温多湿の環境

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この猛暑を猛暑足らしめているのは、燦々照りの日光と同じくらい厄介な湿度です。

高温多湿を嫌う植物は多く、特に高山帯の冷涼な地帯に生息する山野草などには可愛そうな環境です。

なるべくじめじめとした場所で植物を管理せず、風通しの良い涼しげな場所で育ててあげましょう。

また、台に置いたり吊り下げたり等地面からなるべく離れた場所で管理することも湿気対策になりますが、水切れを起こしやすくなるため注意が必要です。

5.雑草の繁茂による蒸れ

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夏を待っていましたといわんばかりにこの時期急激に成長する雑草たち。

抜いても抜いても出てくる為非常に厄介ですが、そのまま放置し続けると面倒なことになります。

雑草が繁茂することで風通しが悪くなり、病害虫も発生しやすく植物が弱る原因となります。

土中の養分も雑草に吸収されてしまうため、極力雑草を見つけたら抜くように心がけましょう。

また夏の暑さに強い植物を植えた場合も、成長しすぎて周りの植物の成長を阻害してしまう場合がある為適宜透かし剪定をしてあげるといいです。

以上、この時期に起こりそうなトラブルと対策をまとめてみました。

まだまだ暑さは続きますが、植物たちと共に乗り切っていきましょう。

記事・・・飛田亮

これで旅行時も心配無用!留守中のガーデニング対策7つの方法

長かった梅雨ももうじき終わりを告げ、いよいよ待ちに待った行楽シーズンがやってきます。

夏休みやお盆休みを利用して、どこか遠くに旅行に行かれる方も多いのではないでしょうか。

その間家を留守にする訳ですが、我々にはあるひとつの不安が付きまとうことでしょう。

「植物、ほったらかしで大丈夫かな?枯れたりしないかな?」

家を留守にし水やり等の管理ができないのは、やはり植物たちにとって良い状況とはいえません。

しかも酷暑が続くこの季節ですから、長期間放っておけば弱り枯れてしまう植物も多いことでしょう。

そこで今回は、留守中でもなんとか植物たちを生き延びさせる方法を思いつく限り挙げてみましたので、よければ参考にしてみてください。

①水分の蒸発を避ける

いくら日当たりを好む植物でも、満足に管理もできない状況で日なたに置かれていてはどんどん土中の水分が蒸発して水切れを起こしてしまう恐れがあります。

水切れを防ぐためにも、鉢物は日陰に移動させたり、遮光ネットをかけるなどして直射日光を極力避ける対策をしてから出かけましょう。

また、株もとの土の表面をバークチップや腐葉土で覆うマルチングも蒸発を抑制する効果があります。

②ペットボトルでつくる簡単水やり道具

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自宅で簡単に作れる水やり道具として、ペットボトルを使ったものが良く知られています。

ペットボトルの中に7〜8割水を入れ、ふたにキリで穴を空け逆さに向けて土に刺すというものです。

このときボトル内の水が日光で熱され高温にならないように、遮光が必要になってきます。

ただし2Lのペットボトルでもすぐに水がなくなるので、長期の旅行にはあまり向かないでしょう。

③毛細管現象を利用した簡単水やり装置

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続いても自宅で簡単につくれる水やり装置です。

用意するものは紐や布の切れ端と、バケツやコップなどの水を入れる容器。これだけです。

容器に水を入れ、紐の端を水に沈ませ、もう一方の紐の端を土に差し込みます。

そうすると毛細管現象により少しずつ水が与えられるという仕組みです。

長期で家を留守にする場合は、お風呂場の浴槽に水を張り、そこから紐を繋げば長い間水を与え続けることが可能です。

④保水材を使う

大宮グリーンサービス 水のお留守番 土150L分 150g

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少しコストはかかりますが、保水材を活用することで2〜3日程度なら植物の水やりの心配はなくなります。

保水材は水を大量に吸収し、少しずつ適度に放出してくれます。

土に混ぜ込むタイプや表土に置くタイプなど、様々な種類が市販されています。

⑤底面灌水式の鉢に植える

底面灌水ラクアインナーセット310型アイボリー

底面灌水ラクアインナーセット310型アイボリー

こちらも少しコストはかかりますが、一週間ほど水やりをしなくても平気なものもあります。

鉢の底に水を貯めておけるタンクがあり、植物は根から適度に水分を吸水していきます。

ただし直射日光に当てていると水がお湯状になる恐れがある為遮光が必要です。

⑥自動灌水を購入する

一番手っ取り早くかつ確実なのはこの方法でしょう。

取り付けも簡単で、電池式のものが大半なので工事も不要です。

ですが結構なお値段なのでそこだけ覚悟しなければなりません。

長期間頻繁に家を空ける方には必須の道具といえましょう。

⑦人頼み

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親戚や友人、ガーデニング好きの隣人などに頼み込んで水やりしてもらうのもいい手だと思います。

これがきっかけでガーデニング仲間が増えればそれは嬉しいことですね。

ただ、逆に人間関係のトラブルを招かないよう注意が必要です・・・。

以上、留守中のガーデニング対策を紹介してきました。

他にも留守中に役立つ様々な水やりグッズが市販されているので、この夏旅行に行かれる方はぜひチェックしてみてください。

記事・・・飛田亮

 

【雑草対策】雑草の中でも特に厄介なドクダミ、スギナを克服する5つの方法

関西は梅雨入りしたばかりですが、この時期すでにお庭に蔓延る雑草に頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。

何度抜いても抜いても生えてくる雑草・・・いい加減なんとかしたいものです。

今回は雑草の中でも特に厄介なドクダミ、スギナに焦点を当てて対策を考えてみようと思います。

 ①ドクダミ、スギナについて調べる

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そもそもなぜドクダミ、スギナが厄介なのか考えてみましょう。

恐らくそれは何度抜いても出てくる強い生命力からだと思いますが、この2つに共通するのは地下茎によって増えるということです。

地下で茎を伸ばして増えていくので、例え地上部をすべて抜いたとしても地中で茎はしぶとく生きていて、また復活してしまうのです。

これを理解したうえで対策を考えればきっとうまくいくと思いますので、敵を知ることはとても大事なことです。

以下、私が考えた克服方法を紹介していきたいと思います。

 ②人力除草

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無駄だとは知りつつ抜き続けるのも、一時的とはいえ雑草がなくなるわけですから効果的といえば効果的です。

この場合、なるべくおおもとの根っこまで抜くように心がけましょう。

しかし根っこを全て除去しようとするのは、スギナなんかは縦にも横にも数メートルに渡って地下茎が伸びているので、ほぼ不可能に近いです。

土ごとそっくりそのまま入れ替えてしまえば可能かもしれませんが、多大な労力を費やします。

しかもスギナは、土を耕す過程で地下茎が千切れるとまた復活する、要するに耕せば耕すほど増殖していくので、人力除草はあまり効率的な方法とはいえません。

 ③熱湯をかけてみる

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人間と同じように、植物に対しても大ダメージを与えるアツアツの熱湯。

かければ大抵の植物を枯らすことができますが、根っこの強いスギナやドクダミはどうでしょうか。

やはり直接かかる地上部は枯らせますが、地中深くの根までは熱湯が行き届かず、完全に根絶やしにすることはできません。

しばらくすればまた生えてきてしまいますし、周りの植物に熱湯がかかってしまう恐れがある為あまり有効な手段とはいえないでしょう。

 ④薬剤散布

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今現在、最も有効な手段とされているのが薬剤での除草です。

地上部だけではなく、根っこまで効果の及ぶ除草剤が市販されています。

よく使われているのは「ラウンドアップ」「サンフーロン」といった薬剤です。

葉っぱに塗り込むことで、地下茎や地中深くの根にまで浸透していき、枯死させることができます。

全ての株を枯らすためには全ての葉に塗り込む必要がある為少し大変ですが、塗り忘れがあっても少なからず雑草は減少していくので、繰り返せば1〜2年のうちには完全に除草できるでしょう。

もし周りに大事な植物がなく、ご近所さんの迷惑にならないようなら噴霧器や霧吹きで吹きかければより効率的になります。

少しお金はかかりますが、確かに有効な手段かと思います。

 ⑤有用植物として活用する

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そこかしこに生えてくる雑草を見ると、どうしても邪険にしてしまいますが、ちゃんと調べてみると実は生活に役立つ有用植物だったと知って驚くことがあります。

なにせ身近な雑草と人との付き合いは長く深いですから、昔の人たちは少しでも生活に役立てようと試行錯誤してきたのでしょう。

このドクダミとスギナも例に漏れず、私たちの体の中に取り込むことで様々な効果をもたらしてくれます。

よく知られているのはやはり「お茶」でしょう。

ドクダミ茶には体内の老廃物や毒素を排出させるデトックス効果があります。

ただし飲みすぎやお腹の弱い人はお腹を下してしまうことがあるので気を付けましょう。

スギナもお茶にして飲むことができ、血液をサラサラにしてくれるなどの効果で健康商品としての一面もあります。

ただし長期間大量に摂取するとビタミンB1不足になったり、ニコチンが微量に含まれているためアレルギーの方は気を付けてください。

以上、お庭に蔓延るドクダミとスギナの対処法をまとめてみました。

これを参考に、皆さんのお庭と考え方に合ったやり方でぜひ実践してみてください。

これから大変な雑草の季節、暑さに負けず乗り切っていきましょう!

記事・・・飛田亮

 

暑さ対策できてますか?お庭の植物を夏越しさせる6つのポイント

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じめじめした梅雨も厄介ですが、梅雨が明ければ酷暑の真夏日

植物たちにとって厳しい環境が続きます。

何としても真夏の暑さによるダメージを軽減して、元気に夏を越して欲しいものですが、その為には私たちが気を付けなければいけないことがいくつもあります。

そこで今回は、元気に夏越しさせるポイントをおよそ6つにまとめて紹介していこうと思います。

↓梅雨の対策は以前の記事を見て頂ければと思います。↓

 ①強い日差しを防ごう

いくら日の光を好む植物でも、真夏日の日差し、とくに午後の西日は植物たちにとって強すぎます。

植物によっては葉焼けを起こしてしまう場合もあるので、日差しの強い炎天下の真夏日には特に注意が必要です。

鉢物は日陰か半日陰に移動させて、強い日差しから守ってあげましょう。

また、寒冷紗や遮光ネットをかけてあげるのも効果的です。

その際は植物に直接かけるのではなく、上に支柱などを立ててテントのように被せてあげると、風通しも良くなり暑さが改善されます。

 ②輻射熱をカットしよう

日中の日差しの照り付けによって地面や壁面が温められるとなかなか冷めてくれず、日が沈んでからも輻射熱を放ち続けます。

特にコンクリートは温まりやすく、直射日光を避けていても地面の近くの植物にダメージを与えてしまいます。

植物にとっては日中よりも夜間に熱を感じることが苦手なので、これはなんとしても防ぎたいところ。

対策としては植物が地面や壁面に当たらないよう、棚の上や吊るすなどしてなるべく離して管理してあげます。

また、水やりの際に地面にも打ち水をしたり、壁面をすだれで覆ったり丈夫なつる性植物を這わすなどすることで輻射熱を防ぐことができます。

 ③真夏の水やり

夏の強烈な日差しは、鉢内の水分をすぐに蒸発させてしまいます。

だからといって日中、直射日光が当たっている植物に水をやると土中の水分が温められたり、茎葉に付いた水滴がレンズのようになって葉焼けを起こしてしまう可能性があり、逆に弱ってしまいます。

ですので少しでも涼しい朝や夕に水やりをしましょう。

また、蛇口をひねって一番に出てくる水は温められてお湯のようになっていることがあるので、しばらく出して冷たくなったのを確認してから水やりしましょう。

 ④鉢内の熱にご用心

真夏の鉢物の管理は、鉢の素材によってかなり左右されます。

とにかく熱を鉢内に伝えないようにするのが肝心で、プラスチック製の鉢や黒い鉢、薄い鉢は熱を通しやすいです。

どうしてもそれらの鉢を使いたい場合は、「二重鉢」にすることで温度の上昇を抑えることができます。

鉢植えをふた回り程大きい鉢に入れ、鉢と鉢の隙間に土やミズゴケを詰めると効果的です。

また、断熱効果のある発泡スチロールの容器に水抜け穴を開けてそこに鉢ごと植えたり、鉢ごとそのまま地面に埋めることで鉢内の温度の上昇を抑制できます。

 ⑤地植えにはマルチング

鉢物と同様、地植えの植物も直射日光に曝されると、株もとの土が温められて土中の温度が上昇し、根を痛めてしまう恐れがあります。

その対策として株もとの土を覆い隠すマルチングが効果的です。

冬のマルチングと違い、必ず水と空気を通すものを用います。

藁やパークチップ、専用のシートなどでマルチングするといいですが、銀色など光を反射するものだと日光の照り返しで下葉が葉焼けしてしまう恐れがあるので注意が必要です。

 ⑥夏越し用の土づくり

徹底的に夏越し対策をするならば、使う用土にも注意を払いたいものです。

夏越しするに重要な要素とは、通気性・水はけが良いということ。

なるべく粘土質や有機物を含むものを避け、軽石やパーライトなどを多く混ぜることで鉢内の環境が涼しく快適なものとなります。

普通の培養土を使う場合でも、1mm目のふるいにかけて細かい土を取り除くだけでも効果があります。

また、市販されている「山野草の土」も大きい粒の土や軽石が多く使われているのでおすすめです。

以上、植物夏越しのポイントをまとめてみました。

これを参考に、ぜひ皆さんも真夏に向けて対策をとってみてはいかがでしょうか。

記事・・・飛田亮

この顔見たら要注意!日本で猛威を振るう侵略的外来種の植物たち9種

戦後ここ数十年でグローバルな時代が到来し、園芸界でも国際交流が盛んにおこなわれ、 今ではありとあらゆる植物が簡単に見られ、手に入る時代となりました。

もともと日本になかった植物を愛でることは大変おもしろく、趣味の幅が広がります。

しかし海外から植物を持ち込むことは良いことばかりではありません。

丈夫な性質をもつ外来種がこぼれ種で増えていき、もともと日本に自生していた植物を駆逐してしまうなんてケースもよくあることです。

ただ繁殖するだけならまだしも、中には人の営みを阻害するに至るものもあり、今問題視されています。

そこで今回は日本生態学会が定めた「日本の侵略的外来種ワースト100」から日常の中で割とよく目にするものを選んで紹介していきます。

もし皆さんのお庭や近所に生えていたら注意が必要かもしれません。

 イタチハギ

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  • 学名・・・Amorpha fruticosa
  • 属名・・・マメ科イタチハギ属
  • 別名・・・クロバナエンジュ
  • 原産地・・・北アメリカ、メキシコ
  • タイプ・・・落葉低木

樹高5m程になる低木で、春から夏にかけて黒褐色をした花を穂状に咲かせます。

葉は羽状複葉で、法面の緑化や砂防として1940年以後盛んに導入されてきました。

日本の厳しい季節の変化に耐える耐暑性、耐寒性、耐乾性を備え、今では日本各地で野生化しています。

霧ヶ峰や白山などの在来植物を圧迫しており、伐採するなど対策が進められています。

 イチビ

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  • 学名・・・Abutilon avicennae
  • 属名・・・アオイ科イチビ属
  • 別名・・・キリアサ、ボウマ
  • 原産地・・・インド
  • タイプ・・・一年草

草丈は1.5m程になり、夏から秋にかけて黄色い花を咲かせます。

特有の悪臭があり、種子はとても固く丈夫で20年近くに渡って発芽能力を保持します。

日本では1905年に定着が確認され、作物繊維や飼料に混ざって全国に波及しました。

乳牛が誤って口にすると悪臭がミルクに移り、商品価値を損ねます。

 オオアレチノギク

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  • 学名・・・Conyza sumatrensis
  • 属名・・・キク科イズハハコ属
  • 原産地・・・南米
  • タイプ・・・二年草

生育期の夏になると1.5〜2m程の草丈になる、雑草扱いされる代表的な植物です。

名前の通り道端や荒れ地に根を張り、成長します。

 オオオナモミ

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  • 学名・・・Xanthium canadense Mill
  • 属名・・・キク科オナモミ属
  • 原産地・・・北アメリカ
  • タイプ・・・一年草

1929年に日本への侵入が確認された、オナモミの仲間で最も大きい種です。

日本にもともと自生していたオナモミを飲み込むように繁殖していき、結果今日本のオナモミは絶滅の危機にあるといいます。

 セイヨウタンポポ

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  • 学名・・・Taraxacum officinale
  • 属名・・・キク科タンポポ属
  • 原産地・・・ヨーロッパ
  • タイプ・・・多年生宿根草

日本固有のタンポポとの違いは、開花時に総苞片と呼ばれる萼のように見える部分が反り返るのがポイントです。

日本固有のタンポポと交雑し、いま日本にあるタンポポの8割が本種と本種の交雑種であるといわれています。

 セイタカアワダチソウ

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  • 学名・・・Solidago canadensis var. scabra
  • 属名・・・キク科アレロパシー属
  • 別名・・・代萩
  • 原産地・・・北アメリカ
  • タイプ・・・多年生宿根草

切り花用に輸入されたものが1970年ごろに大繁殖し、今では全国の空き地などに自生しています。

自信を含む周りの植物の成長を抑制するアレロパシー効果を持つため、年々勢いは減少しつつあります。

 ハルジオン

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  • 学名・・・Erigeron philadelphicus
  • 属名・・・キク科ムカシヨモギ属
  • 原産地・・・北アメリカ
  • タイプ・・・多年生宿根草

春になると白とピンクの花を咲かすキクの仲間です。

1920年代に観賞用に持ち込まれ、拡大していきました。

道端や畑に自生し、作物の生育を阻害したり従来の植物の生育を妨げています。

 ボタンウキクサ

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  • 学名・・・Pistia stratiotes
  • 属名・・・サトイモ科ボタンウキクサ属
  • 別名・・・ウォーターレタス
  • 原産地・・・南アメリカ
  • タイプ・・・水草

浮き袋状の葉を水面に浮かべて生育する水草です。

強健な性質をもち水面一面を覆い尽くすように成長し、既存の植物の生育を阻害したり、水路を塞ぐ等の被害が出ています。

 ホテイアオイ

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  • 学名・・・Eichhornia crassipes
  • 属名・・・ミズアオイ科ホテイアオイ属
  • 別名・・・ホテイソウ、ウォーターヒヤシンス
  • 原産地・・・南アメリカ
  • タイプ・・・水草

水面に浮かんで成長する水草で、夏になると青紫色の花を咲かせます。

水面一面に広がるため既存の水草の生育を阻害し、アレロパシー効果をもっています。

熱帯植物なので日本では冬に一斉に枯死することがあり、水質悪化や悪臭を引き起こします。

以上、「日本の侵略的外来種ワースト100」の中から割と身近に危険性があるものを紹介してみました。

皆さんのお庭や近所、地域に被害が出ることのないよう注意していきましょう。

記事・・・飛田亮